●なんにでも効くモノ
のんきな地方のくらしの続きです。●なんにでも効くオンセン冬の夜には、楽しみがあります。父・「今晩、行ってみるか?」娘・「うん、いいね。」父・「おかあさんは、忙しゅう、しとらんのかな。おかあさん、今晩、なんかある?」母・「う~ん、別に、ないよ」行き先は・・・・、こちらでございます。蔵王温泉地元の人は、だれも「蔵王温泉」なんて呼びません。本当の名前は、「ヘルス共和国Z・蔵王温泉」なんです。「ヘルス共和国に行ってくるわ」というのも、ちょっと恥ずかしいですよね。こんなキッチュな名前だから、もちろん内装もキッチュです。そして、人気もいまいちなんです。でも、この「温泉」、うちから車で10分くらいのところ。すごく近くて、とても便利。「温泉」と名がついてはいるものの、実はお湯が出ているのではないのですが、それでも、ミネラルの含有量は全国で第三位だそうです。その効果は、動脈硬化、高血圧症、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、間接のこわばり、打ち身、くじき、冷え性・・・・・etc,etc (詳しくは、温泉紹介へ)しかも、トルマリン風呂まである。痛いときはなんにでも、効きそうな感じ。お風呂だけじゃなく、中では、中国整体、中国足マッサージ、韓国アカスリ等が、本場の方達を迎えて、安価でお願いできるので、これもまた楽しみなのです。(フランス人J氏は、ここで始めて、韓国式アカスリを体験。感想は・・・、「恥ずかしかった・・・デス。(?) 皮がむかれるかと思って、コワカッタ。でも、終わったら気持ちヨカッタデス。アカスリをしてくれたおばさんが、お土産(韓国海苔)をくれマシタ」)地元に帰ってくるたびに、広々としたお風呂に浸かるのは、楽しみなんですよ~。フランスでは、こういう楽しみはありません。昨日も夜に行ってきた帰り・・・、私・「気持ちよかったなぁ、あ、Nちゃん(義妹)も呼べばよかったね」母・「あ、思ったんだけれど、若い人は、そういうの好きじゃないかと思って・・・」( ̄□ ̄;)!!ガーン! 私は、「若い人」のうちに入ってないわけ!?●なんにでも効く、ノビル酒昨日、関空から帰ってきて、ちょっと疲れたのか、寒気がします。「なんか、寒い~」と言ったら、「ほんなら、これ、飲んどく?」と言って、出してくれたのが、ノビル酒。野の草のノビル(野蒜)を焼酎漬けにしたものなんですって。何に効くの?って聞いたら、「なんか、なんでも効くようよ」なんだか、頼りないな・・・・。本を見せてもらったら、ノビル酒は、「不眠、精神安定、強壮、強精によい」そうです。「秋から冬にかけ球根を採取し、よく水洗いする。材料をビンにいれて冷暗所で2~3ヶ月保存後に飲む。一日量は杯で一杯。朝、晩に飲む。ノビルは茎も葉も薬用になり、生食しても美味しい」(有地他監修、主婦と生活社、「クスリになる、食べもの百科」より)わたしのは風邪のひきはじめで、なんだか、効くのかよく解らない。でも、母が秋口に道端でノビルをせっせと掘り返して探してきたことを思ったら、なんとなく効きそうであるなぁ。他にも、田舎には、なんにでも効くものが沢山あって、とても頼もしいです。寒さが緩んでいますが、こういうときこそ、皆様もお風邪には気をつけて、ご自愛くださいね。