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Jan 5, 2018
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テーマ:読書(8186)



著者は心理学博士の榎本博明さん。

この本は自己物語の心理学に基づいて書かれています。

自己物語の心理学とは、私たちの自己は物語形式をとっており、私たちのアイデンティティは物語として保存されているという立場です。

意味に目覚めた私たちは、意味なしでは生きていけない。「出来事の世界」ではなく「意味の世界」を生きているのだというのが説明の趣旨です。



“目から鱗”とはまさにこのことで、納得しっぱなしでした(笑)。

ほんでもって、いつものように備忘録です。




前向きに生きている人は、身に降りかかってくるどんな出来事にも肯定的な意味を読みとろうとする習性を身につけているようです



勉強そのもの、仕事そのもの、日々の行動そのものに、もともと意味が備わっているわけではありません。勉強でも、仕事でも、子育てでも、日々の行動にどのような意味づけをするかが問題なのです



これでいいと開き直る人は、自己嫌悪なんかしないはず。ということは、自己嫌悪は向上心のあらわれでもあるわけだ。



大切なのは、どんな出来事や状況にも、自分にとって何か肯定的な意味があるはずと信じて、肯定的な意味を見つけるクセを身につけること



みんなとうまくやるだけの人間になるより、何かができる人間になるほうが、自分なりに納得できるはず



自分の外見や性格、態度、行動が他者からどのように思われているかを想像する。クーリー(社会学者)は、そのようにしてできあがる自己像を「鏡映自己」と呼びました。

中略
そして、自己というのは、まさに鏡映自己にほかならないとまで言います。



人からよく見られたいという思いが強く、かつ人からよく見られる自信がない人ほど、対人恐怖が強いということです。

中略
人からよく見られたいという思いが強い場合も、自分は自己呈示がちゃんとできており、人によい印象を与えるほうだという自信がある人は、対人恐怖に脅かされることがありません。



市場的構え(※精神分析学者フロム談)とは、商品が市場に流通する際に、その価値が交換価値、つまり人気によって決まるように、自分の価値も人気によって決まるかのようにみなす心の傾向を指します。

中略
市場経済の世界にどっぷり浸かることによって、モノばかりではなく私たち自身の価値も、どんな能力があり、どんな人格を備えているかというそのような実質的な中身ではなく、交換価値によって、つまり人から受け入れられるかどうか、気に入られるかどうかによって決まるとみなされるようになってきました。
中略
そこに現代の生きづらさがあるといってよいでしょう。



変わりたいのに変われないという人は、変わらないことのメリットを享受しているのです



現状に甘んじ、我慢することにエネルギーを費やすか、思い切って生活を変えるのにエネルギーを費やすか。どちらが気持ちいいエネルギーの費やし方かは、一目瞭然でしょう。



「なんで」「どうして」といった感情反応を「どうしたら」という認知反応に変えるように意識する



「人生の意味」という言葉が気にならないのは、日々の生活が意味で満たされている証拠といえます。満たされた欲求は意識にのぼりません。満たされない欲求こそが、強烈に意識されることになるのです。
「人生の意味」という言葉が気になるなら、それは日々の生活に意味を感じることができていないことを暗示しています。

中略
それは、生活を変えるときが来たということです。



私たちの受け止め方のクセが、私たちの生きる現実をつくっているのです




それでは・・・・。








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Last updated  Jan 5, 2018 05:00:05 PM
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