世界の国からラテン通信♪

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  次なる野望は、世界一周♪

  　最高にアガる本！見つけた！この本を見てるとニンマリする。「世界一周航空券Perfect book」朝日新聞社　高橋歩氏のメッセージが載っている。「（前略）必要なのは、勇気ではなく覚悟。　決めてしまえば、すべては動き始める。　足踏みしていても、靴の底は減るぜ。」　く～～！最後の一言で即買いです☆　そう、次なる私のたくらみは「世界一周」！！！　世の中にはたくさん世界一周している人がいました。世界をめぐることはなにもめずらしくはない世界が、もうすでにあったのね。それぞれに旅のテーマがあるとは思いますが、私は「自分のラッキーポイントとアーティストの街をめぐる、踊る旅」にしたいと思います♪もちろんパートナー探しも♪しばらくプランを練るわ☆

  2006年10月22日

• ウワサのお役所仕事♪

  　毎日、書類や役所などと格闘している。今週は全部それに費やした。ひとつひとつ時間がかかるのだ・・。なんたって、一発でうまく行くことが少なく、窓口に行くと書類の不備などが指摘されたり（指示ミス）、係の人もまごまごしているし、人によって言うことが違うしで、なかなか進まない。それぞれが時間もかかるので、一日せいぜい２件まで。　大嫌いな印鑑証明も取って望んでいるのに（！）、これがウワサのお役所仕事なのか・・！と思う毎日。イライラがつのって、狂いそうだ！クラブもないし！　　こんなイライラする自分をいけない、いけないと今まで思っていたが、今はもうイライラを隠さないことにした。早口の標準語でかなりきつく聞こえるだろうけど、理不尽なものには、はっきり「それはなんのために必要なんですか？」と聞く。　先日、あるものの手続きをしたいので役所に行ったところ、どうもシステム上、今それができないらしかった。その相談で、最初担当は一人だったところ、２人、３人と増え、最後は５～６人で私そっちのけで会議。あ～でもない、こうでもない、と相談していた。一人増える度に、同じ質問をされ、同じことを伝達する・・私のプライベートはどうなるのよ？！「海外にはいつまで行くんですか？」とか、「行き先はどこ？」とか、なんでそんな個人的なことまで答えなくてはならんのだ！　でもこの光景、どこかで見たことが・・と思ったら、ラテン国でこういう状況によく会いました！なにかがあると、人が集まってそれぞれがあ～だこ～だ言い始めていた。　やっぱり九州はラテンだ、と思いながら、みんなの結論を待っていたのでした。ただし、就業時間が過ぎても相談してたのは日本人ぽい。みんな早く帰ればいいのにね。　　

  2006年10月21日

• 思い出に必要以上に執着しない

  　不動産の人と会う。家のことまで考えていると、狂いそうなので、ひとまず置いておくことにしよう。　昨日、本屋で立ち読みした言葉、「決断する時は、心と頭が一致した時」まだ、そのフィーリングはない。これもひとつのメッセージかな。　しかし、スリーインワンのセッションのあと、もしかしたら、モノに執着が減ったかも！少しだけ片付けられるようになったのだ。というか、苦にせず掃除できる時間が、ほんの少し増えた。実家のモノも、よ～く考えてみると、どうしてもとっておきたいものは、そんなにないのかも・・。今なら捨てられるような気がする（あくまでフィーリングだけど）。　結局、そのモノが大切なのではなくて、そのモノがあった時の思い出や記憶が大切で捨てられないだけなのだ。どこかで思いきらなくては。　家族の思い出は、楽しいこともつらいことも全部この家にある。でも、それは終わったこと。思い出は心の中で生きられるはず。　私のいる場所は他にある。いつかはすべてを片づけて、前進しなくっちゃ！　　最近、私がわかったこと。それは、「私が片づけないと、永遠に家は片づかない！」というシンプルな事実だった！私が散らかしてばかりなので、家が汚くなるのだ・・。こんな当たり前のことが今までわからないとは！　「ひとりでに家が片づかないかな～」と思っていたが、モノが勝手に歩いていくわけじゃないし、そんな日が来るわけない！！！出したらしまう、置いたら拾う、そんな毎日の小さな積み重ねが掃除や片づけということが、やっと理解できた。今頃なんですけど！！！

  2006年10月20日

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  日本人と家への執着

  　九州で毎日雑務に追われています。今日はMr.ロレックス氏と一日中打ち合わせ。久々に会ったロレ氏のロレックスは、全部ゴールドと思いこんでいましたが、あらためて見ると、普通のコンビでした・・人間の思いこみってすごいわ！　ありえないほどやることが多くて、私にこの先、本当に幸せは来るのか・・・？と思います。昨日はめずらしく眠れなかった！書類の山！電話の嵐！決めることもりだくさん！オーストラリアに行くまで、気力が持つかな・・。　一番の悩みは、家です。貸すのか、売るのか、維持するのか？どれにしても、エネルギーがいります。人間って、もっとシンプルに生きられないのかしら。どうしたらいいのか、心の中から答えが出てくるまで、静かに待っていなくてはいけません。　しかしながら、そう言っている間にも、庭は荒れ、蜘蛛の巣は張る・・。必死に庭掃除しても、追いついていかない！・・・いつも家で母が働いていたのはそういうわけだったのか、と今頃理解する私。私は家の中もキープできないのに、外までなんかきれいにできません。特に草引きは大嫌いで、ほとんどやったことがなかったのです。　しかし、頭を死ぬほど使ったあとは、単調な草引きが癒してくれます・・こんなことなら、もっと早くやればよかった（でも猛暑＆蚊がすごいので、夏は無理）。　シルバー人材さんに草引きを頼もうとしたところ、４週間待ちだそうです。Oh my god!「お年寄りに草を引かせるなんて、できないわ・・。」と母が言って、自分でせっせとやっていたのですが、私の今の忙しさでは、老人だろうがなんだろうが、お願いするしかない！とお電話したところ、この人気ぶり。便利屋さんに頼むと、結構お金の取るのに対し、シルバーさんは、１時間８００円（注：うちの地方で）なので、人気も無理もないかもしれません。　しかたないので、自分でやるか、便利屋さんにお願いするかのどちらかです。　最近、「マティスを追いかけて」という本を読みました。５８歳になった著者が、アメリカの家を売り払い、妻と共に、マティスの足跡を追っていく、というノンフィクション。　家が売れないので、希望価格より８００万ほど安く売り、その夜は泣いた、というところを読んでいたく共感。しかも彼らはその時点で貯金もないほど困っていました！　５８歳でこのお金のなさは、悲しくなるだろう、と思います。とても私には勇気がない。　と同時に、その無謀さ、家への執着のなさにも感動しました。もうひとつ、とても気に入っている本、「ヴェネチアふたり暮らし」の中でも、イタリア人と恋に落ちたヒロインがアメリカの家を売り、あっさりとヴェニスへ移住してしまうのです！！！その思い切りに感動！！！　その後二組はそれぞれ、パリとトスカーナに住んでいるようで、人生やってみればなんとかなるのです。それなのに、家に執着する私！日本人の悲しいＤＮＡなのか？　アメリカやオーストラリアなど、そういった国では、生活に合わせて住み替えていくのが普通だと思います。「一軒家には、みなさん思い出や執着があるようで、借主さんとの温度差があり、貸すのはなかなか難しいんですよね。」と不動産の営業の人。　もっと執着のない人になりたい。修行ですね。　　ヴェネチアの本は、今手元にないので、情報は帰ってからＵＰします！

  2006年10月19日

• 東京にはフランス人が・・いっぱい？

  　その後、いつものように踊りに出かけ、隣にいた人に話しかけたところ、またまたフランス人だった！今回は絶対にドイツ人だと思っていたのに！「そう見えてもしかたないよ、僕のおじいさんはイギリス人だからね。でも一応、フランス人だよ（笑）。」と彼。「私、東京でたくさんフランス人に遭遇するんだけど、たくさん住んでるの？」と聞くと、「ほんと？僕はフランス人を誰も知らないね・・。」と言っていた。個人主義の国だから、一緒にされたくないということだろうか。フランス人同士つるむ、というのもあまり聞かないですしね。　それにしても、フランス人に会う確率があまりにも多いのは、なにかの縁？それか、無意識にフランス人に過剰反応しているのか？・・う～ん、わからない。「ところで、あなた目の色、何色？」なんの脈絡もなく、聞いたところ、「へ？ブルーじゃないの？ブルーに見えない？」とわざわざ鏡に映して確認してくれた。「ごめん、暗くて見えないんだよね・・。あ～確かにブルーです、ブルー！」と言う私は、そうとうに意味不明。こんなくだらない質問はやめよう（笑 この質問の意味がわかる人はキアラ通）！人間って、たいして目の色なんて気にして生きてないもんです。反対に、「君、何色なの？」って聞かれて、「ブラウンだよ。」と答えた（当たり前）。　こんなとんちんかんな会話も人生でしょうか。　ユーモアは人生を救う！と思いたい。　　

