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カテゴリ:風来坊の唄
登山口付近は初夏の様相だったが、標高を上げるに従い季節は遡る。まずお目見えしたのは、初夏を代表する水芭蕉、そしてサンカヨウ。次にショウジョウバカマ、イワウチワ、カタクリと続き、雪の残るあたりでは早春の花、マンサクが霧雨に濡れていた。 時間は、水が上から下に流れるように、決して遡ることはない。この季節の山に登ると不思議な感覚に陥る。 どこかの誰かは「山は空気が薄いので登らない」と言っていたが、そうではないだろう。山の空気があまりに澄みすぎて、息が出来なくなるに違いない。多少毒気があったほうが体に良かったりしてな。 北海道の大雪山に“ナキウサギ”というのがいる。 こいつはどこかの誰かと違って、汚れた空気を吸うと肺にカビが生えて死んでしまう。 どちらが幸せか俺はわからないが、この地球上にはいろんな生物がいるってことだな。本当に面白い星だぜ、地球ってやつは。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/12/20 10:44:01 PM
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