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自己治癒力向上大作戦

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2008年11月17日
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カテゴリ:ホメオパシー
先週はなにやら結構忙しい週でしたので、更新が滞りましたが復活です。

さてさて、RAHのフルタイムコースではコリン先生の授業があって出てきたそうなので
もう良くご存じかもしれませんが、
われわれはこの手の神秘系のレメディを習う機会が無かったので
本を頼みにするしかないわけです。
しかし、コリン先生! マテリアメディカ、長いです。
途中、前後を割愛してもえらいこと長いので、
四の五の言わずに本題に入ります。


    *    *    *    *    *    *

Gold-b. ゴールデンベリル

<背景>
ゴールデンベリルはエメラルドやアクアマリンと同じグループに属する石で、地質学的にも鉱物学的にも共通する部分が多い。硬度は7.5~8。キラキラ光る斜方晶形の結晶で、かなり大きなサイズで見つかることが多い。ベリルという名前はおそらく、ギリシャ語で「美しく輝く」を意味するberullosという語が語源であろう。確かに標本の多くはきらびやかに光り輝いている。ゴールデンベリルは、別名をヘリオドールheliodorといい、こちらの名称はギリシャ語で太陽を意味するheliosとギフトを意味するdoronが元になっている。最初の標本は1913年にナミビアで発見された。…現在の主な産地はブラジルとマダガスカルである。

<キーノート>
「地に足を付ける」レメディの筆頭にあがる物のひとつである。
そのためOak.と類似している点が多い。
個人の自由に関する感覚が促進される;
 自分自身と自分の直感に対する信頼度が増す。
喜びの無い状態、しつこく続く暗闇にいる感覚などから魂を引き上げ
 笑いと歓喜がよみがえる。
周囲の環境に対する気付きが促される;
 色も音もよりはっきりと感じ取ることができるようになるだろう。
その人の内にある男性性or女性性のより崇高な感覚が高められる。
人生の目的の強化。
何が真実で何が偽りかを認識・理解する力が強まる;
 真実と人を欺くものの区別ができるようになる。
自分に対してより正直になれる;
 自分を苦しめていたものに対して受容の姿勢をとれるようになる。

<チャクラ>
ベース、仙骨チャクラ。

<全般>
中枢神経に強い作用がある
 ;特にそれが緊張とストレスの結果現れた症状である場合
 ;不安とストレスが太陽神経叢の臓器に影響している場合
 ;肝臓、胆嚢、脾臓、膵臓。
 (Oak.は筋骨格により作用する)
低いポーテンシーで用いると、排出効果がある。
精神病の人や、精神疾患にかかっている様子を示している人の
 感覚中枢や感覚器官に作用する。
脊柱と頭蓋を癒す:脊柱や頭蓋を負傷したときに役に立つ。
 特にそれが緊張につながり、症状が消化器系や目に現れているときによい。
むち打ち。
身体的トラウマの後の麻痺。
Arn.、Nat-s.、Cic.では効果の無かった霊的エネルギーの負傷を癒すといえよう。
 ;震盪による霊的エネルギーにダメージがあり、
  精神に曇りが生じている場合。
(事故やトラウマによる霊的な影響を癒すのはEmer.やAquamarine.など他のベリルのレメディと共通する特徴である。大きな傷を負った魂が再び目覚め統合されるには、Op.が一般的に用いられる。その場合に用いたOp.で目的が果たせなかった場合にベリル系のレメディを考慮すると良いだろう。)
このレメディは脊柱から流れ出るエネルギーを
 もとのしかるべき状態に整えるのを促す作用を持っているため、
 頭蓋仙骨療法とともに用いるとなお良い。

ゴールデンベリルにはダメージを被った脳下垂体のエネルギーを癒す効果があるため、体内時計を整える作用もある。下垂体前葉と後葉の支配領域にあるホルモンのバランスを感知し、特に腎臓、肝臓、脾臓の機能に関わるホルモンバランスを整える。

