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カテゴリ:【小説】十太夫先生お日向日記
「こんにちは、先生」
「こんにちは」 十太夫先生が千恵と歩いていると 弾左衛門配下の大幹部、虎松と会った みると10歳くらいの子供を連れている 「岩瀬十太夫先生だよ。お前も先生に勉強を教わるのだ」 「はい。先生、どうぞ宜しくお願いします」 細いがハキハキとして芯があり、そしてどこか繊細な感じの子供だった 二人と別れると 「虎が子猫を連れているようだ」 と笑った十太夫先生だったが 「でもあの子供、とても聡明そうだったな」 とも語った 「弾左衛門様のところに行くのでしょうか」 「そうだろうな。虎松さんが子供を連れ歩くなんて初めてだ 弾左衛門様に縁のある子だろうよ」 「十太夫さんに似ていますね、何となく」 「そうかね。俺ってあんな賢そうな子供だったかな」 「賢そうなところが似ているとは誰も言っていません」 「うむ。厳しいな」 「厳しいですか」 「厳しい」 その時、 「あなた。出番です」 と千恵が言った 出番というのは喧嘩 寺子屋で勉強を教えるか喧嘩を収めるか それが十太夫先生の出番だった 「おいおい。よさないかい」 「あっ、先生。いいところに」 今日は夫婦喧嘩の仲裁だった 人気blogランキングへ くる天 ブログランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/07/18 07:11:44 PM
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