soul-eye

2008/05/21(水)22:15

【無頼控え外伝】幽霊1

【セミフィクション】無頼控え外伝(20)

今日、相棒を観てきた やっと観ることができた。夕方からの回でも結構人が入っていた 相棒 相棒のテーマはどうも「幽霊」だ 特命係の二人は 国が隠した幽霊を成仏させるのが仕事のようだ 前シリーズの最終話もそうだったと思う。 (無頼控え外伝)幽霊******************** 「ありゃ、なんだ」 英雄、菅原、川中、そして朝雄と栄一の5人組は久々に街に繰り出した 繰り出した瞬間「なんだ」となるところがこの5人組だ まだ20歳前後。世間知らずもいいとこのトンチキ5人組だが 「あの酔っ払いオヤジ、さらわれるぜ」 菅原が言った 元の身なりはかなり良いと思われる初老のオヤジが通りの縁石のところに寝転びながら バカヤローバカヤローと叫んでいた 街に人は出ているが後難を怖れ誰も近寄らない 「俺と川中で見ているから、菅原、お前たち交番行って警察呼んでこいよ トラ箱に早く入れてもらおうぜ」 英雄が言った 「救急車って感じでもないしな。いくぜ朝雄、栄一」 菅原は朝雄と栄一を連れて交番に行った 菅原一人だけだと・・・交番は行き辛いのだ 「さて、と」 川中はオヤジに近寄った 「おっさんは大変だ」 などと言いながら、クルマの邪魔にならないように縁石から歩道の方に移動させた こういう時酔っ払いは危険だ。いきなり殴りかかってくる だがこのおっさん、大人しくころころ移動した 「バカヤロー、バカヤロー。田中の野郎、バカヤロー。田中のバカヤロー」 まだ早い時間だということに英雄と川中は気付いた 「カワよ。何でこんなに酔っているんだろうな」 英雄が言った 「そりゃ、自棄酒に時間は関係ないだろ」 川中が答えた 「田中って奴に苛められたんだな」 ぽつりと英雄が言った 「可哀想に。でも金持ってそうなおっさんだな」 この二人にこんな気持ちがあるとは?!作者も知らなかった 「ああ。俺もそう思った。もう少し正気だったら奢らせようと思ったんだけどな」 「やっぱり」 やっぱり 「仕方ねえ。普通に助けようぜ」 英雄がポケットからタバコを出した 「仕方ねえなあ」 とりあえず二人はタバコに火を点けた

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る