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カテゴリ:ホメオパシー
6月30日の毎日新聞に掲載されてびっくりした記事です。
http://mainichi.jp/life/health/news/20090630ddm013100152000c.html <以下、サイトから引用> あごの骨の壊死 がんや骨粗しょう症治療薬の副作用で発症する可能性… ◆あごの骨の壊死 がんや骨粗しょう症治療薬の副作用で発症する可能性。厚労省も注意を呼びかける。 ◇「骨を守る薬」が逆に 投与中の歯科治療注意 ◇口の中の違和感/歯ぐきに骨露出/歯の脱落… 問題が指摘される薬は「ビスフォスフォネート」系薬剤。発症率は高くないが、治りにくく、重症化して生活に支障の出る人もいる。厚生労働省も5月、「重篤副作用」として、対応マニュアルを策定した。 ●破骨・骨芽細胞が死滅 骨は一見、無機質なカルシウムの塊のようだが、実は骨を壊し続ける「破骨細胞」と、骨を再構成する「骨芽(こつが)細胞」という2種類の細胞活動が均衡を保ち、常に生まれ変わっている。この両細胞が死滅するのが骨の壊死(えし)。「腐骨」と呼ばれる残骸(ざんがい)が異物として体外に吐き出されたり、雑菌の温床となって化膿(かのう)する。 ビスフォスフォネートは、骨粗しょう症の飲み薬として一般的なほか、乳がんや前立腺がんなどの骨への転移を防いだり、骨髄腫などの注射薬としても広く使われる薬の総称だ。この「骨を守る薬」が逆にあごの骨を壊死させたと03年、米国で初めて報告され、3年後には報告が世界で2500人を超えた。 ●発症率、注射で1% 詳しい原因は不明で、発症率は注射で1%前後、飲み薬で0・01~0・04%とする豪州の調査もある。注射と飲み薬では骨への吸収量が約50倍違うためらしい。 歯ぐきなどに骨の一部が露出したり、腫れたり痛むといった症状が多いが、症状がない場合や「なんとなく口の中に違和感がある」程度のこともある。重症になると、上あごに大きな穴が開き、口から鼻へ水などが入ったり、歯が抜け落ちる場合もあるという。 国内初報告を行った社会保険船橋中央病院(千葉県船橋市)の高橋喜久雄副院長(歯科口腔(こうくう)外科)は05年、口の中の皮膚が破れ、上あごの骨の一部が露出した81歳の女性患者を初めて診た際、「転移がんと思って疑わず、何度も精密検査した」と話す。当時、患者は乳がんの転移を防ぐためビスフォスフォネートの注射を受けていたが、薬の副作用は想像外だったという。 米の報告例を知って他の薬に切り替えたところ、2年後に約6センチの骨片がポロリと取れて口の中は元に戻った。しかし、これは良い例で、有効な治療法はまだないのが現状だ。一定期間休薬したり、うがいや化膿止めで口の中を清潔に保って経過を見る治療が主だという。 ●糖尿病患者も要注意 不思議にも、壊死が起きるのはあごの骨だけだ。高橋医師は、もともと口の中は常在菌が多いほか、あごの骨を覆う口の中の皮膚は薄く、歯の周囲から感染が骨に及びやすいといった条件が重なるためだと推定する。 このため、ビスフォスフォネートの投与中に抜歯やインプラント、歯槽膿漏などの歯科治療を受けた人は特に注意が必要だという。抜歯後には発症率が8~9倍上がるとの調査もあり、厚労省のマニュアルでは、若年性リウマチなどでステロイド薬を併用している人や糖尿病患者も要注意とされる。予防が重要で、患者はビスフォスフォネートを使っていることを歯科医に必ず言うこと、年1、2回は歯科検診を受け、常に口の衛生状態に気をつけること--と高橋医師は説明する。 最近では、骨が壊れると成分のコラーゲンが溶け出すため、血液中のコラーゲン濃度を測って適切な休薬期間を取る予防法の研究も始まった。一方で、米国で07年、骨粗しょう症の注射薬が認可されるなど、骨への吸収力を高めた薬の開発も進んでおり、「今後より一層注意が必要になる」と高橋医師は訴える。【山田大輔】 ============== ■早期発見のポイント ・口の中の痛みがなかなか治まらない ・歯ぐきに白や灰色の硬いものが出てきた ・あごが腫れてきた ・下くちびるがしびれた感じがする ・歯がぐらついてきて、自然に抜けた →すぐに医師や歯科医に相談を ■主な予防・治療策 ・ビスフォスフォネート投与前に歯科を受診し、抜歯など必要な治療は済ませておく ・歯磨きやうがいを行い、口の中の衛生状態に気をつける ・定期的に歯科検診を受け、口の中をチェックしてもらう (骨壊死が始まっている場合) ・化膿や痛みがあれば抗菌薬で治療する ・医師に十分相談した上で可能ならビスフォスフォネートの投薬を一時休止する ・腐骨を切除する =厚生労働省マニュアルより <引用終わり> 先日の「女性のためのホメオパシー」という勉強会にいらしてくださった方には、ちょっとお話ししたのですが、骨は建物の鉄骨のように「いったん設置されたらそのまんま」なわけではなく、古くなった部分を取り崩す<破骨細胞>と、取り崩された部分を修復してまた丈夫にする<骨芽細胞>の活動で常に代謝し続けています。 建物の鉄骨のように、年月と共に仕方なく老朽化するのではなく、「新陳代謝」という生命活動によって、いつだって良い状態でいられるように、私たちの生きた骨はできているのです。 