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永井乱調で連勝ストップ ●永井、宮川、斉藤、長谷部、星野-岡島 AJの本塁打で先制し早くも勝利への期待が高まったが、先発永井は乱調で4回持たず。しかも大谷にプロ入り初となる本塁打を喫した。名だたる強打者となる大谷に対し永井は初本塁打を許した投手として記録にも記憶にも残るであろう。 打線はAJの本塁打を含む散発4安打と、ファイターズ先発のウルフの前に沈黙した。打線は水物、止むを得ない。完敗だ。 敗戦だからこそ今日は無理にでもポジィティブで行こう。 一つ目は、先発永井の後を受けた宮川の投球だ。荒削りながらも威力のある直球、きれのあるスライダー、カーブを保持している。 永井とは対照的な堂々とした風格は秀逸だ。そして何よりもストロングポイントは強靭な心であろう。捕手岡島のサインに、何度も何度も首を横に振り、納得するまで投げない姿は頑固にすら映る。 テンポが悪いとの批判もあろうが、投手としてのプライドが垣間見える。僅かに一歳だけとはいえ、年上捕手のサインを受け入れない勇気には驚きを感じさせる。まるでダルビッシュが何度も首を横に振る姿とダブって見えた。少し褒めすぎたか。 二つ目は無い。しかし、これで終わってしまっては、中途半端なポジィティブだけが残り今日の敗戦を消化することは難しい。 従って昨日の試合で強い印象を受けたシーンを付け加えたい。 それは名手藤田の素晴らしい状況判断能力だ。 1死、走者が1塁の場面でセカンド藤田へゴロが転がる。2塁から1塁へと回してダブルプレーを取りたいところだが、如何せん打球が緩い。藤田は一瞬の判断で1塁で一つのアウトを取ると、一塁走者を12塁間で挟みダブルプレーを完成させた。 打球の緩急と走者の位置を瞬時に読み取った藤田が完成させたダブルプレーであった。 彼の巧みな守備を掲げたら切りがない。柔らかなグラブ裁き、的確なポジショニング。そして状況を瞬時に察知する感性。荒木や井端のような、どことなく花のある守備とは僅かに異なる「密やかなる匠」だ。 当初、内村とのトレードに懐疑的な見方が有ったことは事実だが、結果を持って不要論を払拭してくれた。万が一でも優勝するような事が有れば、陽のMVPは勿論田中だが、陰のMVPは藤田だと誰しもが認めてくれることを願おう。 最後に、敗戦の味を薄めるには、いささか長文となったことを許して貰いたい。さて明日は困ったときのボブか。いや本心はボブで困った。聞かなかったことにして欲しい。
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Last updated
2013.07.11 00:11:06
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