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カテゴリ:【小説】不動明王
台所に行くと菅谷の分の食事が残っていた
「母さん。ご飯をいただくよ。あとこれお小遣い」 味噌汁を温めなおしている菅谷がガキの頃からあんまり変わらないあねさんに これまた封筒を渡した 「まあた。悪いことしてきたんじゃないでしょうね」 「ばくち打ちが博打することは良いことなのか悪いことなのかわかんねえや」 「そうだねえ」 あっはははと二人は笑った 「警備会社ってのもあるじゃないか。それ一本じゃ駄目なのかねえ」 「駄目だねえ」 「佐山市まで足伸ばしたのかい」 「うん。熊組で開帳していたのに誘われてね」 「あんたを誘ったらお終いなのにね。ちゃんと負けてあげたんだよね」 「ああ。親父と母さんと俺の分だけ残して返してやったよ」 「全くおかしな子だよねえ、あんたは」 朝からトンカツのセンスもなかなかだよ、と菅谷、心で突っ込んだ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/12/29 11:55:02 AM
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