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2009年06月18日
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カテゴリ:クラニオ

 あの生命体の力は、コミュニケーションにあった。これは疑う余地がない。虚偽を許さない、精巧なコミュニケーション機構が、もしもあのコミューンに内在していなかったら、ケラーはたぶん卑劣さや嫉妬や、強欲など“先天的な”たくさんの人間的欠陥によって、みずからを食い尽くしてしまったことだろう。
 毎夜の<つどい>はこの生命体の基盤だった。夕方から眠るまでの時間、だれもが偽ることのできない言葉で話しあった。なにか問題が起きかけると、それはひとりでに表にあらわれ、ほとんど自動的に解決された。嫉妬とか、恨みとか、人が心にいだいている何かが、少し化膿しはじめるとしよう。<つどい>では隠すことができない。すぐに、みんながまわりに集まり、その病をなでさすり、愛して、取り去ってしまうだろう。それはちょうど病んだ細胞のまわりに白血球がむらがり、その細胞をこわすのではなく、いやしてしまうのに似ている。…


1978年に発表された、アメリカのSF作家ジョン・ヴァーリーの「残像 The Persistence of Vision」からの一節です。

途中だけ読むととってもわかりづらいので、情報を整理しますね。

この短編小説は「わたし」という主人公の一人称で書かれています。「わたし」が砂漠の真ん中にあるひとつの共同体で体験したことがこの物語の中心になっています。抜粋した上の文章中に出てくる「コミューン」と「生命体」と「ケラー」は同じモノを指していて、それが「わたし」がある期間滞在して生活を共にした「共同体」。その共同体の構成メンバーは、そこで生まれた子供たちを除き、全て盲聾者です。彼らの唯一のコミュニケーションの方法は「触れる」こと。この「触れる」ことが上の文章に出てくる「虚偽を許さない、精巧なコミュニケーション機構」なのです。

これはフィクションなので、
実際にこのようなことが起きているわけでは、もちろんありません。
でも、Dialog In The Darkを経験して感じた
暗闇で嘘はつけない
というのは、このことだったのかと思ったわけです。

「触れること」から得られる情報は
普段の「見える」状況で得るよりずっと多いということです。

昨日も「たまゆら堂」の一周年記念キャンペーンで
1日に5人のクライアントさんに触れさせて頂きました。

ちゃっちゃと成果を出さなきゃならない現代社会に
どれだけの月日、「順応したフリ」をして過ごしてきたか
ということが、素直に体に表れているような気がすることがあります。
どれだけの出来事や感情を「なかったこと」にしてきたか
ということを、正直にカラダが教えてくれることもあります。

いろんなセラピーや癒しがありますが、どこでも皆さん
「リラックスしましょう」「力を抜きましょう」と仰います。
セラピーを受ける側としては
「それができないから困ってんじゃないか(`Д´) 」
とイライラを募らせてみたり、
「リラックスできないdameな私 (´・ω・`)」
と落ち込んだりします。

ココロの緊張が体に表れている場合は
カラダだけリラックスさせようとしても難しいことが多いからです。
逆にカラダの緊張がココロの硬さを作っていることもあります。

カラダが緩んだ、
そしたらキモチがゆったりしてることにも気がついた。

キモチが楽になった、
そしたら痛かった関節が動くようになってることに気がついた。

お手当を受けて、しばらくたった頃に
そんなお便りを受け取ることが多いのがこのお手当の特徴でもあります。

「触れる」「受け止める」「待つ」というのが
クラニオの基本姿勢です。
私自身は、
もちろんクライアントさんが痛みから解放されることや
元気になることを願っていますが、
「歪みを正しい位置に戻す」ことも
「固まった関節を動かす」こともしません。
それでも「触れて、受け止めて、待つ」ことで
クライアントさんの中で「癒し」のプロセスが始まっていることは
確認できるのです。

「残像」にもあるように
人の手は傷ついた組織を癒す
白血球のような力を持っているのかもしれません。

「触れる」ことのたいせつさについて
いろいろと考えている今日この頃。





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Last updated  2009年06月18日 14時38分08秒
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