2006/03/10(金)18:01
L-カルニチンを購入する前に知っておきたいこんなこと!
L-Carnitine原材料名に、『L-カルニチン』と記載されていたり、『L-カルニチン』と『フマル酸塩』や『酒石酸塩』と結合させたものを、『L-カルニチン○○mg含有』と パッケージやインターネット販売サイト上などに記載されているところも少なくない。 実際には、純『L-カルニチン』は55%~70%しか含有されていないというのに・・・。
そもそも、カルニチンには、光学異性体のL体とD体とがありますが、
D-カルニチンおよび DL-カルニチンは、L-カルニチンほど効果がなく副作用があり生体内ではL-カルニチンの機能に阻害的に働きますので 天然供給源から得られるL-異性体だけが利用可能であり、生理学的に効果があるといわれています。
サプリメントには、このL体、いわゆるL-カルニチンが使用されています。
その生成過程において、
成分の安定性を保つために酒石酸塩やフマル酸塩などと結合させたものが一般的です。結合していないL-カルニチン結晶は、極めて吸湿性(潮解性)が高いという性質を有するため、錠剤やカプセルタイプへの利用は不可能だそうです。(液状製品への利用は可能)
そしてその成分割合は、製造メーカーによって異なりますが
・『L-カルニチン酒石酸塩(L-CARNITINE TARTRATE)』の場合で、
L-カルニチンが68%~70%、酒石酸塩は30%~32%、
・『L-カルニチンフマル酸塩(L-CARNITINE FUMARATE)』の場合は、
L-カルニチンが55~60%、フマル酸塩は40~45%、ということになります。
つまり、あるL-カルニチン含有サプリメントで、
"L-カルニチン200mg含有!!”と記載されていても
・原料が『L-カルニチン酒石酸塩』の場合、
純『L-カルニチン』の成分含有量が136mg~140mg
・『L-カルニチンフマル酸塩』の場合は、
純『L-カルニチン』の成分含有量が110mg~120mgになるわけです。
商品購入の際のご参考に・・・。
いつもクリックありがとう
関連日記
*精子無力症、妊娠糖尿病にLカルニチン
*アメリカの花粉症対策サプリメント
*抗酸化ビタミンが、体内の酸化ストレスを高めてしまう
*アスタキサンチンの効果を4~5倍にして食べる
*イソフラボンサプリの摂取量
*イソフラボン.ヒト臨床試験で シワや弾力の低下を予防、改善!!
☆成分別・脂肪燃焼系サプリ
携帯からも見れます
L-カルニチンカルニチン