  2006年10月18日

• キャロル・アドリエンヌの講演会で

  　金曜日、キャロル・アドリエンヌの講演会に行った。料金２千円なのに、１６００円の本がついてきた・・それもサイン入りで！なんでしょうか、このお得感は！丸ビルで１時間２０分話を聞かせてくれた上、、本までプレゼントなんて、太っ腹です、主婦の友社。よほどキャロルに力を入れているんでしょうか。　講演が終わってから、なぜか私はぐずぐずしていた。なんでかわからないけど、そうしたくなったのだ。すぐ後ろに出版関係の人がいたので、普通なら話しかけるところだが、なんだか面倒くさくて会場を出た。　おお、すると、キャロルが一人でそこらへんを歩いているではないか・・。すかさずキャッチする。私は結構こういうタイミングはうまい。キャロルと初めて会った時も、偶然、二人きりでエレベーターに乗ったり、一緒に踊りに行ったりしているのだ。　人はほとんど帰ってしまったあとだったので、話をすることができた。うまく話せるか心配だったのだが、いざとなると、結構ぺらぺらと話す自分に驚く（いつもそう）。「前に一緒に踊りに行ったんだけど・・覚えてますか？」と言ったら、「ＯＨ～！アクアマリンリング！」と覚えていてくれた。彼女の中で、私はアクアマリンのリングをしていた人、という認識。「あなたのアドバイスのおかげで、自分で本書いて出したのよ。」という話をして、強引に自分の小冊子をあげちゃう（ごめんなさい）！「でも・・私、日本語読めないし・・。」とキャロルは言っていたが、そんなことはどうでもいいの。日本語の読める人にあげてくれてもいいし、最悪捨てても文句はないわ。この本が、どこでどうなっていくのかだけが楽しみなのよ。「あなたと会った時、あまり英語が話せなかったので、あれから勉強したのよ。」と私は言い、ほとんど私の言いたいことは話したと思う。　今考えると、突然でよく話せたと思うのだが、頭の中で今度話す時はこう言おう、と前からシュミレーションしていたようなので、それでつらつらと言葉が出たようだ。４年前、初めて会った時は、英語ではろくに話もできなかった。　最後にハグをしてお別れした。　それにしても、キャロルが私の母より年上だということに、本当に驚いてしまった！驚異的な若さ。外国人で、実年齢より若く見えるということはあまりないように思うのだが、キャロルは例外で、全身がピカピカしていた・・。いつまでも女性として美しくしていること、ＢＦに愛されていることが、若さの秘訣なのかもしれない。この日は襟元にフリルのついた、シックな黒い服を着ていた。私は、自分のお母さんのような人と、踊りに行っていたのだ・・。びっくりよ。　通訳の女性は、キャロルと仕事がしたい、と願い、ジャパンオフィスを構えた人である。「願えば叶う」という実例のような人。　シンクロニシティや直感について書いているキャロルだから、こういう流れも必然かもしれない。

  2006年10月17日

• 愛のないジュエリーは、ただの金属

  　先日、ポルチーニを買いに、イタリア展に行った。その後、バルサミコビネガーの社長につかまる。実はもう閉場だったのだが、なんせイタリア人なので、話が止まらない。　イタリア語がわかると知って、おじさんはぺラペラ話し出す。きっとイタ語が話せなくて、ストレスがたまってたのね。毎週イタリア語会話を観ているおかげで、簡単な会話ながら、８０％はわかったのが、私にはうれしかった。こうやって、なかなか聞けないイタリア語のレッスンを、私がタダでしてもらっているとは、おじさんも気づくまい・・（笑）。トーキョーライフも捨てたものではないな。ただ、私はあまり話せないし、いちいちスペイン語が頭に浮かび、それをいちいちイタ語に変換する、おかしな会話になってしまったけど。　最後はイタリアの電話番号と、小さなバルサミコ酢セットをいただいてお別れした。　その後、御徒町に行った。イタリアのブランドで「不可能です」と断られたリングのメンテナンスをお願いに行ってみたのだ・・。そのお返事を聞くのに、私のリングはイタリアまで一人旅をした。ブランド店は無謀なオーダーは一切受け付けない。　さて、ＷＥＢで見つけた、大丈夫なのか？と思うくらい、ひなびた感じのジュエリー加工店。おじさんは１分指輪を見ただけで、こともなげに言った、「できますよ。」やっぱりすごいよ、日本人（賛辞！！！）イタリアでは「石が割れるかも」と断られたのだ。やる気出せイタリア！　次のお仕事は、元彼にもらったジュエリーを処分するという作業。カレン・キングストンの本にも書いてあるが、モノにはエネルギーがあるため、それがあるために私から少しずつエネルギーが出ていっているものと思われた。長い間心理的に売れなかったが、この際売ってしまおう。　金が値下がりしていて、損したようなのだが、「思いたった日が吉日」なので、よしとする。これで、ジュエリーはただの金になってしまった。しかも、買取り価格は買った時よりも、信じられないほど、安い。ジュエリーは財産というのは、よほどの高級なものを除いてはないのね。　ダイヤの鑑定もしてもらったが、「買った時の１０分の１になるから、やめておいたほうがいいです。リフォームしたら？」と店の女主人は言った。結論：よっぽど気に入ったジュエリーでなければ、買わないほうがいい！売る時はただ同然！ 　男性からジュエリーをもらう場合も、長くつきあわあないのなら、無駄！　 まあ、人生はこの無駄が楽しいんだけどね♪　御徒町ってバンコクみたいだな、と思いながら、後にした。寂しいけれど、すがすがしいようなそんな気持ち。セッションのおかげで、いろんなことが思いきれたと思いたい。だって愛のないジュエリーは、ただの１８金だから。

  2006年10月16日

• 九州の暮らしは別次元

  　九州に戻った。気温が２８度もあり、皮のジャケットにブーツで降り立った私は、アホみたいだった・・（笑）。さっそくビールの調達に走る（！）。　九州は山が多い。毎回「山が多い、緑が多い」と思う。でも、本当にやることないよね。早く仕事済ませて帰ろう。実は雑務がたまっているので、それをやりに帰ってきたのだ。誰も待っていない九州に帰るのは初めてなので、そうとう気が重かったが、思ったよりは精神的に元気。スリーインワンのおかげか、仏壇を見ても、比較的大丈夫だった。　しかし、家というのは、人がいないと荒れるというけれど、本当だった。庭は荒れ放題、くもの巣張り放題！いよいよ、家のことをどうするか考えなくては。近所の人にも「無用心だ」とお電話をいただいた。でもさ、別荘だと思っても、九州ー東京を通うのは・・・やっぱり無理でしょう。イタリアの別荘に通うのとはわけが違うと思う。イタリアだったら通えるのかしら？　一口に九州に帰ると言っても、私の場合、電車に２回、モノレールに１回、飛行機１時間半、それからバスで４０分、そこからタクシー１０分、と半日乗り物に乗らないと家に着かない！！！は～疲れた・・・。　あいさつしてくれないお向かいさんに、やたらと宗教を薦めてくるお隣さん。反対側の隣の人はよくわかんない。私、ここに住んでる意味ないよね。　九州と東京の生活は、別次元の世界の出来事みたいだと思う。決して交わることのない、まったく同時に進んでいる別のワールド。　魚貝を食べたり、旅行にはいいと思うけれど、東京に住み慣れてしまうと、もう帰れないね・・残念だけど・・。　母は月に１回は帰ってきてほしいようだったが、現世に生きる私の幸せの方が大事なので、これは清くあきらめましょう。そちらはそちらでみんなで楽しく過ごしてね♪

  2006年10月15日

• 人間関係の改善は、身近なパートナーから！

  先日、スリーインワンのファシリテーターでもある、まあちゃんけいちゃんの講演会に行きました。今回のテーマは「パートナーシップ」について。　話もおもしろかったのですが、私が感動したのは、パートナーとの関係がよくなって、「まあちゃんが人に優しくなった」ことでした。もちろん、前から優しい人ですが（笑）、さらに優しくなっていた！男性にも優しいけれど、特に女性に優しくなった！　女性が座る時に先に座らせたり、道を譲ったり、優しい声をかけるなどなど、行為そのものは小さなことです。欧米では普通のことが、日本ではなかなかできる人がいない。それがまあちゃんはできるようになっていたのです、それも自分では気がつかないうちに・・。「自分のパートナーに優しくなると、他の人にも優しくなれるんだ。」というのが、この日の気づきでした。やっぱり人間関係は身近なパートナーから！「そんなことに気がつくのは、キアラだね。」とまあちゃんに言われましたが、そうかもしれない。私の視点は、マナーに関心があるようなので、人のその部分がはっきり見えるのです。一方、「今、まあちゃんは私のハンバーグが食べたいんだな」と、人の無意識にも私は気がつくのですが（笑）。よく考えたら、人をよく観察してるのかな。それに、人の行動から性格などを判断しているように思います（そのわりに、まずい実を食べたりしているのですが　笑）。　他の女性は、まあちゃんの別の変化を見抜いており、私はそのことはまったく気がつきませんでした！人って、その人の個性で、いろんな部分から他人のことを感じているのね。怖いような、おもしろいような・・。　お二人は、この講演会で、パートナーシップの第１章？か第２章が終わり、完結したように見えました。新しいステージに入るのです。今までの権力闘争の歴史から、感動のフィナーレまでをお話して、今までのことを振り返り、次の章に入る準備ができた、そんな感じです。　次世代のカップルとして、これからも楽しみにしています。お話をどうもありがとう。P.S.　明日から２週間ほど九州です。