目のレーザー手術を受けたときに考慮すべきレメディである。Emer.が術前の投与でレーザーの影響からの保護と、病理を少しでも軽減するために非常に多大な作用をもたらすのと同様、Gold-b.も目の手術、とりわけレーザー手術の前に重要である。このレメディには目、視覚全般の問題に非常に大きな役割を果たす:近視と遠視、乱視、白内障。

顎が、緊張、神経、感情の影響を受けているときにも良い;歯ぎしり。喉が炎症を起こして、特に化膿(扁桃周囲膿瘍)しかけているようなときに良い。

動脈硬化症や硬くなった組織の柔軟性ををよくするため、心臓と循環器系にも高い効果を示すレメディである。(低ポーテンシーのGold-b.+Calc-f.+Lumbric.のコンビネーションは動脈の強度と柔軟性を高めるためのレメディとして覚えておいて欲しい。)ガン患者の貧血治療の際にも考慮すべきレメディである。ホッフラッシュ;体中をピンや針でつついたような感覚が手足に広がっていくホットフラッシュ。非常に熱いという感覚全般。逆もある;冷えているという感覚。

消化管の問題を解決するときにも良い。腸内細菌のノゾースを補完する作用がある。腸の炎症or腸のどこかで活動過多が起きているような場合に良い。下痢or赤痢のような排便;食べたものをうまく同化できずに、貧血や免疫系統の衰えに繋がる;疝痛、大腸炎、憩室炎のような、腸の神経的な反応が強い場合。クローン病、潰瘍性大腸炎、膵炎の治療時にも良い。臆病さと自信の欠如で人生がつまらない物になっていたり、消化の問題や過敏な反応を起こす腸のために障害が起きていたりする。(Gold-b.+Carc.+Hydr.のコンビネーションは小腸や大腸の悪いエネルギーを取り除くのに良い)。

少年と男性のレメディ:男性的闘争心と女性に無視されることの間で男性としてのアイデンティティに混乱をきたしてる人、又は、少年から男性に変化する思春期に苦悶している少年。


<精神と感情の症状>
不安、緊張、臆病。不安定な自己;自分の、物事にうまく対処する能力、直感、素早く考えをまとめる能力に自信を持てない。混乱した感情:興奮、狼狽。集中困難、精神が混乱してもやがかかっているような感覚。手にしている物に気持ちを向け続けることができない。不適当であるという感覚と、正しいことは何もできないという感覚。ため込んだ涙と悲しみ。泣くことができないため、悲しみや悲嘆は長く続いている。落胆。人生の栄枯盛衰を受け入れ、自身のファイティングスピリットでよりよい結果を導けるように;創造的な選択をするよりも当座しのぎの無気力状態に陥ってゆく傾向。自信の無さと恥ずかしがり。予期不安からの疾患。示唆される状況で用いるとホメオパシー版鎮静剤にも成り得る:苦悶する魂を鎮めることができる。苦痛を抱えている患者は次のような質問をすることが多い:「私はなぜここにいるのでしょう?」「私は何をしているのでしょうか?」。惨めさと、虚無感。精神的な重圧感。脆くなった精神を守ってくれるレメディでもある;気が狂うのでは無いかと恐れている人or精神症状が最終的に老衰が進んだと診断されるのではないかと恐れている人。周囲に関する認識や感覚が全て消し去られたように、頭の中が真っ白になった感覚。(更年期のホットフラッシュが起きたときに頭が真っ白になる。)これまで生きてきた中で、人生とは暴力やトラウマの連続だという経験を積み、犠牲を払い続け、現在は全体として、自由と方向性を失っている人。いろいろな症状のきっかけになるストレスや緊張に苦しんでいる;特に徐々にではあるが、情け容赦無く進行する消化器系の症状、自信の欠如、喜びが衰退する。自分が置かれている状況に縛り付けられているような気がして、人生がいかに台無しにされているのかがわからなくなっていることも多い。患者は、まるで身体の中はにいないようだが、外側の霞がかかった中にいるようで、魂の一部が麻痺しているような気がすると言うことがある。

Gold-b.は過度に膨張したエゴから生じた問題もまたカバーできる。判断のバランスを保つための直感を決して認めず、自分の知識にあまりにも頼りすぎる人。こういった人は概して腎臓のエネルギーが低く、消化の問題も持っている;このレメディは、そういった人に秘められた別の可能性に気づかせる力がある。

