2011/05/22(日)19:33
平行輸入パーツ
以前にもボールジョイントの事を書いたと思いますが、こんな事もありました。
新品のタイロッドボールジョイントのブーツを外した所の写真です。
左側に少しだけピンク色の餡子のように見えるのがグリスです。
これだけの量しか入っていません。
国産車の物でしたら中がグリスまみれになるくらい入っています。
これだけの量しか入っていないと2年くらいでガタが出てくると思います。
車検毎にボールジョイントの交換をした経験がある方は、多分この様なパーツをそのまま
使用していたのだと思います。
当方では写真のように、新たにグリスを詰めてから交換しております。
ウォーターポンプの事ですが。。。。。
右のインペラ(羽)の部分が鋳物製の物を時々見かけます。
これも社外のパーツですが、この鋳物製インペラが付いているウォーターポンプは、
壊れる時の前触れがなく突然に壊れてしまいます。
ステンレス製のインペラを使っているウォーターポンプは(純正もこのタイプが殆どです。)
故障が発生する時には前兆が現れ、大事に至る事が少なくて良いと思っています。
ご来店頂いたユーザー様の中には、お越し頂いて一番最初にウォーターポンプのトラブル
の前兆を指摘させて頂いたケースも多数あります。
右側のインペラ先端部分が輝いてきれいに見えるのは、シャフトベアリングが破損して
ガタが出てしまいエンジンフロントカバーに接触して削れた跡です。
こうなると、冷却水も漏れてしまいオーバーヒートするので走行する事は出来ません。
最悪の場合はエンジンのフロントカバーまで交換する事になります。
前兆さえ出てくれれば、気づいてすぐに当方へ向けて走る事も出来、途中でレッカー
サービスを呼んで大事な時間を潰す事もなくなります。
普段の音の変化には気をつけて下さい。