○E1-D0
すみ1ながらも勝利○菊池、ラズナー、青山、片山、ラズナー-嶋 まさに負けパターンのすみ1にも関わらず再三の好守、好投で勝利した。(4回までしか見られず残念だったが、精神的にはそれで良かったかも) 菊池は1軍において存在感が全く無かったが、与えられた先発としてのチャンスをものにした。バックの再三に渡る好守に助けられたものの、5回1/3を無失点で切り抜け勝利投手となった。嬉しい誤算と言ったら菊池に失礼だが、まさにその言葉しか思いつかない。 ところでその菊池だが、ボールに指がかかった際には質の良い直球を投げる上に、スライダーも悪くない。惜しむらくは(今日見られた範囲では)ウイニングショットが見当たらない。フォークでもスプリットでもチェンジアップでもシュートでも何でも良い。右打者の外角一辺倒では心もとない。実戦で使えるもう一つの武器が有るならば、確実に投球の幅が広がる。それが無いがゆえに奪三振0に現れているのではないだろうか。今日は勝利投手となったが、プロは甘くない。コンスタントに勝てる投手になるには壁がふさがっている。今後の成長に期待しよう。 今日は菊池の好投と野手陣の好守に目が行くが、勝利の最大な要因はルナに仕事をさせなかったからではなかろうか。第一打席こそ安打を許したものの、後の3打席は凡打に討ち取った。その上2打席は三振のオマケつき。脅威の4割打者ルナが中日のストロングポイントであるが、逆に考えればウイークポイントと見た。今日はルナ封じがはまった格好だ。 話題を変えるとリリーフ陣の働きには敬意を表するばかりだ。1点差のリードが与える緊張にあがなった。一時期は不安定だったリリーフ陣の安定は不可欠だった。菊池の好投も収穫だが、リリーフ陣の好投はそれ以上の収穫だったかも知れない。 ところで8安打で1得点とは。いや、ある意味イーグルスらしさを余すこと無く発揮した結果とも言える。まあ作戦面での思慮が足りないのかも知れない。恐らく両者があいまった結果に違いない。打者に全ての責任を押し付けるのは如何なことかと思う。 長くなったが接戦をものにしたことは素直に喜ぼう。チームとしてしぶとさを身に着けつつあると信じよう。今日の青山投手一部しか見られませんでしたが、躍動感が戻ってきました。ルナから三振を奪った縦のスライダー(?)、谷繁を三振に封じた直球共に抜群の切れでした。今後の活躍にワクワク感が抑えきれませんでした。ルナ 空振り三振和田 遊飛山崎 遊飛藤井 中安堂上直 遊ゴ谷繁 空振り三振