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自己治癒力向上大作戦

バイタルフォース

私はバイタル・フォースです。命ある全てのものに関わっています。
私の仕事は非自己を見分けて追っ払うこと。
例えば「にこらんたん」のバイタルフォースである私は
にこらんたんの体に侵入した異物を見つけて追い出すことが仕事です。

この異物というのは、食べちゃいけないものや
何かに噛まれたり刺されたりした毒だったり、
傷口や粘膜から入ってきた微生物だったり環境の汚染物質だったりと
いわゆる「存在するモノ」のこともありますが
睡眠不足による疲労、肉体疲労などの「疲れ」だったりもします。
日々、身体の中で発生する老廃物の出し切ることが出来なかった分、
何かの拍子にできてしまったガン細胞も
「自己」にとって不要or害となる「非自己」と見なされます。

腐ったモノを食べたら下痢をする
寝不足が続いたら眠たくなる、
風邪をひいたらウィルスをやっつけるために熱が出るなどのように
モトの健康な状態にもどすために
「症状」と呼ばれるものを引き起こすのも私なんです。

こんな風に「体に不要なモノ」や
「悪影響を及ぼす環境」「疲れ」なんかは分かりやすい方で
私はにこらんたん「らしくない気持ち」に一番大きく影響されるのです。
これが一番説明がむずかしいのですが、がんばってやってみます。

人はいろんな「きもち」を感じます。
喜怒哀楽というように、喜び、怒り、悲しみ、楽しさはもちろん
恐怖や寂しさや嫉妬や後悔や屈辱感、
はたまた罪悪感や恥ずかしさなんていうややこしい感情もあります。
その感情の許容量というのは人それぞれちがっていて
やけに怒っている人、悲しんでいる人がいるわけです。
そのひとたちだってもともと怒りの許容量が少なかったり、
悲しみを受け止めておけるコップの大きさが
小さなお猪口くらいしか無かったりするわけではなくて
もう既にいっぱいいっぱいだからあふれ出てしまっているのかも知れません。



ここからは、にこらんたんの「怒り」を例にして話を進めます。
小さい頃のにこらんたんは普通のご機嫌な子どもでした。
ところが小学校から中学の時に出会った大人(先生)の理不尽な行いを見て
ぷんすか怒っているうちに、
怒りの許容量がコップの大きさかバケツほどあったかは分かりませんが、
ともかく許容量を超えてしまい
自分自身で怒りを受け止めることが全くできないために「いつも怒っている」
超不機嫌な子どもになってしまいました。

ところが集団生活の場である学校でいつもぎゃーぎゃー怒るわけにもいかず
「むかっ」と来るのはあるていど表現を控えなければなりません。
で、にこらんたんが「むかっ」を表現せずに抱え込むと
私バイタルフォースは「じんましん」「胃痙攣」の警報ベルを鳴らして
「抑圧はダメ、バイタルフォースの流れがよどんじゃう!」というのですが
抗ヒスタミン剤で蕁麻疹は消され、
何だかよく分からない注射で胃痙攣も取り除かれました。

もう「怒り」の為のバケツは満杯で、それ以上の怒りを抱え込まれると
バイタルフォースとしては水洗便所のごとく「ごーっ」と流し去りたいのですが
ながそうとするとスイッチを消されちゃうものですから困りました。

簡単にスイッチを消されるようなヤワな警報ベルではイカンと思ったので
「緑内障」という警報ベルに変更することにしました。
これは放置すれば失明する眼病です。

一錠の薬剤や注射一本で症状を消してしまえるような、簡単なものではありません。
これは一大事だということになり、学校は休んで治療に専念することになりました。
ほとんどの「怒り」は学校で感じていたので
学校に行かなくなったら日々処理できる分量の「怒り」しかありません。
抱え込んでいた分も、バケツにため込まれていた分も処分することができて
医者が「あれ?」というくらい、けろりと緑内障も治ってしまいました。

眼のために出された大量の薬は肝臓腎臓ががんばりきれなくなって減らしたにもかかわらず、
視野狭窄が始まっていたのにそれも治ってしまったのでたいそう不思議がられました。

でも、バイタルフォース的には
原因になっている感情を解放できたのだから当たり前のことなのです。
でも、当のにこらんたんがそんなことには気づいていないので
「使い込まれて更に存在感を増した怒りのバケツ」が取り残されていることは
気にかけてもらえませんでした。

だから、にこらんたんの怒りん坊が治る事はありませんでした。

ちょっとした理不尽にも反応するというパターンからはちっとも解放されていないので
あっという間に怒りがあふれ出して、そのたびに蕁麻疹や胃痙攣を繰り返しましたが、
ちょっとお利口さんになったにこらんたんは
「いやになったら家に帰る」という方法も選択できるようになり
その後は重大な病気にならずに中学を卒業することができました。

ある感情が心の中に湧き上がったら
その時にその場所でその感情をしっかり感じきってオシマイにすることが大切です。
怒りや悲しみなどの感情はそれを感じている人だけでなく
周囲の人にも気持ちのよいモノではないからか
「怒ってないよ」「悲しんでなんかいないよ」と大丈夫な振りをしがちです。
いくら表面で大丈夫なフリをしても、体やバイタルフォースは誤魔化されません。
そうしてため込まれた過剰な感情はより大きな警報ベルとなって
いつか悲鳴をあげるものです。

私バイタルフォースは自分で言うのも何ですが、曲がったことは大嫌いです。
いつもまっすぐに流れていたいのに、
日々の出来事で生じるいろんな感情が私の流れに歪みやよどみを起こすのです。
その歪みや流れを元ににもどすために「歪んでますから治します」
というメッセージとして送るのが、人が「症状」と呼ぶものです。

頭にシラミがつくのは、ため込んだ屈辱感を解放するため。
咳がいっぱい出るのは、ため込んだ悲しみを解放するため。
皮膚に湿疹がいっぱいできるのは、いっぱい「いいこ、いいこ」して欲しいから。
そんな風に心とバイタルフォースからのメッセージとして起きる「症状」も
あることを分かってもらえたら嬉しいです。

にこらんたんもずいぶんたくさんの薬を使って
バイタルフォースのメッセージを無視し続けてくれたので
「やる気」をうしなった私はあまり熱心に仕事をしなくなっていました。
ところがある日
「おい、にこらんたんはこんなに怒りや憎しみをため込んでるじゃないか!」と
ふてくされていじけている私の肩をつかんで揺さぶる者があらわれました。
「私のメッセージなんて無視されるのがオチだからいいもん」という私に
「君がしっかりしないとだれにも助けられないんだよ」
と繰り返しカツを入れてきます。
それがホメオパシーのレメディでした。

ホメオパシーのレメディはバイタルフォースの力になってくれる頼もしい味方です。
今では私もにこらんたんも以前よりうんと気が確かになったので
幸せな日々を過ごしています。




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