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2008/02/03(日)18:09

見所満載!シリアの世界遺産と水車

Syria(4)

前回のシリア旅行記はこちら。 8月2日 アレッポ城で知り合ったイラク人と別れ、列車に乗って夕方にはハマという町に着いた。 ハマでは珍しいアサド大統領の写真 この町では、至る所で見かけたアレッポと違いアサド大統領の肖像写真をほとんど見かけなかった。 そのことは過去に起こった問題が絡んでいるらしい。 ハマはシリア中部にある小さな都市で、町の中心部にある水車が有名だ。 観光客に人気の大きな水車 このように、かなり大きい 木製の水車がギシギシと渋くて重みのある音を出しながら、回っていてなかなか味のある光景だった。 夜になると、水車がライトアップされ、とても幻想的でロマンチックでもあった。 レストランから、綺麗にライトアップされた水車を眺める 8月3日 この日は、ハマの安宿で知り合ったオランダ人とオーストラリア人と3人で世界遺産でもある 『クラック・デ・シュバリエ』 に行った。 シリアでは、パルミラ遺跡の方がもっと有名で人気がある。 しかし、後ほどヨルダンのペトラ遺跡に行く予定で、旅行者の情報ではパルミラよりペトラ遺跡の方が良かったという意見が多かったので、パルミラには行かずに、ハマでのんびりしようかと思っていた。 この、『クラック・デ・シュバリエ』にはオランダ人のロックに誘われて行くことにしたのだ。 ロックは早稲田に留学をしたことがあって、日本語が上手いイケメンだ。 オーストラリア人のジョディはユダヤ教徒で、この後友達がいるイスラエルに向かうと言っていた。 つまり、家系や宗教はイスラエル人ということである。 ただ、オーストラリアに移住したので国籍上はオーストラリア人で、シリアには問題なく入国出来る。 険悪なイスラエルとシリアの関係を考えたら、かなり複雑な彼女である。 そして、彼女もロックほどではないが日本語が少々話せた。 なかなか面白いメンバーでの旅となった。 シリアのミニバス ハマからはホムスという町までミニバスで、そこでミニバスを乗り換えて計1時間半ほどで『クラック・デ・シュバリエ』に着いた。 『クラック・デ・シュバリエ』の入口付近 イスラム教徒の休日でもある金曜日ということで、クラック・デ・シュバリエは観光客で賑わっていた。 彼らは欧米人、またシリア国内や周辺国から来たと思われる人が多かった。 そこで思ったこと。 シリア人女性は、かなり綺麗! 簡単に説明すると、アラブ人と白人をミックスさせた感じだ。 ダマスカスでも感じたのだが、ここに来た観光客である彼女たちはさらにファッショナブルでモデル並みに綺麗な人をたくさんみかけた。 遺跡の方も大きな城といった感じで、外観は綺麗で丘の上に建っていることもあり、遺跡の上からの眺めも最高だった。 天空の城ラピュタのモデルになったという『クラック・デ・シュバリエ』 ロックとジョディと一緒に 8月4日 次の日もロックの誘いで、違う遺跡に行くことになった。 アパミアというハマから小1時間で行けるかなりマイナーな遺跡で、ロンリープラネットには紹介されていた。 私は、それほど遺跡が好きなわけではないが、逆にロックのほうが遺跡好きで関心してしまうほど熱心だった。 ご覧の通りほぼ無人の遺跡 見応えのあったアパミア遺跡 マイナーな遺跡ではあるが、かなり良かった。 ほとんど観光客はおらず、自然に近い状態でとても素晴らしい雰囲気だった。 ハマには5泊もした。 なぜなら評判通りに小さな町ではあるが居心地がが良く、人々も優しい雰囲気で、歩いて一通りの用事が済ませられる、いわゆる『沈没地』に相応しい所だったからである。 5泊世話になったカイロホテルの格安シングルルーム 何よりも、この部屋が気に入ってしまったのだ。 元々はキッチンがあったようで、水がいつでも使えるのは便利だった。 トイレとシャワーもすぐ隣にあった。 最上階にあるので、すぐそこに屋上のフロアーがあり、そこには景色を眺めたりテーブルで食事をするスペースもあり洗濯物も干せて、ロックとジョディは屋上ドミトリーに泊まっていたのだ。 すぐ近くのジューススタンドの親子 ハマの町 ハマ随一のレストランにて。左の2人はイギリス人 宿ではイギリス人2人とも知り合いになり、彼らはこれからエジプトでアラビア語を勉強しに行くと言っていた。 よく喋る彼女はミャンマー人とのハーフで、彼はただの友達だと言っていた。 やっぱり中東を個人旅行する旅人は面白い人が多くてとても刺激的だ。 ここで知り合った彼らのおかげで、さらに素晴らしいハマでの滞在となった。 ハマで見かけたUAEの車 ~まだまだシリア編続く~

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