  2006年10月14日

• 毎日の出来事はつながっている

  　セッションのあと、ソーストレーナーの安藤さんとソース仲間に、会った。たまたますごい雨で、たまたまオードリーがあるホテルのラウンジを指定していたことから、同じビルのメキシコ料理屋にみんなで食事に行くことになった。まあ、こんなのは偶然ではないんだけど。　メキシカンレストランだったので、メキシコの話になった。そして言うつもりもなかったのに、私の口は勝手に、「昨日の夜、考えごとしてて眠れなくて・・。」と言い、「年末にシドニーに行こうかどうしようか、迷ってて。」と口にした。　すると、安藤さんが、「エアーズロックがすごくよかった。」と言うではないか。そこって、私がずっと行きたいと思ってて、今回もどうしようか迷っていた場所だ・・。「自分のあり方の理想みたいなところです。」「今、変化期の人にはいいんじゃないでしょうか。」と安藤さんが言った。お気に入りの場所だそうだ。「こんな話、めったにしないんですけどね・・。」と言っていたが、私も思わぬ話の展開にワクワクした。　この日一緒に食事をした、安藤さん、オードリー、エミちゃん、私、全員が変化の時期を迎えていて、「やっぱりそういう人は呼びあうんでしょうかねえ・・。」と安藤さん。　今月に入ってから、ありとあらゆる人にオーストラリアの話をしていて、誰もいい返事をしなかったので、この話は封印しようと思っていたのに、思いがけず安藤さんから大推薦をいただいたので、がぜんオーストラリアが楽しみになってきた！よかった！　というわけで、さっそくエアーズロック行きをＦＩＸし、やる気まんまんでいる。「前の日、眠らないでインターネットと格闘したのにも、意味があったんですね。」とみんな。やっぱりなにごとにも意味はあるのだな、全部つながっているんだな、と思う。そんなシンクロを探していくと、結構楽しいものだなあ～！　そして、「嫌だと思うこと自体は、いいことでもなく、悪いことでもない。」ということを教えてもらった。「嫌だと思ったら、ふ～っと優しく手放す。嫌だ、と思うつっぱりはかえって嫌なことをひきつけます。」と言われ、これは私に対しての（神様からの）メッセージなんだなあ、と思う。　この１ヶ月、親戚からのお金やモノに対してのアタックに閉口していたし、落ちこんでいたし、怒りもわいていた。電話がかかってくるたびにイライラ。でも次の日、優しくふんわりと嫌な気持ちを手放したら、すごく楽になったのです！以来電話もない！！ひどい気持ちが減って、少しだけ許せるようになってきました。いろいろ葛藤もあって、ほんの少しなんだけど。「自分の中にすきまがあって、からっぽだから何か入れなきゃ、ではなく、いいものが来たら、そこにぱっと入れられるようにあけておく。冷蔵庫もすきまがないと、新しいものが入らないでしょ。」と安藤さんが言い、これも私へのメッセージだな、と思う。「フィットするものが来たら、そこに入れる。」セッションに通じる答えでした。　毎日はつながっている。毎日の出来事やメッセージはすべて連続している。楽しみになってきました！おわり

  2006年10月13日

• 罪の意識と母の愛情

  　・・・ここまで書いてきて、パソコンの下にパラっと紙が落ちているのに気がついた。その紙とは、１年前にまあちゃんに受けた時のスリーインワンセッションの時にもらった言葉。　長い間、どこにあるのか、わからなかったこの紙・・まるで神の啓示のように、足元に落ちていた！・・不思議。そして、その字を読んでみると、その時、私の体が選んだ言葉も「悲痛と罪の意識」だったのです・・・！！！驚き！　　私の罪深い思いはそうとう深い。　セッション前にそのことを書いたものがある。すべてはジュンさんに会った先月からつながっている。以下、その時の文章。　先日、カウンセラーのジュンさんに会った。私の言葉の中に何回も出てきたのは、「罪深い」という言葉！何回も同じ言葉を繰り返していた。私は自分のことをとても「罪深い」と思って責めていたのだった。　母の看病を自分の中で満足にできなかったことなどを非常に悔やんでいた。誰でも同じ気持ちだと思う。もっと優しい言葉をかけられなかったのか、悔やまれる。でも仕方ない、どれだけやってもこれで満足、ということはありえないのだから。　リリー・フランキー氏の「東京タワー」の中で、お母さんの病状が落ち着くと、あまり口をきかないようになった、というようなエピソードがあり、これを読んで、ちょっとほっとした。　私も途中、あまり口をきかない時期があった（これをまた罪深いと思っていた）。長い間、別々に住んでいた同士が一緒に住む、しかも田舎で病気の親と、というのは、信じられないほどのストレスがたまる。一時期は、ごはんを作って掃除して、薬の時間以外、部屋に閉じこもって、会わないようにしていたこともあった。私のイライラが母にも伝わるので、それがまた気の毒でならなかった。もっといい娘だったら、と思った。　今、その時に書いたモーニングノートをちらっと読んでみたら、私がそうとう精神的に追い詰められていたことがわかる。だから回復に時間がかかっても無理はない。　病院にも一度も泊まらなかったことも、「罪深い」と思っていた。しかしながら、一人で看病するには限界があった。　「東京タワー」の中で、オカンがプリンを息子に残しておく部分がある。これも同じで、私たちの場合は、プリンやゼリーを半分ずつ食べていた。病院のごはんも半分ずつ食べていたし、看護師さんに「今日はよく食べましたね～。」と言われて、毎日のように、「私が食べました。」と言っていた（笑）。　母のことをすごいと思ったのは、３年前に２回手術をした時のことだ。手術が終わり、麻酔が切れて、まだ意識がもうろうとしている中、最初に私に言ったのが「ごはん食べたの？」という言葉だった！　手術のために、自分はもう３週間以上なにも食べてないというのに、母は子供のごはんを気にしていたのだ！「ごはんを食べなさい。」と母は何回も言った。　その時、「子を思う母親の愛情にはとうてい勝てない。」と私は悟った。　薄着をしていたら、「風邪を引く」と言い、暗いところで本を読んでいると、「目が悪くなる」と言い、ちゃんとごはんを食べているかどうか心配する。　心配してくれる人がいなくなって悲しい反面、開放されたという気持ちもある。なにをしても悲しむ人もいないし、私は自由になった。それをうれしく思う自分をまた「罪深い」と思う自分。「それが人間として当然です。」とジュンさんは言う。その通りだ。　ここまで罪深く思っていると、芸術に思えるし笑える！自分で気づいたら、手放すこと。それが大切。　自分を責めてもいいことはない。心の中で自分の罪悪感から来るささやきをストップする。まずはそこから始めよう。　・・と書いている。今日、母に対して罪深く思っているかというと、そうでもない。なんともないし、精一杯やったと自分を認められる。もしかして開放されたのかしら？

  2006年10月12日

• 高い理想と罪の意識

  　スリーインワン　セッションの続きです。　　・・・私の体が選んだ言葉は、「理想が高い」と「罪の意識」だった。特に「それ以下で我慢するのは、生きていても死んでいるのと同じです。」という一文を見て、まさに私のことだ！と笑ってしまった。　よく考えてみると、私は子供の頃から、理想や志の高い子供だった。しかし、それを言うこと自体悪いこと」で、罪の意識にかられていたのだ。この関係は密接。　例えば美意識が高いとか、感受性が強いものがなどとは、人にほめる言葉として使うことはあっても、自分がその質を持っているということは人にはなかなか言えなかった。理想が高く、感覚が鋭いことは、イコール「質の高いものを求めすぎな人」で、身の程知らずと非難されるのが怖かったからだと思う。　だからいつも人から「なんで結婚しないのか？」と聞かれて、「高望みなんです～（１００じゃないといらないんです）！」と笑いにして終わらせていたのも、本当に理想が高いので、誰でもいいという風には思えなかったからだ。　私はただ、自分に完全にフィットするモノや人を求めているだけだった。でもそれを受け取るには「罪の意識」がついてまわり、私の感じでは人に非難されるような気がして、その質は隠して生きてきたと思う。「なにが快適で、なにが美しいと感じるか、求めているものが違うから個性なんだよね。」とけいちゃんが言い、私はハッとする。私は自分の個性や質を否定していたのと同じだった。理想が高いというのも、私の質であり、フィット感が重要なのも私の個性なのである。自分の感覚を表現することをどこかで恐れていた。それをまずは認めてあげる。「理想が高い」「高望み」＝悪いこと、ではなく、「私の個性」。　でもここの部分はこの日のセッションで解放されたようなので、また変わってくるかもしれないな、と思う。　モノを捨てられず、過去に執着する自分。セッションのあと、問題はかなり小さくなっていた。例えば、絶対に処分できないと思っていた仏壇も、ただも仏壇に思え、今ならすんなりお別れできそうな気がする。　家に帰ってから少しモノを捨ててみた。前より少し気持ちが楽に捨てられる。　男性問題は、これから実践してみないとわからないけれど、これによっていい方向に向かえばいいな、と思う。「質の高いものを求めるのは罪ではない。」これが私の気づきでした。

