秋出水
いにしえのなはきぬがわと あきでみず 大雨で鬼怒川の堤防が決壊し、大変な被害が出ていますね。明るいうちに自衛隊や消防署の活躍で危ういところを助かった人々が大勢いたのは本当に良かったですが、まだ孤立して助けを求めている人、行方不明の人たちも。無事を祈るばかりです。あの大規模な決壊から、「鬼が怒る川」という名に納得したのですが、「鬼怒川」の字は明治以降に使われだしたということ。あの辺は昔「毛野国(けぬのくに)と呼ばれていたことから毛野川、がなまったという説、穏やかな流れのようすから「絹川」「衣川」という名で呼ばれていて、それが変化したという説など、名前に関しては諸説あるようです。それにしても一旦暴れ出すとまさに鬼が怒るの名があてはまりますね。一刻も早く水が引いて、もとの穏やかな川が戻ってきますように。