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2010年01月07日
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カテゴリ:カテゴリ未分類

 

お正月にふさわしい内容ではありませんが、

あまりのインパクトあるタイトルで、つい手にとった本です。

 

『暴走育児』

  -夫の知らない妻と子のスウィートホーム (ちくま新書)

 

実際に見聞きしたことのあるパターンばかりなので

特に新鮮な驚きは感じませんでしたが、

一挙にドドーンと提示されるとさすがに腰が抜けます。

 

あふれる育児情報、ママ向けの情報、知育情報、

その他もろもろ玉石混合の情報は

かくも人を惑わせるものなのかと、愕然としました。

 

そんなものがあったのかどうかはともかく、

古きよき時代を懐かしんでいる場合ではなく、

まずは、生まれてくる子供がどのような状況に置かれがちなのかを

「知っておく」ことは悪いことではないと思います。

 

この本には「だったらどうすればいいのか」というアドバイスも

「本来こうすべき」という正論も答えもありません。

ただひたすら、

おやおやという思いを禁じえない「子どもが置かれている環境」を

書き連ねています。

 

 

もう、子育ては一段落した人も

最中でその難しさに悩んでいる人も

なんとかやれていると感じている人も

これから子どもとの生活を始めようという人も

孫がいる人も、

誰もが知っておいて損は無いと思います。

反面教師として読む価値があると思いました。

自分の子育てが暴走していないか、していなかったか

を、検証するネタにもなります。

 

日本には子育てにまつわることわざや慣用句がいろいろあります。

 

案ずるより生むがやすし

親は無くとも子は育つ

寝る子は育つ

三つ子の魂百まで

這えば立て、立てば歩めの親心

などなど…。

 

どの言葉にも、その背景となる普遍的な心理や知恵があり、

勇気や戒めを与えてくれるもので

今も、言葉としては受け継がれていると信じたいのですが

それよりもさまざまな媒体を通じてあふれている情報のほうが

よほど強い影響力を持っているということなのでしょう。

 

私自身もいろんな情報に振り回されたり

周囲の子どもたちとの違いに大いに戸惑ったり焦ったりしました。

でも、そのつど自分に言い聞かせていたことがあります。

 

「子育て」や「育児」という言葉の主語はどうしても

「母親or親」になりますが、

その結果を引き受けなければならないのは

「育つ」主体である「子ども自身」だということ。

 

親を選ぶことのできない子どもにとって

どのように育てられたいかの注文などできようはずもありません。

 

けれど、どのように育てられようと

その「結果」は一生負わねばならないわけです。

 

そう思うと、無責任なことはできませんでした。

 

 

息子が小学校一年生のときのことです。

放課後、一緒に遊んでいても

「○○に行かなきゃならないから帰るね」と言ってさっさと帰ったり

「○時に○○だから○時になったら教えて」と

あらかじめ私に帰るべき時間を伝える子はすでに複数いました。

学習塾的なところに行くよう、親から言われているのでしょう。

中には「ホントは行きたくないんだけどね」とつぶやく子もいました。

 

本人がそれを選んでいるわけは無いでしょうから

親が選んで通わせているのでしょうが、

どの子もきっちり行くのです。

 

息子は学校の授業だけでも精一杯で

しかもあまり理解している様子では無かったので

訓練と学力のためにも行かせたほうが良いのかと

私も考えたりしました。

ところが、水を向けただけで「全力で拒否」されたので

素直に行かせる方法でもあるのだろうかと不思議になって

よそのお母さんに訊いてみたのです。

 

にこやかに返ってきた答えは

「イヤって言わさなきゃいいのよ♪」

というものでした。

 

幼稚園や学校選びとなると、

子どもがたくさんの時間をそこですごすことになるわけですから

子どもの選択だけに任せるわけには行かないと思います。

でも、この場合の「自由な時間をどう使うか」

まで親が支配して従順な子どもにする目的が良くわからなかったので、

迷いや不安をのこしつつ息子の「イヤ」を尊重する選択をしました。

 

このときの迷いや不安はその後小学校を卒業して中学生になり

本人が納得して塾に通うようになるまで続きました。

 

迷いや不安はずっとあったので、

クラスのほとんどの生徒が90点から100点というテストで

20点しか取れないと知ったときなどは

本気で悩み、ひどいことを言ったりもしました。

 

この期に及んで塾に通わせない私は親として無責任なんだろうか?

この結果を息子に押し付けることになりはしないだろうか?

 

そんな自問を繰り返し、答えを先送りにし、恐怖すら感じつつも

「今の成績は悪いけど、好奇心いっぱいな息子を信じて尊重しよう」

という気持ちもあったので、

なるべく悪く考えないようにしていたような気がします。

 

結局、塾に通うようになってからも

本人の気の向きようで乱高下する成績に一喜一憂するはめになり

さらに、

中学受験どころか高校受験まで拒否される事態に陥ったときは、

「失敗」や「負け」の文字が一瞬頭をよぎりました。

 

そんなふうに一緒にいたころは七転八転(ころびっぱなし)な

子育てだった感じですが、

手を離れてしまうと、「七転び八起き」できる人になってる不思議。

 

時には情報に振り回されもしましたが、

手っ取り早い解決策に飛びつかなかったのが良かったような気がします。

 

私たちを振り回す情報の多くは、

<恐怖心を与える→それに対する手っ取り早い解決法を売り込む>

というものです。

 

乗っかっちゃえば簡単だし、間違ってても自分のせいじゃないし、消費活動は促進されるし、多数派でいられるし、世間的にも丸く収まりそうでいいかもしれないけど、自分の心や頭で悩むのも捨てたもんじゃないな、と思った次第。

 






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Last updated  2010年01月07日 14時05分40秒
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