  2006年10月11日

• 明日、ワクワクとパートナーシップについて、話を聞こう！

  　スリーインワンのファシリテーターでもある、けいちゃんまあちゃんご夫妻が、明日トークライブを行います！めったにない機会なので、楽しみです！　お二人のことはなんと言っていいのか、わかりません・・。あまりにも引き出しが多すぎるのです。見て聞いて話してみたほうが早い（なんでもですが）！とにかく行ってちょうだい！　特にパートナーシップについてお悩みの方には、いいヒントが聞けるのでは？と思います。私のように、これからパートナーシップを構築しようという人には、将来の参考として、ハッピーな関係を築くよい勉強にもなりますね。　お二人の、深い洞察力の中に秘められた、人間力と愛を見てくださいね！　以下お知らせです。第８回ようこそ先輩！～ソースでライフワークを生きている人たち～ ソースに出会って自分のワクワクすることを知り、 あらゆる分野で自分のワクワクを追及した結果、 ライフワークに出会い楽しんでいる方を ゲストとしてお呼びしてお送りするトーク・ライブです。 ゲストを中心にした大人のしゃべり場です。 参加者の皆様も主役です！ 第８回目のゲストは、上田夫妻。ついに登場です。ソースとは書籍発売と同時に購入し、自宅学習キットも購入。日本で開催された２回目のワークショップに参加。さらに日本におけるソースのオフ会を最初に開催しました。ソース実践家で“ワクワク”を中心とした生活を楽しんでいます。本業はスリーインワンというセラピーを使い心理ブロックを外し、本来のその人が持つ才能を発揮し、よりよく生きるお手伝いをしています。現在はリーダーシップ、パートナーシップ、ライフワークというテーマを軸に、個人セッション、ワークショップを開催しています。リーダーシップとは自分が幸せでワクワクした生活をすることで周りの人達の手本になること。パートナーシップとは二人がお互いの長所を認め合いお互いをクリエイティブに高めあうこと。ライフワークとは、大好きなことを中心の生活を多くの人に広めていくことです。ソースを通じて学んだワクワクするライフワークとパートナーシップについて話します。インタビュアーのオードリー瑞穂が幸せに豊かになるコツを様々な角度から聞いていきます。■案内　：第８回ようこそ先輩！～ソースでライフワークを生きている人たち～ ■講師　：上田正敏（http://plaza.rakuten.co.jp/gettingbetter/profile/）　　　　　上田恵子（http://plaza.rakuten.co.jp/keichan/profile/）■日時　：１０月１１日（水）■時間　：19:00～21:00（18:45開場） ■参加費：3,000円 ■定員　：１５名■会場　：国立オリンピック記念青少年総合センター　センター棟４０６号室　　　　「ソース勉強会」の名前で手配しております。 ■交通　：参宮橋駅下車徒歩約7分（新宿駅から小田急線各駅停車で約3分） ■地図　：http://nyc.niye.go.jp/facilities/d7.html■申込　：ワクワク自由人クラブ E-mail : ssg@yoriyoku.com■ソースに興味のある方はコチラhttp://tinyurl.com/8pklh ■書籍ソースもあります。http://tinyurl.com/blfxc

  2006年10月10日

• こだわりの強い赤ちゃん

  　お知らせ：今、新宿伊勢丹の「イタリア展」で、日本であまり売っていない、生のポルチーニが買えます！パスタに入れたらおいしかった！乾燥ものとは味が違います。　ここでオリーブの一枚板のまな板も買いました（ずっと欲しかったのです）。　１０日午後４時まで（売り切れごめん！）。　スリーインワン　セッションの続きです。　けいちゃんはアールヌーボー柄のＴシャツを着ていた（いつもオシャレです）。それを見て私が、「私、ミュシャの絵が好きなの。」となんとなく言ったところ、けいちゃんは、「ああ～～、うんうんうん・・・」とうなづく。「あの絵のの縁取りにキアラを入れてみたら、はまった。」と言う。「あの絵の質を持っているということなんだよ。」と言われて、納得する。アールヌーボー期は文化が花開いた時代だが、女性の地位は今よりも低かった。私は、その頃の質をひきずっているということだ。　帰りに駅で鏡を見てみたら、本当に私はミュシャの絵にいそうな人だった（笑）。ラテン化する前、友人から、「キアラは、竹久夢二の絵に出てきそうだね。」と言われたことがある。これは大きく見て、同じ意味だと思う。　さて、やっとスリーインワンのセッションの話に入る。私は男性問題と、片付けられないという２つの題を持っていった。私の筋反射（でいいのかな？）に聞くので、私の頭の中では、今日のテーマは選べない。いつも予想外な問題に焦点が当てられる。今回、私の筋肉？が答えたものは、「家事」についてだった！「片付けられない、捨てられない」は、家事に対する嫌な思いがそうしていたのであり、ひいてはそれが恋愛にも関係してくるというのだ・・。　へ？？なんで？と思う。そして原因になった時にさかのぼっていってもらうと・・、それは私が生後１５日目だった！！！　なんせ赤ちゃんのことなので、なにが嫌でそうなったのか、記憶がない。それでありとあらゆる質問を考えて、私に聞いてもらう。すると、私はおむつカバーが大きすぎてフィットせず、それが気持ち悪くて、母に伝えようとしたのだが、わかってもらえなかったことが判明した。それで母に対して、「わかってもらえないならもういいわ」とばかりに気持ちを切断し、調和することをあきらめたらしい。生まれて１５日目にして（あきらめ早っ）！！！　この話を聞いて、私は思いあたるフシがあった。私は完全にフィットしなければ、人もモノもいらない、という質がある。だから極端に言うと、１００か０かどっちかしかないの。私が常に求めているのは、調和やフィット感で、わずかなズレも気持ち悪くてダメなのだ。音程（ピッチ）もズレてたら嫌だし、だから音楽は「ハーモニー（調和）」という言葉を使うのだと思う。　最近では、水着を買うのに、１ヶ月以上を費やしてようやく１着の水着にたどりつくという出来事があった。これはぴったりのオムツカバー探しと同じではないだろうか・・・？ここまで来るのに、何百着と水着を見て、たくさん試着もした。でも完全に満足ではなく、８５点くらい（！）。人間っておもしろいわ（自分で笑えた）。　この話には続きがある。生まれて３ヶ月後、私は成長したので、おむつカバーはぴったりになっていたのに、私は「まだ大きすぎる」とカバーがフィットしたことに気がついていなかった！なんておバカな赤ちゃんでしょう。　母はいつも「すぐに成長するから」と、私に大きいものばかり着せたので、ジャストフィットの時間が少なかったことを思い出す。それが私は嫌だった。しかも私は父の趣味で、髪はショートヘア、男の子のような服を着せられていた！当時、巻き髪をした女の子を見て、「私もあんな格好がしたい・・。」と思ったことは今も忘れられない（それだから今、ロングヘア）。　たぶん、父は男の子が欲しかったに違いない。そのことが私の男性感に大きく影響を与えているのかもしれない、と思う。　「私の高い要求（フィットするオムツカバー！）を理解できなかった、お母さんを許すわ。」　帰ってから、私は母に心の中で言った。そういう意味では、昔から母は私とすごく調和しているとは言えなかった。母は自分の理解できないものは、わりと簡単に切り捨てた。むしろ、言葉にならない感情のようなものは、父親のほうが察することがうまかった。父の方がインテリで、デリケートな質だったのである。　それが私がオムツカバーの要求をあきらめたことに始まっていたとは！　　つづく

  2006年10月09日

• ニューイヤーはどこで過ごす？

  　金曜日、けいちゃんのところでスリーインワンのセッションを受けた。濃い～一日だった。でも今になってみるとわかる。すべての出来事はつながっているんだと・・。　まず私は前日、思い立って、年末のシドニー行きについて、旅行会社に電話をかけたり、ネットで調べたりしていた。明日は大事なセッションだというのに、なんせ年末のことなので、もう明日には返事をしないといけないところに追い込まれていた。世の中の人は夏前から予約を始めるようだ。私はそんなことすら知らなかった。もし知っていても、夏はそんな気にもなれなかったが・・・。　そんなこんなで朝の３時になり、「寝なくちゃ！」と思ってがんばって寝ようとするが、頭の中をオーストラリアのことがぐるぐるしていて眠れない。私は神経質だが、不眠なタチではないので、めったにない、ものすごくひどい状態（ほとんど眠れてない）で朝を迎えた。　外は暴風雨。　「ああ、せっかくのセッションなのに、体調も天気も最悪だあ～。」と思う。そしてまたパソコンに向かい、ホテルの予約をせこせことオーダーする。　まず第一に旅行に行くことを迷っていた。時期と場所である。行くのか？行かないのか？いつでも時間あるのに、なんで年末に行くんだ？　キューバか、ニューカレドニアに行きたかったが、いろんな理由でやめてしまって、結局残る選択肢がシドニーしかなかった。私はオーストラリアに２回行っているが、どうもしっくり来る感じがない（でもなぜか行くのだ？！）。ヨーロッパが好きなのだが、冬のヨーロッパはやっぱり行きたくない。島か暖かいところだと行くところは限られてしまう。　母が死んでしまって、最初のお正月。私は日本のお正月が大嫌いなのだ。暇すぎて死に絶えそう。　田舎出身の宿命で、お正月は田舎に帰っておせちを食べ、初詣に行くのがならわしだった。というか、それ以外の選択肢はなかった。両親は年末に海外へ行こうという気はなかったし（彼らは休みを取りやすかったので、混んでない他の時期に旅行に行っていた）、第一高い。　「お正月を九州で」という長年のスタイルから開放されて、初めてのお正月なのである。　父が亡くなった年は、父のいないお正月に耐えられそうになかったので、母と二人で沖縄に行った。いつもいた人がいないお正月は本当に悲しい。だから来年のお正月はどうしても日本にいたくなかったのだ・・。　初めて過ごす海外のお正月。どうなるのかな。一人で行っておもしろいのかしら？こんなにお金使って、バカみたいじゃない？とかいろいろ考えがよぎる。なにより、「これだけお金使ったら、ヨーロッパに行けるのに・・」という思い。　いろんな選択の中で、夏のクリスマスとニューイヤーを選んだ。人生はチョイス。またヨーロッパには行けばいいし、新年のプランはこれで行きましょう。　こんなことを回らない頭で考えながら、セッションに向かった。　前置きが長くなりましたが、これからが本題！！！　つづく

