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テーマ:海外生活(7772)
カテゴリ:米国不動産 売買の知識
私のオフィスがあるビバリーヒルズは 栄華と成功の象徴として映画、文学などの舞台として世界に名だたる。 超高級ブテイックが立ち並ぶロデオドライブは 映画プリティーウーマンで日本でもすっかりおなじみ。 観光地としてのビバリーヒルズではなく居住地としてここを見ると、 意外な事実が見えてくる。 まず人口分布。 ビバリーヒルズ住人の約60%はイラン人だと言われている。 そう中東のイラクの隣のイランである。 彼らは自分たちの事をイラニアン(イラン人)でなく ペルシャ (Persian)人と呼ばれるのを好む。 彼らの多くはアッパービバリーヒルズの数億円の家に住む。 最近就任したビバリーヒルズの市長もペルシャ (Persian)人である。 当然のことながら不動産業界でも彼らが多くの優良顧客を牛耳っている。 ビバリーヒルズハイスクールにはイラニアンの多くの高校生たちが BMWやメルセデスに乗って通学している。 尚、この高校の半数以上の学生が英語が母国語でない。国際色豊かな学校である。 人口分布上ではペルシャ (Persian)人は”白人”に部類される。 そこでビバリーヒルズの 85%は白人、アジア人 7% 混血4.5%でその他3.5%である。 この数字からだとペルシャ (Persian)人以外の白人はわずか25%。 過去10年の人口の増加は5.7%。 総面積は14.7キロ平方メートル。全て陸地である。 持ち家に住む人口の平均年間所得は$125,707、 人口の57%は賃貸に住み、彼らの平均所得は$48,179。 このことからビバリーヒルズの住人は皆お金持ちと言うわけではない。 持ち家一戸建ての平均値は$3,595,000(約4億円)。 コンドミニアムで$899.000(約一億円)と開きは大きい。 スクエアフィートあたりで一番高額なのはサンセット通り周辺。1SF(約0.027坪)あたり$1000前後である。 ヨーロッパ系の白人の若い富裕層はビバリーヒルズよりマリブやハリウッドヒルズを 好む傾向が強くなっており 最近のハリウッドセレブも同様である。 それらの不動産の価格は同等またはそれ以上になりつつある。 それでも尚、ビバリーヒルズは富の象徴として多くのアメリカ人の羨望の街である。 (写真提供:"City of Beverly hills" WEB Site) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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