テーマ:DVD映画鑑賞(13597)
カテゴリ:ドラマ
主演ジェーミー・フォックスさんが、レイ・チャールズ氏に生き写しとか、 そんなにレイ・チャールズ氏を知らない私が、彼の演技を観て生き写しかどうかなんて言えない。 でも数々のメディアがここまで言うのだからそうなんでしょう。 まぁ、彼の熱演は確かに文句なく素晴らしいですが。 アカデミー主演男優賞獲得も納得です。 その他、アカデミー音響賞を含め、数々の賞を受賞した作品。 この価格でDVDが買えるなんて、コストパフォーマンス最高ですね。 私も廉価版を購入しましたが、特典映像はエクステンションバージョンと音声解説でした。 通常版(?)では、レイ・チャールズ氏の特典映像とか凄いのでしょうか? 以下はネタバレの内容となっていますので、ご注意を この作品では、レイ・チャールズ氏の生き様が忠実に描かれている事が重要だと思う。 盲目の天才ミュージシャン。ソウルの神様。といった華々しい表舞台と、 幼少期のトラウマ、貧困、人種差別、薬物中毒、女性関係に悩まされる壮絶な人生が赤裸々に描かれている。 特に薬物に手を出し、家族やスタッフを苦しめる様は悲惨。 それでも作中では音楽と仕事にはどこまでも純粋であり、真摯な姿勢が描かれている。 彼は、周囲の人間と衝突したとしても、音楽ビジネスの成功にはとてもこだわっている。 幼少時の貧困と母親の教育が影響しているのか、目は見えなくとも成功への嗅覚は鋭い。 音楽に対する姿勢はプロフェッショナルであるがゆえ、バンドやスタッフに厳しいシーンもあった。 レイ・チャールズ氏は、ずば抜けた音楽の感性を持つだけでなく、 周囲を巻き込みながら音楽ビジネスを成功させる才能があったのだろう。 様々なジャンルの音楽に取り組み、才能を開花していったのは自らそのチャンスを勝ち得たからなんだなぁと感じる。 そして何より音楽に対する絶大なる自信が凄い。 演奏を楽しみ、音楽を生み出す喜びを知ってる人だなぁと感じたね。 この作品を観てレイ・チャールズ氏と彼の音楽ってすげえよなーって思わされたね。 しかし、残念なことにレイ・チャールズ氏はこの映画完成前に他界。 今からでも彼の音楽を聴いてみようと思う。 劇場公開版では、カットされていたかもしれないが、気に入っている台詞がこれ。 「歌と演奏では文句を言わせない。誰にも侮辱させない。そこは、僕だけの世界。」 彼の強烈なまでの才能がたまらなく羨ましい。 【ストーリー】 1948年。故郷を飛び出した盲目の青年、レイ・チャールズ(ジェイミー・フォックス)は、 シアトルでミュージシャンとしての第一歩を踏み出す。 卓越した才能を持つ彼は、たちまちヒット曲を連発し、美しい妻デラ・ビー(ケリー・ワシントン)を手に入れる。 公私ともに順風満帆に見えたレイだったが、一方では麻薬に溺れ、妻への裏切りを繰り返す・・・。 長年彼が苛まれていたのは、幼い頃に弟を死なせてしまったという罪の記憶だった・・・。 2004年/アメリカ/本編152分/原題:Ray 監督:テイラー・ハックフォード 原案: テイラー・ハックフォード、ジェームズ・L・ホワイト 脚本:ジェームズ・L・ホワイト 製作:ハワード・ボールドウィン、カレン・ボールドウィン、テイラー・ハックフォード、スチュアート・ベンジャミン 製作総指揮:ウィリアム・J・アイマーマン、ジェイム・ラッカーキング 音楽:レイ・チャールズ、クレイグ・アームストロング 出演:ジェイミー・フォックス、ケリー・ワシントン、レジーナ・キング、クリフトン・ハウエル、ハリー・レニックス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 13, 2006 10:20:16 PM
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