  2006年10月08日

• 望みのものを得るために

  　現在ショッピングの鬼と化している。今までよっぽど我慢していたようなのだ。昔はショッピングが好きだった。でも今は疲れるわ（歳かな？）。　毎日遊んでいるので、ウインドーショッピングもショッピングもし三昧。でも気に入るものが少ないので、買い物に時間がかかる。水着もまだ買ってないので、泳ぎにもいけないし（笑）。たかが水着、されど水着。気に入らない水着ではモチベーション半減よ。　さて、先週と今週、２回「金スマ」スタッフにスカウトされた。彼らはよっぽど私を人妻にしたいらしい（笑）。素敵な人妻なら、ソース仲間にたくさんいますけど。「じゃあ、すごい秘密を持っている人を知りませんか？」と聞かれても、困る・・。とにかく、「私、人妻じゃないですよ。」と断る。　これ以外にも夜の仕事の勧誘から、お茶のお誘いから、しまいには道まで聞かれた。素敵な人以外、みんな私を放っておいてくれ。　番組制作はネタ探しが大変なのはわかる。でも声をかける人を間違ってる。　ところで、この前のカナダ人のオチを書くのを忘れていた。彼はこんなに人の気持ちが理解できないのに、大学では心理学を専攻していたのだ（大爆笑！）！いったいなにを勉強していたんだろう（謎だわ～）？！　先日まあちゃんに、「プリティウーマンのリチャード・ギアみたいな人ってどう？」と言われて、人生にそんな人が現れるなんて、考えてみたこともなかった自分に気がついた。これまでの人生、お金持ちも玉の輿もまったく興味がなかった。自分自身が男だったのだ！だから貧乏で、援助したくなるような外国人が好きと判明（マンマミーア！）。つい最近それに気がついてから、そういう人の面倒を見るのも、お近づきになるようなことも避けている。　願ってもないものは来るわけなかった。これからはアッパークラスの男性を目指しましょう。そのために、明日はスリーインワンのセッションに行くのだ！おお、楽しみだ～！

  2006年10月05日

• お金のことを心配せずに、変化を楽しもう。

  　そうは言っても、居心地のいい場所から出るには勇気がいる。私にとって居心地のいい場所は東京。長年慣れ親しんだ場所で、なんの心配も苦労もいらない。治安も悪くないし、ビザもいらない、文化もあるし、遊びに行くのも簡単だ。でもチャレンジがない。歳を重ねた時に、「あの時海外に行っておけば・・」と思いたくはない。　しかしながら、やっぱり心配はお金のことだ。いったいなんでこんなに心配なんだろう？　　結局、私は「１億あっても１０億あっても、心配なものは心配だ。」という結論に達した。心配な人は心配、そうじゃない人はそうじゃない。心配しないメンタリティを持つ訓練が必要なのだ。なんとかなるさって。「海外に住むのに、お金があるなしは関係なく、節約しながら住んでいる人はたくさんいる」という記事を読んだ。それなのに、私はお金のかかる方法しか思いつかない（泣）。ルームシェアとか、いろんな方法があるだろうに、意外と神経質なので、好きな人と以外暮らせないのだ。人がいると眠れない。慣れればなんとかなるだろうか・・・？　　先日、あるラテン人（仮にＨと呼ぶ）のカナダ移住お別れパーティがあり、彼の友達の外国人が店にあふれかえった。私は東京における外国人のつながりみたいなものを感じた。「外国（この場合日本）で暮らすには、（外国人の）友達が不可欠なの。」と常々Ｈが言っていたが、その通りだと思う。お互い、母国ではないもの同士、つかず離れずで助け合うのだ。　そこに集まった人たちの何人かと話した。変なフランス人もいて、うんざりもしたが（笑）、それはさておき、私が、「Ｈがいなくなるのは寂しいわね。」と言うと、「うーん、でも彼にとってはいいことだから。」みな、ほとんど同じ返事をして、誰も寂しいとは言わなかった。　元々が異国に住む人たちだから、いずれは去っていくという暗黙の了解があるのだと思う。寂しいと思うのは、日本人的、叙情の部分なのか。みんな、案外さっぱりしてて、ドライだった。　叙情と書いたが、違う風に書くと、変化を嫌い、執着して、恐れているということ。チャレンジするということは、持っているものを手放し、変化していくことなのだ。　Ｈも世界を転々としている。ほとんど母国に暮らしていない。考えてみると、周りの人はそんな人たちばかりだ。　踊りの人たちもこの数ヶ月でごっそり入れ替わった。前ほど踊りも楽しくない。古いものを脱ぎ捨てて、新しいことにチャレンジをする時期が来たのだと思う。前を向いて歩きましょう。お金のことは心配せずに。　

  2006年10月04日

• ターニングポイント

  　私の中では、ここ２～３年が勝負という気がする。ターニングポイントなのだ。今こそ、時間やお金を自分に投資するべき時が来た。今、リスクを恐れていたら、もう一生ダメなんじゃないか、と思う。　　人間の人生には、何回かこんな時期が訪れる。たぶん、今、大きな岐路にいるのだ。　金の卵を産むガチョウを育てつつ、１０年先の自分についてもプランニングして、準備していかないといけない。「１年間遊ぶ」と書いたが、ただ、アホみたいに遊ぶんではなく（注：それも大事なことです）、自分の人生について考える時間を取る、ということでもある。　　好きな言葉に、「旅のプランを考える人はいても、人生のプランを考えている人は少ない。」というのがある。私も、さほど考えているほうだとは言えないけれど、旅のプランを考えるのは人生のワクワクで、人生のプランを考えることはワクワクしない、というのは、どこかおかしい。「毎日遊ぶ」っていうのも、結構気合いがいる（笑）。なにして遊ぼうか、意味のある遊びはなにかな？と毎日考える。習い事、学習が好きなので、なにを始めようかな？どこのスクールにしようかな？と、そんなことだけでも時間が過ぎる。時々は、お昼寝して一日が終わることもある（笑）。　幸いなことに、日常的なしがらみはなにもない。養ったり、面倒を見なくてはいけない人もいないし、私のすることを止める人は誰もいない。通常ではありえないほどの自由を得た。　それなのに、杭を打たれたサーカスの象みたいに、慣れしんだところから出ようともせず、毎日のルーティンをこなそうとするのはバカみたい。　今朝、手に取った本に「人生はゲームです。リスクを冒さなければ、なにも得られません。」「居心地のいい場所から飛び出そう。」と書いてあった。　これが今の私へのメッセージ。チャレンジです。　

  2006年10月03日

• お買い物はイタリアで♪

  　田舎に潜伏している間に、私の大好きなマンダリーナ・ダックが日本から撤退してしまったようだ。悲しい・・。　　先日久しぶりに六本木ヒルズに行ったら、１月で退店してしまったとのこと。なんでなんで？？？やっぱり売れてなかったのかなあ。ヨーロッパに比べると、品揃えも少なかったし、無理もなかったかな。値段もヨーロッパで買うのの倍だし。　確かに出店料の高そうな店にばかり店を構えていたので、結構日本で勝負かけていたよな、と思う。しかし私が思うに、日本ではコーチとか、ヴィトンとか、はっきりブランドのわかるほうが売れるような気がする。そのため、なんとなく知名度も薄いマンダリーナ・ダックははじき飛ばされたのだ（あくまで想像）。　だって中国や韓国にはお店が残っているんですもん。絶対そうよ。　また別の日、原宿にある「ＭＩＳＳ　ＳＩＸＴＹ」というイタリアンブランドの直営店に行った。ここのデザインは素敵。日本にないものがある。でもね、ジーンズ２万いくらって、私は買うのを考えてしまうわ・・。「ああ、イタリアならいくらなんだろう？」と店員さんと話しながら、うわの空の私。いくらユーロが高いといっても、関税がない分、元はもっと安いに違いない。場合によってはＴＡＸ　ＦＲＥＥもなるし。　このふたつのできごとから、私は前向きに結論を導きだした。「これから、体力のある限り、少なくとも１年に一度は、イタリアに買い物に行こう！」　ないものはヨーロッパまで買いに行けばいいのだ。　ささやかな（大きな？）夢ですが、そういうことに決めましょう。

