購入への道チンク購入への道 この車に出会ったのは10年前。 車が欲しかったが、乗りたい車が見つからなかった。 もともと日本の古い車が好きだったので、色々と探してみる。 欲しい車はあったのだが、日本の旧車はパーツを手に入れるのが困難 という現実を知り断念。 そんなとき、某車雑誌でFIAT500と遭遇。パーツもまだある。 自分でいじることができないので、そっち方面に詳しい兄に相談してみると 面倒を見てくれると言ってくれ、一緒に探してくれることになった。 地元の中古車情報誌で探すが、扱っているお店が3件くらいしかなかった。 1つのお店で1台~2台扱ってる、そんなレベル。選択肢が無さすぎる。 通販という手もあったが、実車を見ずに買うのは危険だと思い断念。 そんなこんなで数ヶ月が過ぎた。とりあえず、兄と実車を見に行くことにした。 1件目はうちの近所。2台ストックしてあったが、2台とも錆びてボロボロな うえに、なんだか事故車っぽい。金額もこの車なのに、この値段?という感じだった。 2件目はちょっと離れたところにあった。某ドイツ車専門店で、FIAT500は 1台しかない。しかし、1件目で見た車より程度は良かった。 金額は1件目より安く、更に値引きもしてくれると言ってくれた。 “乗ってみませんか?”と言われた。 ・・・当時、私は車の運転ができなかった。免許は持っていたのだが、ペーパーだった。 兄に運転してもらい、助手席に私、後部座席にお店の人が乗り、出発。 スピードメーターが動かず、ウインカーも点滅しない。ブレーキも利かない。 お店の人は“昨日はちゃんと動いてたんですけどね”と言った。 この頃購入した人達は、どのお店でもこんな話を聞かされていたらしい。 “雨が降っているからエンジンの掛かりが悪い”なんて言われた人も。 情報が無い10年前は、そんなことがまかりとおっていた。 家に帰り、兄と会議を開く。選択肢も予算もなかったので、この紺色のLの 購入を決めた。 ジャンル別一覧
人気のクチコミテーマ
|