●南国の動物・カメレオン他<レユニオン島・マダガスカルで見つかる動物・カメレオン、カエル、キツネザル>マダガスカルにも、レユニオン島にもいる動物、というと、すぐに思い浮かぶのが、カメレオンです。でも、レユニオン島には、カメレオンは、1種類しかいません。初めて、カメレオンを見たのは、我が家のゴミ置き場のそば。ゴミによってくる、ちいさな虫を狙ってきたようでした。バナナの葉と同じ、とても鮮やかな緑色、キモチワルイ!、不思議! マダガスカル島には、カメレオンの種類がとても豊富。世界に131種類いるカメレオンの半分は、マダガスカル出身なんだそうです。尻尾まで含めて、5センチしかないような、かわいい小さなカメレオンから、50センチはあろうかという、巨大なカメレオン(これがレユニオン島にいる、cameleon panthereという種類らしい)まで、いろんな種類のカメレオンがいます。 写真は、マダガスカルの首都、アンタナナリボから車で3時間の、アンダシベ(Andasibe)国立公園で見かけたカメレオンです。このカメレオンも、体長50センチはありそうな、大きなカメレオンでした。 ![]() キモチワルイ!と思われた方、最初は、わたしもコワイ!と思ったのですが、じっと観察していると、楽しいんです。まず、動きが、信じられないくらいのろい。そして、歩き方がユニーク。体の重心が取れていないかのように、左右に体が、ちいさくゆっくり揺れているので、バランスを崩して落ちないか、と心配になります。 カメレオンは、右の目と左の目が別々に動きます。時々、その目をくるくる動かすので、わたしたちの姿は見えているのでしょうが、頭自体が動かないので、まるで、わたしたちのことをまったく無視しているかのように、淡々と歩きます。その姿が、ひょうひょうとしていて、とてもおもしろいのです。 写真の緑のカメレオンは、オスなんだそうです。カメレオンは角(鼻の先っぽの突起)があるとオス、ないとメスだそうです。じっと見ていると、不思議なことに、カワイイとまで思えてくるので、不思議です。 夜は、カメレオンも、お休みです。 ![]() 尻尾をくるくるっと巻いて、まぶたを閉じて、じっとしています。写真の茶色いカメレオンは、自然公園の、夜の動物探しツアーで見つけた、尻尾も含めて体長15センチくらいのカメレオンですが、ツーリストのカメラのフラッシュには、ちょっと迷惑そう。 あまり、周囲の色が変わりすぎると、カメレオンにストレスがかかるので、フラッシュはほどほどにしておかないといけません。 夜の熱帯雨林の様子は不思議です。いろんな動物や昆虫が、活動しています。ちいさなカエルを見つけました。目がくるっと大きくて、まるで「なあに?」と、問いかけてきそう。やはり、見ていると、カワイイと思ってしまう自分が不思議です。 ![]() マダガスカルといえば、キツネザル。日本でも、かつて「アイアイ、アイアイ、おさるさんだよ~」という歌がはやったそうですが、アイアイもマダガスカル島で見つかる、夜行性のキツネザルです。(キツネザルは、レユニオン島にはいません) キツネザルは、世界に60種類ほどいて、そのほとんどがマダガスカル島に、生息しているとのこと。貴重な、動物なのです。 写真は、インドリ・インドリという種のキツネザル。体長60センチまで成長するそうで、白黒の模様に、尻尾がないのが特徴。檻に入れて飼育すると、死んでしまうそうで、野生を観察するしかありません。インドリ・インドリは、ほとんど地面を歩くことがなく、木の枝から枝へ飛び移って、木の実や葉を食べながら、生活をします。かわいいのか、かわいくないのか・・・(そういう問題ではないのでしょうが)。 このキツネザルを見つけるために、森の中を、朝から4時間も歩き回り、インドリ・インドリが見つかったら、まるでスターの写真を取るかのように、仏、独、英、日のツーリスト達が、カメラのシャッターを切っている。これも、はたから見たら、不思議な光景なんでしょうね。地元に住むマダガスカル人は、「そんなの、公園に行かなくても(高い入場料を払わなくても)、そのへんに、一杯いるのに」と言います。 ジャンル別一覧
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