  2006年10月02日

• リッチになるには、リッチな服装とマインドから

  　秋になったので、毎日服を買いに出かけています。といっても、私の場合は、試着してばかりなのですが・・。「気に入る＆似合う＆体に合う＆予算に合う」この４拍子が揃うことはなかなか難しい。　鬼のように、着まくって、なにも買わないこともある。しかし、買えると思ってお店に入ると、本当に楽しい。六本木ヒルズで「イル・マーレ」を観た後、「エストネーション」に入ってみましたが、見てるだけでハッピー。今まで私は「買えない」という理由で、見ることもなかったのです。　今回、ハンカチを買っただけなのですが、ささやかなリッチ気分を味わえました。これこそ、都会生活の醍醐味♪　また、「全部買える！」という勢いで、「あれとこれとこれ」と一度に５～６着選んで着てみました。これも結構リッチ感を味わえます。棚買い、憧れますね・・。　なんで急に服を買いたくなったか？というと、やっぱり先日の銀行他のおじさまたちの件が尾を引いています。リッチな人になるには、まず見た目や服装から。　ありとあらゆるスピリチュアルの本にもそう書いてありますね。　でも、なんだかリッチファッションというものに、抵抗がありました・・。私はカジュアルでシンプルなセクシー系が好きなのです。どうしようか。　これの答えは案外早くやってきました。　昨日ＴＶで銅版画家の山本容子さんを見た時のことです。彼女は全身黒い服だったのですが、ロングのパールネックレスを無造作っぽく、でも実は計算してつけており、最高にかっこよかった！！！前から素敵だと思っていたけど、やっぱり素敵！　なんの変哲もない黒いセーターに黒いパンツ、黒いブーツだったのですが、絶対高そう（実際高いと思う）。で、リッチ感満点。もっとも彼女の場合、存在自体が華やかなので、たとえユニクロでも彼女のテイストになれると思う。着こなしの問題もありますね。　リッチファッション＝十和子ファッション(お嬢様ファッション)というとんでもない思いこみをしていましたが、自分の雰囲気に合うテイスト、例えば、パリやミラノマダムのリッチ感を目指してもいいわけです！　私は料理研究家の有元葉子さんが好きなのですが、雰囲気的にどうも私よりかわいらしすぎて、あまりファッション的に参考になりませんでした。桃井さんは個性的すぎるし、秋吉久美子さんも同様です。　リッチ系ファッションでうまく着こなしているな、と思うのは、中村江里子さんですが、やっぱり彼女の雰囲気で着ている部分が大きい。でも参考にはなるかもしれない。　同じくパリに住む中山美穂さんのファッションも好きですが、スタイリストさんの用意する服は、やはりトレンドがしっかり押さえられていて、マネするのはやや難しい（かも）。　で、山本容子さんは、「かっこいい女性」なので、私の好きな女性たちの中では一番自分がマネできそうに思ったのです！そうとうおこがましいのですが！！　自分の人生をもし取りかえられるのなら、彼女のようになりたいとＴＶを観ながら思いました。　「パリにアパートを借りて、キッチンでお料理したのよ・・。」とさらっと言うところも、キャラクターとマッチしてて違和感がない。若々しく美しく、素敵な女性でいる秘訣について、「いいものをたくさん見て、世の中にはいつも、素敵なものがいっぱいあると思うこと。いろんなことにワクワクしてたら、全然時間が足りない。」と彼女は最後に言ったのですが、これが究極の人生の幸せの状態だと思います。ＰＳ.今夜の教育ＴＶ（３ＣＨ）　９時半より、山本容子さんとヘアメイクアップアーティストの藤原美智子さんが登場です。興味のある方は見てね。

  2006年09月28日

• 「権八」で静かにキレた私

  毎日毎日、カナダ人に「明日はどうしてる？」とか、「あそこに行きたい」「あれ食べたい。」「野球のチケット取って」とか言われて、だんだんイライラしてきた。確かに連絡していいよ、とは言った。でも毎日遊ぶとは言ってない！！！しかも友達の友達の友達だ！なんの義理があるのさ？！　　　本人はなぜか毎日一緒に遊ぶ気でいた。でも好きでもない男と時間を過ごすのって、あんまり楽しくない。　　一緒に東京タワーに行ったのは、今行かなくては、たぶん一生行かないかな、と思ったから。北欧のブラピとは、真下まで行って、あきらめた経緯がある。　　今回東京タワーに行ってみてわかったが、愛のない夜景見学は、ほんとただのビルの電気に過ぎず、ああ、「早くごはん食べたいな～」「降りたいな～」「まだ飽きないのかな～」とか、私の頭の中はそればかり。愛があると、夜景は１００倍は美しく見え、盛り上がるというのに。　　　タワーを降りてから麻布の「権八」に連れていったが、予想どおり外国人だらけであった。ミスター小泉とブッシュ大統領がここで会食してからというもの、殺到している。７割は外国人で、まるでアメリカかカナダかといった感じ。あまり日本の情緒を楽しんでいるとはいえなかった。　そこで、また「明日なにしてる？」と聞かれたので、とにかく断った。毎日、なぜに自腹であちこち連れて行かないとならんのだ！いい加減疲れたし！！！休ませろ！　　極めつけは、愛についての話であった。今まで、いろんな日本女性が告白してきたらしい。しかし、彼は私にこうのたまった、「ＳＥＸに愛はいらない。」「彼女はいらないし、時々出かける女性が何人かいればいい。」そうですかそうですか、それは事実でしょう。私は恋愛感情はないからどうでもいいし、みんなそう思ってるかもしれないけど、わざわざ今、私に言わなくてもいいと思うよ。　今まで告白してきたという日本の女性たちの無念が身にしみた。女性をなめてんのか。「あなたは本当の愛を知らないのよ。」と私は言い放った。会って３日目なのに（！）。愛してたら、他の女性なんかどうでもよく、一人の女性を独り占めしたくなるはずなのだ。私は「権八」で静かにぶち切れていた。　私のいけないところは、短気ですぐ嫌になってしまうところ。でも我慢できません。　一回嫌になると、同じ場所にいるのも空気を吸うのも嫌になるので、さっさと店を出た。かなりむかついたので、駅までの１０分間、無言のまま歩く。私は変な日本人で結構です。　彼がどうして女性をほめないのかがわかった。愛がないのだ。ラティーノは時に過剰すぎるけど、愛がある。もちろん、ＳＥＸに愛はいらないと思っている人たちもいるが、少なくともその時は１００％コミットしているはず。だって、愛がないっていうのは、彼らにとって一番無駄な行為だもん。　私がなぜこんなにイライラし、ぶち切れたかというと、愛がない上に、私の善意をありがとうの一言もなく当然のように受け入れ、なんでもかんでも割り勘だったことだ。全額割り勘にしたいのなら、案内を頼むな！　そして私も、今まで外国で案内を頼んだりして、人に迷惑をかけていたかもしれない、と反省した。今後気をつけましょう。　私のイライラの原因は、ギリギリまで我慢して、嫌とはっきり言えず、突然切れる日本人的な自分の要素にあった。やっぱり私はＮＯと言えない日本人です。ＰＳ.　その後メールがあり、君に感謝すると書いてきた。しかし、私の案内した東京の３日間分のデジカメのメモリーを誤って全部消してしまった！と書いてあり、私は悪魔のように高笑いした！　すべてのことに意味があるとすれば、データが消えたことにも意味があるのよ。フォッフォッフォッ。

  2006年09月27日

• エキサイティングな渋谷交差点

  さて、渋谷スクランブル交差点に近づき、「さあ、いよいよです！用意はいいですか～？」と私は彼に言い、渋谷駅前で気持ちは最高潮。こんなにエキサイティングにこの交差点を見るのは、高校生以来だと思う・・。「たてに渡って、斜めにも渡りたい！」と言うので、「そんなことしたいの？？？」と言いながらも、しかたなくそれにつきあってあげた。　そしてフェイマスドッグ「ハチ公」銅像の写真を撮り、マークシティに渡る橋の上から、スクランブル交差点を人々が渡る姿をムービーに納める。いやあ、確かにクールだ・・。まるで「ブレードランナー」みたいだった。　それからヤマンバ系シブヤガールを見学し（まだいたのだ！）、スペイン料理を食べた。　彼は、見た目は日本人にしか見えないので、周りから日本語で話しかけられてしまう。が、あまり日本語は話せない。時々きょとんとした顔をしている。　彼は子供の頃は南米に住み、その後はカナダなので、見た目は中国系でも中身はカナディアン。そしてラテン音楽で心地よくなり、ラテン料理が食べたくなる（笑）、我々は変なアジア人。「キアラさ、日本人ぽくないよね。なにか混ざってるの？」混ざってませんが・・。「それからやたらと返事がはっきりしてるよね。」それは英語だからだよ！日本語だと、「そうね、あまり好きじゃないかも。」とか言うよ、たぶん。　それから、彼は中国系なのに中国語が読めない。明治神宮に行って、絵馬を見てたら、中国語が書いてあったので、「なんて書いてあるの？」と聞いたら、「あ～、話せるけど読めない。」とのこと。どうりで、日本の漢字が読めないわけだ。　そんな話をしていたら、後ろからフランス人が話しかけてきたので、フランス語で書かれた絵馬の字を読んでもらった。「○○（女性の名前）、君のことをずっと愛してるよ。　☆☆（男）」　そんなこと絵馬に書くなんて、やっぱりフランス人最高～！　ラテン好きな彼だが、中身はそうでもない。もしかして私、カナダ人ダメかも・・。　ラティーノが「あなた素敵ね～。」とほめてくれる中、彼は一度も私をほめてはくれなかった。一緒にいるから、なにかとても仲良しのようにはたから見えるのだが、彼は私にみじんも興味がない。これには笑えた！ただし、安全でいい人だし、欧米のマナーは身につけている。　カナダに移住する真面目なラテン人に彼を紹介できたので、よしとしよう。彼らは来月から同じ街に住むのだ。友達の新しい生活のなにか役に立てばいいなと思う。人の幸せを願い、ツーリストに東京をエンジョイしてもらう。それが今、私にできるＧＩＶＥだ。　以前、北欧のブラピとレインボーブリッジに行った話をしたら、「どこ？行きたい！」とやっぱり激しく食いついてきた！絶対行かないし、教えない！！！カナダ人、理解不能です・・。　彼は毎日のように案内してもらいたがるので、次の日はは東京タワーに行った。そして、私は静かにぶち切れることになる。つづく　

