■ミラノ séjours de Milan
ミラノの至る所を走っている路面電車。古いものは100年も前の車両も現役。経済都市のミラノの意外な一面。一日パスは5ユーロで、メトロも乗れる。とても便利。学生の頃には何度か行ったけれど、数えてみれば16年ぶり(!)のミラノ。凱旋門なんかあったけ? 忘れていた。でも歩いていると、なんか懐かしい土地感覚と思い出が蘇ってきます。16年前と同じアパルトマンに住んでいる友達。屋上に上ればミラノの街が一望できる。友達の作品展にて。この作品展を見に、ミラノまで行ったようなもの。とても活動的で開放的な彼女に触発されっぱなし。こういう生き方は、私にはできないだろうなーと、羨望の思いです。Milano by night. ミラノには運河が走っていて、その周辺は夜にはとても活気があふれている界隈。一日のうち、なんどもあちこちのバルにてエスプレッソを飲む。コーヒーは夜眠れなくなるので、タンポポコーヒーにしてもらう。ミラネーゼみたいに、カウンターにて立ち飲み。16年ぶりに会った友人は、相変わらずダイナミックで素敵でした。友達はイタリア人の女の子で、トウールーズの学生時代に出会いました。会わない間に、お互いに子供や家庭ができていたり、二人ともトウールーズの政治学院で勉強していたのに、どちらかというとアートの方に進んでいたり、といろんな変化がありました。どこか似ているようだけれど、全く違う。本当にまねのできない生き方をしている彼女。会うと一瞬に16年の時間を飛び越えて昔と同じように話し合える。学生時代の友達って本当にいいなと思います。特にトウールーズで出会った友達たちは、タカラモノ。あちこち連れて行ってもらい、一緒にいろんなギャラリーに行ったり、作品を作ったり、とても楽しい時間でした。行く前は、久しぶりの一人旅、大丈夫かなと不安な思いもあったのだけれど、動けばそれだで得るものもあるなーと改めて思いました。彼女と会って、実現したい夢に、またひとつ明かりがつきました。今度は16年後じゃなく、せめて数年後に会おうね!と友達と固く約束しました。