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2009年11月01日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
ダライ・ラマ法王14世の来日記念イベント
「地球の未来への対話」に行ってきました。
http://www.tibethouse.jp/dalai_lama/2009japan/tokyo_science.html

人生初の両国国技館マス席は、お相撲ではなくダライ・ラマ。



それはさておき、「仏教と科学の共鳴」というテーマで
日本の科学者4名とディスカッションをするということでしたので
ちょいと予習をしておくべ、と読んでいったのはこの2冊。

生命を捉えなおす―生きている状態とは何か (中公新書)

地球の目線 (PHP新書)


あと二人の著作もしっかり読んでいくべきだったと反省。


宗教というスピリチュアルな領域と
科学という物質的な領域が、どのように響き合うのか
とても興味津々だったのですが、
最先端の科学はすでに物質界を離れて
「関係性」に「思いを馳せる」ことで「希望を見いだす」
というような思想的な領域に踏み込んでいたようです。

それゆえ、現代医学のあり方には皆さん
相当厳しいまなざしを向けておられます。

清水博先生は「生きている」ということのみを見て
「生きていく」という事を考えないことの悲劇について
身近なエピソードを話してくださいました。

自殺しようとした人が病院に運ばれて生き延びたとき
医療機関では機能的な「生きている」ということのみを見て
その人の機能が回復したときに退院させてしまいます。
でも「死んでしまいたい」という思いがある限りその人は
「生きていく」ことに背を向けているわけですから
次に死のうとするときにはもっと賢く実行しようと決心して、
本当に死んでしまったそうです。
これでは死のうとしている人を救ったことにはなりません、と。


資本主義、物質文明、個人主義など
現代を象徴する言葉はたくさんあり、そのどれもが
「命のつながり」をないがしろにして
環境破壊、自然破壊につながったのは疑いようもない事実です。

けれども、私たちはそんな絶望的な状況の中にいるのでは決して無く
『地球』という命をはぐくむ星の希有さに気づきつつあるし、
戦いと競争に明け暮れた時代から『共存』という意識に目覚めつつあり、
破壊しつつも同時に『癒し』に向けての努力も広がりつつあります。

ただ、科学者、思想家、哲学者、自然と向き合っている農業の人が
そういったムーブメントを地道に引っ張っているのであって、
国際会議レベルになると未だに
「経済的繁栄」を重視する議論が続いているという指摘もなされました。

「ひとりひとりに教育を行き渡らせよう」という法王の意見に対して
「政府高官が次世代のことを考えられるように教育するのが先」
という意見が飛び出したりもして、なかなか刺激的でした。

セッションの最後の方で今日の登壇者、田坂広志先生が
自著の中から「病とは福音なり」ということばを紹介されました。
病を通じて、人間が、自身の在り方を深く見直し、
生活を変え、体質を改善し、意識を高めていく
「良き機会」と捉える発想です。

私にとっても30代半ばで患った経験は大きな福音となりました。
あの経験がなければ、自分のあり方について内省することも
生活を見直すことも、体質改善という発想も、意識の変容も無く
今とは全く違った私になっていたことでしょう。

地球や、社会は、今まだ「病」の中にいるのかもしれません。
でも、創造力をもつ私たち人類はそれを福音として
これまでとは違った関わり方を「自然」や「環境」に
できるようになると思えます。

人類の利益になるように自然や環境を消費する文明から
人類もその一部として「関わる」という視点は
「病」の段階を経験して初めて開けるものなのかもしれません。

「もともとこの世に物質など無く、その関係性があるのみ」
という何がなんだかわからないような理論になりつつある
『量子物理学』という分野が
これからの科学にとっても、宗教にとっても
なんだか期待が大きいようです。

法王さまは
「cosmology:宇宙学」
「psychology:心理学」
「quantam physics:量子物理学」
「brain science:脳科学」の4分野に特に期待を寄せておられるようです。

ユングの言う「集合的無意識」は仏教の「阿頼耶識」に相当するなど、
科学は2000年の積み重ねのある思想や哲学(宗教ではなく)に
おおいに学ぶところがあるとも仰っていました。

恐れ、嫉妬、欲望、競争をあおるような社会に惑わされず
平穏な暮らし、平和な心を追求する生き方を
ひとりひとりが選択できれば、世界はどんどん良くなるような気がします。

全ての宗教に共通する
慈悲、寛容、思いやりのこころに基づいて
私たちが知恵や創造力をつかうならば、
山積する問題を解決する力となるはずだというのがダライ・ラマの意見です。

そして、私たちにはその責任がある、と。





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Last updated  2009年11月01日 21時49分00秒
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