カテゴリ:香港、マカオ旅行
岡山、東京、香港での滞在を終えて、レユニオン島に帰ってきました。この間、ブログをなかなか更新できなくて、なにから書き始めていいのかわからないくらいなのですが、まずは香港のことを少し書いて・・・。
今回、香港で一番楽しかったことのひとつは、中国茶との出会い。最近、姉が中国茶に惹かれるようになって、東京でも何度か中国茶を飲む機会がありました。そんなわけで香港に来た折には、ぜひ中国茶を買っていけたらなぁと思っていました。 香港島で文武廟をたずねる折に、ふらりと(ふらり、というか総勢6人のにぎやかな集団ですが)、立ち寄ったお茶屋さん。いろんな種類のお茶を入れてくださって、とても楽しい時間をすごすことができました。 中国茶は、小さなお茶碗で何杯も何杯もいただきます。お茶の入れ方は、日本茶とは違っています。 まずは、お茶椀を小さなカップに入れた湯ですすぎ、並べます。お湯ですすぐのは、お茶碗を温めるためと、汚れを落とすため。竹でできたピンセットのような道具でお茶碗をはさんで、湯にくぐらせます。 そして、急須にお茶葉をたっぷり入れます。こちらはプーアール茶。お茶碗の一つ一つが小さいので、急須も思った以上に小さいのです。お茶葉は、一度さっと湯を通してすすぎます。埃を落とす効果があります。(急須は『茶壷』と呼ばれるようです) お茶にあった温度のお湯を急須に注ぎ、ゆっくり葉を開かせます。そして必要な時間、葉を蒸します。このとき、お茶の葉の広がる、心地よい香りがふんわりと鼻をくすぐります。 中国茶のおもしろいところは、この急須(茶壷)でいれたお茶を、いちど茶海といって、小さなフランスでみるドレッシングソース入れのようなカップに入れること。これは、お茶を飲みやすい温度に下げ、濃さを均等にするためなのだそうです。 そして、最後に小さなお湯のみ(茶杯)に注ぎます。日本の日本酒をいただく杯ほどの小さなカップで、入れたお茶は一口でいただけるほど。いただききると、またすぐに注いでくださいます。プーアール茶は濃いので、一回いれたお茶葉で5,6回はおいしくいただくことができます。 中国茶は何人もの気の会うお友達と、流れる時間を忘れるくらい、おしゃべりをしながらたのしむお茶のような気がします。お茶屋さんでも、お茶のはなしを伺いながら、何杯いただいたかしら??? 最後に、お茶屋さんのお姉さんが使っていたお茶道具。手前の輪っかは、口の小さな急須にお茶葉をいれるためのもの。むこうにあるスコップのようなものは、お茶葉をすくうスプーン。となりにあるピンセットは、お茶碗をお湯にくぐらせる際につまむもの、さらに口に詰まったお茶を押すための爪楊枝のような、長い竹の棒。 「中国茶」の種類は、数百とも数千ともいわれています。発酵度合いで分けるだけでも「緑茶・白茶・黄茶・青茶・紅茶・黒茶」と6種類。お茶の特徴にあわせて、いれ方も何通りもあるそうです。 フランス人がワインやチーズを語るようにお茶を語る中国人。中国の奥の深いお茶の文化、すこしだけ、すこしだけ体験したくなってきています。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 絵のブログ、↓↓↓ まほうの絵の具箱 。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ![]() ↑をポチッとクリックして応援いただけるとうれしいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.08.06 20:09:09
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