<身体症状>

頭頂の頭重感。誰かが押さえているような圧痛。額、頭頂の鈍い痛みが左側に居座る。頭がぼんやりした感覚とともに、ぶんぶん言う耳鳴りがする。頭の中が広がるような感覚。頭が締め付けられる感覚。頭の中で脈打っているのを感じることがある。左目に広がる左後頭部の鋭い痛み。吐き気を伴う左側の頭痛。まるで、頭頂部から頭の右側を通って脊柱から尾骨まで渦巻きが発生したような感覚がして、バランスを失いふらふらする。誰かが頭をひねってもぎ取ろうとしているかのような感覚。額の真ん中(第三の目)が鬱血しているような感覚。頭頂がむずむずする感覚。頭皮の痒み、<左側、のちに<右側。


涙目、<右側。涙が少々濃く、粘りがあることがある;目からの粘液。遠視。近視。乱視。初期の白内障。緑内障。目の充血。瞼と眼角の炎症。両目の瞼と眼角のひりひりする痛み。眼の下の黒い隈で、腎のエネルギーが低い場合。


耳の付け根の痛み。右耳の穴を穿つような痛み。鋭敏な聴覚。


副鼻腔の鬱血;詰まった感覚、<左側。鋭敏な嗅覚。


ストレス過剰な状態の人の歯ぎしり。あごの緊張;話しにくい。食いしばりのため、かみ合わせに不都合が生じている。あごの痛み。耳の痛みがあごに広がる。


化膿しかけの喉の痛み。喉の締め付けられる感覚、<飲み込む。喉粘膜が分厚くなったような感覚、<右側。

胸部
頻脈、特に心配性な人の。心拍を意識する。呼吸困難や呼吸停止を伴う左胸部の痛み。心臓のあたりに瘤があるような感覚。アテローム性動脈硬化症;高血圧。初期の狭心症に良い影響を与える。肝臓のずきずきする痛みが右の肩胛骨に広がることからくる、速く脈打つような痛み。胸の上部からむずむずするような咳がでる。

消化器系
太陽神経叢に不安を感じる;胃(レメディを摂ると陽気な気分を伴う興奮に変わる)。腸骨窩の不快感と痛み;深い、ずきずき、押しつぶすような。回盲弁付近で音がする。クローン病、潰瘍性大腸炎、憩室炎、などの病気における腸の炎症。下痢;赤痢様の便。コリック、腸炎。消化管の悪性の病気の可能性。

女性
尿意を伴う膣左側の不快で刺すような痛み。右卵巣の痛み。

泌尿器系
腎臓周辺の痛み。高齢者の弱った膀胱と痛みのある腎臓。頻尿。透明な尿が大量に出る。心配性で腰痛がある人の腎臓と膀胱の問題;背中の緊張=頻尿。腎臓からの排出とサポートに役立つレメディである。

背部
左肋骨の下の方、脾臓と膵臓に近いあたりの背部の鋭い痛み;痛みは放射状に広がる傾向。脊柱のトラウマと怪我;むち打ち症;Arn.、Nat-s.、などとコンビネーションにして用いると良い;他の物が身体、感情レベルに作用する一方、Gold-b.はより高次の霊的エネルギーに作用する。仙骨の消耗する痛みが股関節(<右側)に広がり、一方に傾いた感じがする。仙骨部の打撲したようなずきずきする痛みが脊柱全体に広がる、<夜。ずきずきする痛みと不快感が背部全体にある。脊柱の打撲したような感覚;>身体を二つ折れにして、起きあがり、動き回る。肩の痛み。脊柱の上部に緊張。首まわりの痒み。背部と肩の痒み。

四肢
右手首と前腕の痒み。腕と手に広がるホットフラッシュ。手のひらの熱感。チクチクする感覚が腕から人差し指、中指、薬指に広がる。指のずきずきする痛み。

出典:THE NEW MATERIA MEDICA by Colin Griffith


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ふぅ…。





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Last updated  2008年11月17日 12時23分11秒
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