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インド洋に浮かぶフランス、レユニオン島

インド洋に浮かぶフランス、レユニオン島

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2006.02.15
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コモロ・イスラム連邦共和国って、ご存知でしょうか?

マダガスカルをはさんで、レユニオン島とは反対側のモザンビーク海峡に浮かぶ小さな三つの島からなる、小さな国です。

人口は60万人程、自給自足の農業が主体ですが、バニラ、クローブ(丁子)、シナモンなどの香料植物が、たくさん栽培されている国でもあり、

わたしのHNの由来でもあるイラン・イランが、豊かに香る島です。



 

<コモロの国旗>





このコモロ、という名前を知らなくても、あの「生きている化石、シーラカンス」が捕獲された国、といえば、なんとなく親しみがわいてくるのではないでしょうか?


このシーラカンスが地球上に現れたのは、古生代・デボン紀中期(約3億8千万年前)と言われています。

つまり、恐竜時代のことです。



そして、シーラカンスは、化石では既に多くの種類が発見されていましたが、中生代・白亜紀(約7千万年前)には絶滅してしまったものと考えられていました。

(レユニオン島が出現したのが200~300万年前、といわれていますから、どちらにしても、気が遠くなりそうなほど昔々の話です。

地球の歴史はこちらを見てね。→  「レユニオン島の自然」へ。)




 

<コモロ諸島です。

コモロ共和国の首都はモロニ>







「学術的」には、化石としてしか知られていなかったこのシーラカンス、実は、コモロでは、ずっと以前から人々の間で、その存在を知られていました。

でも、シーラカンスの肉は、本当にまずいんだそうです。ワックスのような油が多く、沢山食べるとおなかを壊すんだそうです。



そんなわけで、現地では、シーラカンスは、『使えない魚』という意味で「ゴンベッサ」と呼ばれていた、といいます。



このシーラカンスが、「学術的」に発見されたのは、1938年、南アフリカでのこと。(ラティメリア・カルムナエ(Latimeria chalumnae)という学名がつけられました。)

そして、その後、発見はコモロ諸島周辺で相次ぎ、今までに、200体以上が捕獲されているとのこと。(1997年、インドネシアでも発見されました。)




 

<マダガスカルの切手>




シーラカンスが、長い間発見されなかったのは、深度150~700mに生息する深海魚であったことが理由と考えられているそうです。

シーラカンスの仲間が、最も栄えていた時代には、そのほとんどが淡水や浅海域に住んでいた生物でした。こうした淡水域や浅海域というのは、陸上の動物のように、時代が変わるごとに環境が激変するのだそうです。

環境の変化のため、シーラカンスの時代に生きていた全生物の、実に90~95%が絶滅した、とも言われます。



そして、環境変化の比較的少ない深海域に生息してた一部の種類のみが、大量絶滅を免れ、

深海という、あまり変化のない環境の中で、進化することもなく、昔とほとんど変わらぬ姿のまま数億年を生き続けていた、と考えられています。



恐竜と共に生息した古代魚が、現代もそのままの姿で、見つかるなんて、ロマンチックではないですか!




 

<体長は二メートルまで成長するといいます。>




変わることだけが、生き延びるすべではなく、変わらないという選択もまた、生き延びるすべになる、というのは、おもしろいですね。



このシーラカンスが夢見る深海は、まだまだなぞが多く、わたしたちが知らないことで一杯です。

考えてみれば、このレユニオン島の周囲も、4000メートルの深海が横たわっているのです。

そしてその深海は、わたしたちにとって未知な世界・・・・。

本当は、わたしたちは、未知な世界に囲まれて生活しているのかもしれません。



人間は、目に見えるものだけ見て、知っている気になってしまうこともありますが、

この小さな地球場でさえ、目に見えない世界では、わたしたちは、本当に無知なんでしょうね。









さて、なんでコモロのことを考えているか、というと、

もしかしたら、旅行に行けるかもしれないんですね。

どうしよう・・・。







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Last updated  2006.02.15 15:36:29
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