インド洋に浮かぶフランス、レユニオン島

2021/01/29(金)16:28

◆プロバンス風野菜のファルシ Farcis provençaux

レユニオン島で食べ物(145)

青パプリカが安かったので、いろんな野菜のファルス(詰め物)を作った。 ◆プロバンス風野菜のファルシ <材料・・・4人分> ・牛肉ミンチ・・・400g ・パプリカ・・・小2個 ・トマト・・・4個 ・なす・・・(フランスの大きなナス)1個 ・たまねぎ・・・3~4個 ・にんにく・・・一かけ ・塩、こしょう・・・適量 ・プロヴァンスのハーブ・・・小さじ1 ・パセリ・・・・4~5本 ・オリーブオイル・・・大さじ5 <作り方> ・パプリカは半分にして、種とワタを途に除く。 ・トマトを半分にし、中をくりぬく。ナスも洗い、頭と尻尾をとばして、中をくりぬく。中身は捨てないで、みじん切りにしておく。 ・玉ねぎ、にんにく、パセリをみじん切りにする。 ・牛ミンチに、みじん切りにした野菜を加え、塩、こしょう、ニンニク、プロバンスのハーブを加え、しっかり混ぜる。 ・混ぜ合わせた牛ミンチ+野菜を準備しておいた野菜の中に詰め込み、オーブン皿に野菜をならべる。 ・オリーブオイルを全体に振りかける。 ・180℃のオーブンで40分焼いて、できあがり。 我が家ではご飯と一緒に食べるのが定番だが、マカロニなどのパスタ、パンでもよい。 今回は、下の息子が大好きなじゃがいもと余っていた赤パプリカをついでにいっしょに焼いた。じゃがいもの中身をくりぬいて、中に詰め物してもよい。のせたローズマリーは香りづけ。焼きあがったものを野菜の上にパラパラ振りかけてもこうばしくおいしい。 今回は使わなかったが、ズッキーニもよくファルシにする野菜だ。その場合も取り除いた中身は牛ミンチと一緒に混ぜ合わせ、詰め物に使う。トマトのファルシはポピュラーだが、トマトの酸味が苦手な子供もいる。その点、ナスやズッキーニは甘みが増すので食べやすい。こうしたナス、ズッキーニ、トマトなど、南仏フランスのプロバンス地方の野菜を使ったファルスは、プロバンス風ファルシ Farcis provancauxと呼ばれる。本格的なプロバンス風ファルシは、牛肉、豚肉などいくつかの種類のミンチを混ぜ、さらに卵、パン粉などを混ぜ合わせ、仕上げにパルメザンチーズをふりかける。 レシピで使ったプロバンス風ハーブとは、ローズマリー、タイム、マジョラム、バジル、オレガノ、セイボリーなどを混ぜて瓶に詰めた、フランスでは一般的なハーブの詰め合わせだ。 フランスの肉屋やスーパーでは、詰め物にするのにすでに下準備した牛ミンチ、豚ミンチ、羊のミンチがファルスfarce として売られている。、肉だけでは胃に重たいが、野菜をたくさん混ぜることで、肉汁と野菜から出る汁が適度に混ざりさらにおいしくなると思う。 ファルス farceとは詰め物の料理のこと。farcir ファルシ―は詰め物をする、という動詞。要するにピーマンの肉詰めとほぼ同じ要領なのだが、こちらはオーブンを使う。日本では「ファルシ」という料理として浸透しているので、ここではファルシとした。

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