そしてこの、おっかない顎骨壊死という副作用を招く可能性のある「ビスフォスフォネート」系のお薬は、<破骨細胞>の活動を抑制して古くなった骨組織を代謝させないようにする作用を持っているため、骨粗鬆症や骨髄腫などの骨の病気に使われるのです。 【「破骨細胞」がどの程度ぶっ壊し、「骨芽細胞」がいかほどせっせと構築するか】という骨のメンテナンス作業に指令を出しているのがエストロゲンとプロゲステロンという卵巣が主に分泌しているホルモンと、甲状腺が分泌するカルシトニンというホルモン。 カラダのどのような部分でもシステムでも言えることですが、【新陳代謝 - 内分泌系】は切り離して考えられない深い関わり合いを持っているのです。カラダ、いのち、本当にうまくできてます。 そこで、最近はあまりうるさく言われなくなった「環境ホルモン」ですが、「外因性内分泌攪乱物質」というのが正式な呼び方。 ありていに言うと、 「本来ヒトの体内には無いけれど、カラダの中に取り込まれたときに内分泌系に干渉してややこしいことになりまっせ」という物質、化学物質のことを「環境ホルモン=外因性内分泌攪乱物質」というわけです。 「カラダの中でホルモン的な作用をしちゃうから気を付けようね」という話。 外から入ってきた物が「ホルモン的な作用」をしちゃうと何がマズいかというと、 ・生殖器の異常 ・生殖活動の異変 ・発達遅延 ・内分泌腺の異常 ・代謝障害(ガンなど) を起こすからなわけです。 そりゃそうです。本来、自前で用意できるし、しているものなのに、それが「かき乱される」わけですから、関係各位みな一蓮托生で異常が起きてもおかしくありません。 環境ホルモンの資料をいろいろ見てみると、どれがどんな影響を及ぼすかということがひとつひとつ書かれています。でもね、内分泌系は一カ所おかしくなったら、全体のどこに影響がでてもおかしくない、というくらい影響し合っているのです。だから、不要な物を取り込まないよう、暮らしの中で気を付けることはとっても大切。 それはそうと、フッ素を大量に含む火山灰の影響を受けた羊に下顎骨の異常が多く発生したのといい、骨を丈夫にするはずの物が骨壊死を顎骨でおこしたことといい、顎の骨って私たちにいろいろ大切なことを教えてくれる部分なのですね。口は語るためにも存在しますが、まさに骨の髄まで語るために存在してくれているのね。 ホメオパシーでは歯や骨の問題にフッ素系のレメディを使ったり、顎、特に下顎骨周辺の問題にはHecla.というフッ素を大量に含む火山灰のレメディを考慮したりします。 (この先、妄想が炸裂します。嫌いな方はスルーしてね♪) ついでなので、ちょっと話を拡げますが、医薬品にだって「内分泌攪乱」の作用を持つ物はいっぱいあります。そもそも、失礼な言い方だけれど、【代謝】に横やりを入れて症状を消す化学物質なわけですから、多くが当てはまるのかも知れません。 「環境ホルモン」で調べると、どうしても生殖腺関連への影響にフォーカスされた物ばかりが出てくるので、それ以外に影響がいかないのかというと、私はそうは思えないのです。なぜなら、生き物のカラダは部品の寄せ集めなどではないと信じているからです。 という信念に基づいてみわたして「げげっ」と思ったのが【抗ガン剤】。 「抗ガン剤」と聞くと、いかにも「ガンをやっつけてくれそう」な良さげな薬、悪者と戦ってくれそうなヒーロー的薬な気がします。ところが、どのようにその「抗ガン作用」が働いているのかというと…。 <代謝を阻害することによって、ガン細胞の増殖を食い止める> のだといいます。 もちろん、ガン細胞の代謝のみならず、健康な細胞の代謝も阻害される。だから、あれほどの副作用がもれなくついて来ちゃうわけです。 代謝が悪くなって「いらんもの」を排出できなくなる ↓ 「いらんもの」を体中にちらかしておけない ↓ 「いらんもの」を一カ所に固めてカラダ全体を救おう ↓ ガン腫のできあがり というのが、自然療法一般の捉え方なので、代謝を良くしなければガンは治らないはずなのに現代医学では逆のことをするわけです。 自分の力を信じるって、大切なんだなぁとしみじみ思います。 メルマガ版もよろしければ http://archive.mag2.com/0000288469/index.html 携帯版メルマガも始めました http://mini.mag2.com/pc/m/M0094173.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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びっくりしました。うちの母も確か骨粗しょう症の薬飲んでいるはずだから、ちょっと調べてみます。ありがとうございました。
(2009年07月02日 22時50分27秒)
rucaさん
どういたしまして^^ 多くの方が、薬と関係があるとは思わず、単なる歯周病的なものと捉えて洗口剤や念入りな歯みがきをして悪化させるそうです。 骨粗鬆症の改善としてホルモン補充療法(女性ホルモン)を行う場合もありますが、これも気を付けた方が良いでしょう。 (2009年07月03日 18時08分31秒) |