  2006年09月26日

• ツーリスト的視点で見る東京

  　北欧のブラピ以来、久々の東京観光案内の依頼が来た（笑）。この方、チャイニーズカナディアンで、Ｒ氏の友達の友達の友達だ！はっきり言って、１０分しか話してない。しかし、「東京に遊びに行くから、コンタクト取ってもいい？」と言うので、「いいよ。」と答えておいた。ま、この話の流れは早く、本当に連絡してきた。おかげで今週末はほとんど東京観光だ。　東京を知らない人と、待ち合わせをするのがとにかく大変・・。特に１日目は六本木だったのでよっぽどよかったが、２日目は秋葉原だ。もう死んだ（笑）。　私は秋葉原には行かない。どうしても行きたいというので、行くことになってしまった。そして私は、初めて本当のオタク？さんたちを見た。秋葉は外国人にはエキサイティングでエキゾチックかもしれないが、日本人にはただうるさくて美しくない街にしか見えない。「電化製品って、安くないんだね。」と彼。そうよ、だって、ここはツーリスト値段だもん！　メイドカフェの話をしてあげたら、めちゃめちゃ食いついて、「行きたい！」と言ったが、断固として、お断りした。　さっさと脱出して、明治神宮へ向かう。ここは観光の定番スポット。たいていの外国人は、美しい森があり、タダなので気にいる。着物姿の花嫁の参列もあり、お得感いっぱい。　ついでに表参道を散歩する。「人が多くて、フィエスタのようだ！」と驚く。私も驚いた。「東京ガールは、服装がきちんとしててキレイだね。」と言う。だって、一応、首都ですもん！カナダの地方都市とは違うよ。　そして、彼の観光の希望は、渋谷の交差点と築地市場！！築地の件は、行かないと断言して、とにかく渋谷交差点に連れていくことにした。きっと絶対、私も海外でこんな変なオーダーしてるんだわ。　彼のすごいところは、素敵なものやオシャレなもの、インテリアや装飾、日本的な美のものを探すのがうまいところ。毎日日本にいる私が、なんとなく見逃してしまう｢日本の美」「東京の美」をぱっととらえて写真に収めていた。ツーリストの視点で物事を見るのは大切だな、と思った。つづく

  2006年09月24日

• お金持ちファッション？！

  　田舎の銀行などでいつも、「なんで住所が東京なのに、九州にいるのか？」「家が２軒あるのはなぜ？」とか、いろいろ聞かれてイライラする。「口座開設の目的は？」って、預金に決まってるでしょ！　ここは田舎の最大手の銀行なので、態度も高飛車だった。東京でそんなこと言ってたら、商売にならないよ。いつもうちにまで営業に来てたけど、もう絶対に預金しない！　「今まで取引きがないので、貸し金庫を貸せません。」とやんわりと断られた。審査があるそうだ。アホみたい。絶対に私、若くてお金なさそうに思われたのね・・。もうおたくとは今後一切取引きしないわ。　母が亡くなって、私は大人の人にたくさん会う機会が増えた。銀行や税理士、その他世の中のおじさまたち。　彼らはバリっとしたスーツ姿。それに引きかえ、私はいつもの踊りファッション（笑）。人生で初めて、「キチンとしていたほうがいいかもな・・」と思った瞬間だった。自分がとても貧しく思えたのだ。やはり十和子ファッションみたいなのがウケがいいのは、よく理解できる。　私はブランドも持たず、お金のありそうなものは身につけてない。貧乏そうでもないが、金持ちそうでもないし、普通の人。ホリエモンくらいならわかるが、私のレベルでは、ファッションから入ったほうがいいのかも・・。　初めて私を見た人は、私の身なりと装飾品などで判断しているということがよくわかる。世の中のおじさまたちはそんなものだ。　税理士は金のロレックスをしていて、「今時、金のロレックス・・。」と思ったのだが、田舎ではもしかすると、こんなにわかりやすいものをしていたほうが、事務所のはやってる感が出せるのかもしれないな、と思いなおす。ブランドとは、そのブランドを知っている人が見て、初めて意味を持つもの。フランク・ミュラーとか、他の時計してても、もしかしたら誰も気がつかないかもしれないしね。　ロレックス氏に仕事を頼むかどうか、真剣に悩んでいた。ところが先日、まあちゃんけいちゃんとごはんを食べた時（ありがとう！）、偶然にも、「ホテルなどでは、時計で判断するっていうよね。」とまあちゃんがぽろっと言い、ロレックスの話をしたので、これもひとつのサインかな、と思う。彼にお願いしましょう。　場所にもよるけど、海外ではお金持ちファッションって必要なくない？　ただでさえお金持ちに思われる日本人なのに、それに加えて、金持ちそうな服って、私にはいらない。なるべく、どうしたらリッチに見えないか、そればかり考えている。海外で、日本人は地味にしてても、みんな身なりがきれいだからすぐわかる。　日本では金持ちに見えたほうがいい。でも海外ではなじんでしまったほうがいい。この矛盾。　でも結局、踊りファッションでいくだろうな。洗えてすぐ乾く、セクシーな服（笑）！将来、木の実ナナさんみたいになっていたりして・・！　結局、銀行行くために服を買うのもアホらしいので、やめました。私は私だから。　本当は何を着てても、それを貫いてしまうほど、自分の気品が高まればそれが一番ですが、それには、年季と修行が必要だね！

  2006年09月23日

• 苦手なこと、謎なこと

  　ハッピー＆ハーフリタイア。その前にまずはいろんな片づけが必要。まずは自分の家を片づけて、それから実家をどうするのか、考えないと。　なにを隠そう、私は片づけが苦手を通り越して、能力がない！捨てられない！ああ、これはなんの試練なんだ・・・！　実家の庭の草木は茂る。葉っぱは散る。畳はカビる？！恐ろしいことだ・・。どうすればいいんだ。でもやるしかないのね。「素敵な生活」「キレイな家」「新しい人生」と唱えながらも捨てられない自分。もっときれい好きでキチンとした人間に育ててほしかった(笑）。　そして、私を苦しめる、書類の山！！！人間にこんなに書類がいるとは！！！多くのものに印鑑証明がいる。なんのために？？？？？？？？？？戸籍謄本と印鑑証明が一番謎な書類だ。印鑑なんて、証明してどうなる？？？サインじゃダメ？？？　　私のは安い印鑑だ。こんなのでいいのか。私は、書類や印鑑など、管理しなきゃいけないものが苦手。どこかにしまったら、どこに置いたのかわからなくなり、失くしそうになる。自分の家で家探ししてしまうのだ。　　知り合いの外国人が銀行に「鉄人」という印鑑で登録したらしい（注：外国名なので、漢字がない）。そのくらいおもしろかったら、印鑑使ってみてもいいけど、私にはこの印鑑制度が一番疑問なのよ・・。　　でも仕方ない。日本人だもん。印鑑証明くらい取りましょう。　　そして謎なものが香典返し。いただいたら、返さなくてもいいことになりませんか～？！やって返してが面倒くさい。だったら最初からくれなくていい！　　香典返しの件数を極力抑えたものの、お返しのお手紙は手作業で送らなくてはならないので、私はこれに忙殺された。なんで一人でこんなに忙しいんだ。カフェで必死に手紙を封入してるのは私です。こんなバイト、あったよなあ。　　お返しはカタログから好きなものを選んでもらうシステムにして、あとの人たちの分はユニセフに寄付した。本当は全部寄付してしまいたかったが、田舎ではそうもいかない。常々、お返しっていうものは、いらないものをもらうんだなあ、無駄だなあ、と思っていたので、極力無駄は省きたかった。それよりも、子供たちにあげたい。生前、母は子供に支援をしていたし・・。　　最近リリー・フランキー氏の「東京タワー」を読んで、いろんなことを思ったのだが、ひとつよかったのは、お母さんの葬儀に２００万かかった、という記述を読んだこと。私のうちの規模でさえ、１５０万以上かかっているので、「使いすぎかしら・・？」と心配になっていたので、少し安心した！まったく死ぬのもお金がかかる。それを考えると、香典はなんの足しにもならなかった。ほとんどお返して寄付して終わり。来た人は誰も知らないと思うけれど。　「人生はアート」ということで、葬儀もこだわり持って行った。だから、多少お金はかかったかもしれない。　ユニセフに寄付したというお手紙をみなさんに送付するのに、母が撮ったモロッコの子供のポストカードを作って同封した。送り先には言ってないので、きっとユニセフが入れたと思うと思う。でもわかる人にだけわかればいいの。完全な自己満足と私の中での母への供養だから。　「人生をアート」にするには、こんな小さな方法もある。次は年賀状をお断りするはがきをアートに作ってみようと思う。　こんなことに忙殺されながら、日々は進んでいる。

  2006年09月22日

• ハッピー＆ハーフリタイア

  　今日は母の４９日。悲しいけれど、両親に感謝して、悲しむのは今日で終わりにしよう。　　昨日カウンセラーのジュンさんと話して、生まれ変わったような気持ち。私は今日を持って、本当の意味で自由に生きることにした。「人生は人体実験」を地で行き、チャレンジする時が来たのだ！　　ついに本物の「ラテンライフを遊ぶアーティスト」になることになったのです。　「じゃあ、なんのアーティストになるのか？」とずっと考えていたけれど、「人生のアーティスト」でいいじゃないか、という結論に落ち着いた。ただ、人生を楽しめばいい。その中で私の楽しんでする活動、私の作り出すものは、すべてがアートだから。「目に映るものは、すべてアート」の精神でいけば、人生は１００％アートでしかありえない。私のパワーとエネルギーを持ってすれば、人生は切り開けていくはずだ！　そのためにしばらく休暇を取ることにした。これから１年間、完全にＯＦＦ。遊んで遊んで遊びまくろう。その先のことは知らないし、またその時が来たら考えるだろう。新しいことに出会っているかもしれないし、パーペチュアルトラベラー（永遠の旅人）になってるかもしれない。　いずれにしても、ハッピー＆ハーフリタイア。働くにしても、半分だけ働いて、あと半分は遊ぶ。この若さで（と言っても年齢を公表していないが　笑）、それをやるの無謀だと思う人もいるだろうけど、いろんな人生のスタイルがあっていいと私は思う。だから、若くて気力もある今、あえて休むことに決めた。「人生は短い」ですし。　新しい生き方の模索、私の理想の人生の体現。これからの人生を考える中休みです。　　人に活力とエネルギーを与える。存在していること自体が仕事になる。　インスパイアという言葉がありますが、そういう存在に昔から憧れていた。これからはそれを目指して行きましょう。　みんなに理解されなくてもいい。自分が納得する人生を生きることが大切。　そして終の住みかを探す旅。これからの人生をどうやって、どこで過ごすのか。ゆっくり探すつもりです。

