下弦の月

　金曜日、久しぶりにバイトが休みだった。

　仕事が終わって彼に会いに行った。

　彼も学校が終わるのが遅くって、私がゆっくり用意する時間もあって

　そろそろ彼の家に向かおうとした頃、彼からの着信

　「久しぶりにご飯でも食べにいこうか」

　彼の家の近くのＪＲの駅で待ち合わせて久々にデート☆

　外であってなんてなんだか新鮮でちょっと照れた。

　そのあと家に帰って卒業制作、頑張ったｗ

　彼が「ひとりだったらここまで頑張れてなかった」

　そうゆってくれたことがうれしかった。

　『よかった、邪魔じゃなかったんだ』

　バイトにいってくるときに

　「いってらっしゃい、気をつけて帰っておいで」

　彼の一言一言がうれしくて、仕方なかった。

　日曜日は、二人でご飯を買いにいったんだけど、

　彼の家はそこで生活してるわけじゃなくて、別宅って感じだから

　調理器具とかが一切なかった。

　私と付き合い始めてから、結構ちょっとづつ

　増やしていってたんだけど、土曜日にいっぱい買ってもらっちゃったｗ

　鍋と、フライパンと、ヤカンと、調味料入れと・・・

　すごい楽しくって、幸せで。

　「あーぁ、生活感ない部屋にしてたのにぃ・・・」とか
　
　笑いながらいいつつ、そうやって私が過ごしやすい部屋に

　つくって入ってくれてることがうれしかった。

　彼のなかで、もう私の場所が確立されてることがうれしかった。

　いつからとかじゃなくて、もう、今はきっと

　良と私は愛だろうなぁと想った。

　きっと彼もそう想ってくれてると信じてる。

　.。o○o。.★.。o○o。.☆.。o○o。.★.。o○o。.☆