黄櫨染
こうろぎょい なみのそこにもみやこそうろう去年、いつき組新聞「日本の色歳時記・黄櫨染」に投句したものです。黄櫨とは強い橙色、太陽の色で、天皇以外は使えない絶対禁色だったそうです。平家の滅亡した壇ノ浦の合戦は寿永4年3月24日(1185年4月25日)「平家物語」より山鳩色の御衣にびんづら結はせ給ひて、御涙におぼれ、ちいさくうつくしき御手をあはせ、まづ東をふしをがみ、伊勢大神宮に御いとま申させ給ひ、その後、西にむかはせ給ひて、御念仏ありしかば、二位殿やがていだき奉り、「浪のしたにも都のさぶらうぞ」となぐさめたてまつて、千尋の底へぞいり給ふ。ということで平家物語では幼い安徳天皇の御衣は「山鳩色」になっておりますσ(^^)でもまあ見た人が書いたわけじゃないと思うので、私のイメージでは黄櫨染ということで。これは一応入選していたのですがあとから考えたら季語ないぢゃん!壇ノ浦の日時から、春と考えていいということでしょうか・・