|
テーマ:最近観た映画。(38810)
カテゴリ:映画
私の父は、この主人公と世代が一緒だ。 父が中学生の頃に、土崎空襲があり、 とても怖い思いをしたと生前話していたことがある。 戦争が長引けば、父も間違いなく徴兵で連れていかれていたのかもしれない。 父の兄3人は、戦死している。
お盆になると、NHKスペシャルなどで、 当時のことをまとめたテレビが放送されるが、 息子たちはなかなか見ようとはしない。 リビングでは、どうしても雑念が入り、 そういうテレビに集中してくれないってこともある。
本当は、こうして4人家族で映画に行くことも、もうないかもしれない私達家族が チョイスする映画として相応しいのかどうかは分からないけれど、 一度でいいから息子たちに戦争について、 そして少し前に生まれた祖父達の時代のことについて、 知って欲しかった。
映画は、妹尾河童さんの自伝的小説で、 事実に基づいて書かれたものだとか。 Wikiってみると、批判的なことも書かれているが、 映画を観ると、私も少し違和感があるところがあった。
全体的には、やはり戦争をしらない世代が、 戦争を知るいい映画かもしれない。 ただ最後までお笑いの要素などは、一個もなく、 前回と言ってももう大分前の話になってしまうけど、 家族で観にいった、『ALWAYS三丁目の夕日’64』 とは、大分雰囲気が違う。
映画を観たあと、なるべく感想とか聞かないようにしているけど、 受験を控えているという理由で、 長男に感想を聞いてみた。
そうしたら見事に短くこの映画を表現した言葉が出てきて、 私の予想以上に息子は物を見る目が育っていたんだなと感じました。 その言葉が聞けただけでも、映画を観に行った甲斐がありました。
普段は受験勉強に身が入っているのかいないのか、 よく分からないような所があるのですが、 もう少し長男を信じ、応援しようという気持ちになりました。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[映画] カテゴリの最新記事
神戸大空襲のシーンが主人公H同様、不謹慎ではあるのですが、あまりの美しさについ見とれてしまいました。
(2013.08.21 12:31:07)
元気回復広場さん、コメントありがとうございます。
>神戸大空襲のシーンが主人公H同様、不謹慎ではあるのですが、あまりの美しさについ見とれてしまいました。 そうですね、あの爆弾があんな風に落下するなんて、初めて知りました。百聞一見に如かずとはこのことですね。 (2013.08.22 17:44:02) |