2006/02/21(火)00:38
人から見た自分の顔、同時に20視点から分析
花王は、上下左右に設置した20台のカメラと50台のライト(光源)により、顔を多様な光条件で、同時に20視点から撮影でき、さらに画像を光学的に定量評価できる、「多視点画像解析システム」を開発しました。他人の視線で、メイクの仕上がりや素肌の美しさの、定量評価が可能になり、今後の化粧品開発にも生かしていくという。
ファンデーションなどのメイクの仕上がりや素肌の美しさの評価は、顔正面からだけでなく色々な角度からの評価が必要。また正確な評価や化粧品用素材開発のため、見え方を光学的に定量化して解析することが求められていた。
しかしこれまでは、女性の顔を、角度を変えて観察したり、カメラの位置を変えて撮影する方法では、ストレスがかかって顔が動いたり表情が変わり、また光の条件も大きく影響して、光学的データを正確に把握することができませんでした。
この「多視点画像解析システム」によって
(1) 顔の表情を自然な状態のまま、正面だけでなく横や斜めなど他人の多くの視線で見たときの自分の顔画像が得られ、他人からメイクの仕上がりや素顔がどのように見られているかの評価
(2) 屋外・室内の様々な光条件をコントロールしながら、見る角度の違いによる肌の見え方の微妙な変化が、どのように顔全体の美しさや印象に与えるかの評価
(3) 撮影画像について、色・明度・反射・散乱などの光学的数値化や、情報の視覚化などの画像解析をし、メイクの仕上がりや素肌の美しさを定量的な評価・・・・・が可能になった。
この開発によって
花王は、2006年2月21日(火)、「ソフィーナ レイシャス」から、正面だけでなく、普段無防備になりがちな横顔・斜め顔など、180度どんな角度から見てもパーフェクトな美しさを実現するファンデーション「レイシャス パーフェクトアングルパウダー」、仕上がりをあらゆる角度から確認できる三面鏡タイプのコンパクト「レイシャス パーフェクトアングルコンパクトケース」、テカリのない美しい仕上がりが長続きする化粧下地「レイシャス フレッシュステイベース」、2種のパールの光の効果で、明るさと色相を補正し、目の下のくまやまぶたのくすみを消す、目もと用リキッドコンシーラー「レイシャス アイゾーン ブライトアップ」の新アイテムを発売する。
なだらかなつやのグラデーションを実現。鼻筋などのラインや頬の滑らかな曲線が美しく映えるように常に光を計算するので、正面顔はもちろん、横顔や斜め顔までもスキのない美しさが生まれるという。
< 「ITmedia」 より >いつもクリックありがとう
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