夫の妊娠日記 第8号 ~喫煙者~
妻が妊娠してから、非常に気になることがあります。それは歩きタバコをする喫煙者たち。道を歩いていても、前方にタバコを吸いながら歩くバカがいると本当に苛立ちます。その煙が妊娠している妻に悪影響なんだよ、この野郎と胸ぐらをつかんでやりたくなります。私もタバコは吸っていました。でも、喫煙所で必ず吸うようにしていました。辞めてもう5年くらい。あの頃から比べると、タバコの値段もハネ上がり、金銭的負担はかなりの重さのはず。短期間にこれだけタバコの値段が上がったということは、社会的に悪だとみなされていることに気付かないんですかね?妊娠とは話が変わりますが、あの東日本大震災があった日。私の勤めている会社はビルの23階。喫煙所は1階。地震の影響でエレベーターも止まっているのにも関わらず、喫煙者たちはわざわざ階段で下まで降りていく。そこまでして吸いたいのか、と思ってしまいました。被災直後の被災地の映像でも、焚き火をしている周囲に喫煙者の姿。この映像を見た時に、残念だなと思いました。きっと、その焚き火にあたって暖を取りたい人はいっぱいいただろうに、喫煙者がいるから焚き火にあたれないという方もいたのではないでしょうか。しっかりと喫煙所で吸って、携帯灰皿を持っている喫煙者の姿を見ると、「あ、オシャレだな」と思ってしまいます。昔のように、煙をプカーッと吐き出して、吸殻を足で踏んで消すのが格好イイ時代は終わったのです。今の時代に合う喫煙のカッコよさってあると思います。私は“思いやり”をベースにした喫煙スタイルが今の時代のカッコよさだと思うのですが・・・。話は大分それてしまいましたが、喫煙者の皆さんにこれだけは言いたい。自分の欲望を満たすのは勝手にやってくれて構わないけれど、それによって迷惑を被る人がいるということをよくよくわかっていただきたい。死ぬのは勝手。ガンになるのも勝手。でも、絶対に妊婦さんや子供を巻き込まないでほしい。