  2006年09月20日

• 悲しい時は、ハグ

  　昨日、ばったりトルコの羽賀研二に会った。久々に見る羽賀君は、友達共々坊主になっており、「なんで坊主なの？」と聞くと、「はやってるみたいよ～。暑いし。」と単純なお答え。でもあなた、顔がはっきりしてるし、やっぱり髪の毛あったほうがいいと思うわ・・（言えなかったけれど）。「お母さんどうなった？」と聞かれたので、「死んじゃった。」と答えると、彼は、「あけましておめでとう。」と言った。ん？？？「間違えた、日本語でなんていうんだっけ？」と聞くので、「そうねえ、日本語でも難しいんだけどさ、例えば、お悔やみ申し上げますとかかな。でもそういう時、なんて言っていいのかわからなくなるのが普通だよ。」と答えた。しかし、あけましておめでとう、と言われて、笑ってしまった。すごい間違いだ。日本語は難しいな。　しかし、その後ハグしてくれた。悲しい時はこれが一番だと思う（ま、普段でもするんだが）。　その後、私はテキーラを飲んで酔っ払ってしまい、お店の人に「体調が悪いようだ」と言ってくれたり、うだうだしてる私になんだかんだお世話してつきあってくれた。そしてなにごともなく、平和に「帰るね～」と私は彼と分かれた。本当にいい人だ！　久々に会ったお店の人たちも親切で、飲み物や食べ物を出してくれた（いつもありがとう）。　母一人娘一人の人は、私の状況を自分と重ね合わせる人が多い。一人の人は、「お母さんの気持ちを思うと泣けた。」と電話をかけてきた。「でも、かけたはいいけど、なんて言っていいか、わからなくて。」と彼女。誰だってそう。でもそんな時は何も言わなくても、ただハグしてくれればいいのです。「田舎に帰っちゃだめだよ。未来がないよ。ただの家守（ヤモリ）になっちゃう。」と彼女は私に言った。　ずっと東京に住み、今独身の私には、東京が合っている。彼女も田舎の出身。田舎には田舎のよさがあるけれど、デメリットも理解してくれている。だから、彼女の言葉に納得。　田舎では、田舎がいいと思っている人が１００％だったので、本当につらかった。田舎では息抜きも、行くところも少なかったし。　東京はいいところとは言えないかもしれないが、やっぱり自分の人生プランに合った場所に住みたいな、と思ったのでした。　しばらく時間をかけましょう。

  2006年09月17日

• 生活の目標を決める

  　ストレスで、肌が荒れてしまいました。人間の体は繊細ですね。胃にきて、「あ、やばい・・」と思った時には、あれよあれよという間に肌がぼろぼろ。たま－に、化粧落とさないで寝ても大丈夫だったお肌なのに！あーあ。　 こうなると、肌をよくすることしか、考えつかない。　 運動もしていなかったので、体型も怪しい。人にはあまりわからないかもしれないけど、自分が見ると、やばい。大人になると、運動は一時的なものではなく、継続していくものなのね。これから時間あるし、毎日運動しよう！と誓う。自分一人で元気に生きていくためには、まずは質のいい食事と運動、そして健康診断！体力維持！　 で、水着を買いに行った。この秋になって(笑）！なんで急に水泳か？というと、石垣島で泳いで気持ちよかったから。そして、先日見た徹子の部屋で、中尾ミエさんを見たのですが、６０歳くらいなのに、泳いでいるので、私より二の腕が引き締まっていたから！私も６０歳くらいの時、あのくらい腕の出せる服を着ていたい・・という単純な理由です。　 今は時代変わったのか、競泳水着みたいなのから、ボクサータイプと呼ばれるものに主流が変わっていた。上下セパレートのもの。うすうすは気がついていたけれど、本当にこんなの着て、みんな泳いでいるんでしょうか・・・？　試着してきたら、めちゃくちゃ泳げそうなんですけど～。大丈夫なのかな？　　もしくはダンス系か、サーキット系か。なににトライしましょうか。　　スポーツきちがいのフランス人に教えてもらったところに見学に行こう。どうやら、そういうところには、マッチョなスポきちたちがたくさんいるようなので、出会いのない方は、スポーツクラブに行くのは手かもしれません。自分も鍛えられるしね。　　これから毎日：　２０分歩く。　　運動の場所に出かける（ダンスか水泳か、ヨガかトレーニングマシーンか）。　　２０分瞑想する。　３０分勉強する。　３０分掃除する。　２０個捨てる。　毎日ひとつ、仕事を片づける。　アートな活動をなにかひとつやる。　先祖のみなさんに祈りを捧げ、花を飾る。　　　飽きっぽいし、書類作業が苦手なので、一日１個まで。単位は２０分か３０分。これでしばらく生活してみます。　　　

  2006年09月15日

• 人の印象は１秒で決まる？！

  昨日は「ソース」小田美奈子さんの講演会でした。久々にソースの仲間と会えて楽しかった。医療関係者や役所関係など以外の日本人とまともに話すのは久しぶりです・・。　　石垣島に行って開放されたものの、九州に帰るとまた元に戻ってしまうんですね。おととい、東京に戻ったので、これでまた東京の生活に無事アジャストしていけたら、大丈夫かもしれないなと思います。　　でも３カ月ぶりの東京で、「うわ、電車って揺れる～。」「ビルが高い～。」と驚いています。こんなところに住んでいたとは。　昨日はテンションも低く、「テンションの低い時は、低い声しか出ないんだなあ。」というのが私の発見でした。声が張れない時は、気持ちも晴れない。逆に言うと、声を張っていれば、テンションを上げられる。だからみんなカラオケとかに行くのでしょう。　「今、落ちこまれていてそのテンションなんですから、普段はどれだけすごいんでしょうか・・？」と参加の方に言われたのですが、落ちこみつつも、それでも私は私のハイテンションを保っているのです。これは驚きです。　葬儀の時もそうだったのですが、人前で話す時、私の中にいる私ではない人が勝手に話しているような気がするのです。これも私の一面なのですが、突然スイッチが入る、といった感じです。　人間は２４時間、常に落ちこんでいるということはなく、落ちこみながらもその落ちこみが弱い時間、というのもあるのですから、落ちこんでいる、ということ自体もまやかしで、思いこみなのかもしれない、そんなことを考えました。　昨日のワークの中で、「１分間、自分のことをスピーチして、それを聞いたあとの３人は、その人から受けた印象を書いてください。」というものがありました。私のスピーチを聞いた他の人の感想は、「芯がしっかりしている」というもので、こんなに落ちこんでいるのに、受ける印象はみな同じなんだ、ということに驚きました。というのも、「芯が強い」というようなことは、よく言われるからです。「１秒でわ～っと伝わってきますよ。」と言った方がいて、勝負は１秒なのか！と思いました。　あとの３人に対しても、やっぱりみな同じようなことを書いたので（ほとんどの人が初対面）、人が人に与える印象というのはすごいものだなあ、と感じました。自分の持ち味を生かしていったほうがいいかもしれない。　「踊るような身ぶり手振りと、歌うような話し方をしている」とオードリーが書いたのですが、え～、もしかして気がついてないけど、それって・・・無意識に話しながら手の振りがついてたってことかな？！他言語の時にジェスチャーが大きくなるのは、自分でも気がついていたけれど、日本語でもリズムと手がついてたのかな？？？　人間の情報は膨大ですね。

  2006年09月14日

• シャコ貝のランプと、第３の人生

  今日で石垣レポートは終わりです。　　私は石垣島に、あるものを買いに行った。それは、「シャコ貝のランプ」です！本物のシャコ貝に穴を開けてランプにしてあるもので、前回それが買いたかったのに、母から「やめなさい。」と言われて、やめたのだ（確か）。それか、重いか、高いか、両方か？とにかくやめてしまった。　　母は時々自分のほしくないものは、「そんなの買わなくていい。」と、いらないアドバイスをするので、私も従順にあきらめていたりした。　　しかし、人から言われてあきらめたものは、どういうわけか特に後悔と執着が残る。今までもエジプトのカルトウーシュという金のペンダント（これは父に反対された）や、ヴェネツイアのシルクのバックなどを買うのをあきらめて、やっぱり忘れられず、数年後また買いに行ったりした。私は執念の人なのだ！　　そして今回はシャコ貝のランプである。どうしても買いたいの。２日目から見て回るが、そんなにたくさん種類が売ってない。「今は小さいうちにみんな取ってしまうから、大きい貝が少ないんです。」と何軒かのお店の人が口をそろえて言ったので、そうなのかもしれない、と思う。前に見たのは何年前だったんだろう。　そしてただ貝もでかけりゃいいってもんでもなく、あくまで天然のものなので、模様の美しさや光の入り具合、色がひとつひとつ違う。お店の人も、なんで私がそんなにシャコ貝のランプをほしがっているか、わからないのかもしれなかった。私の数年がかりの思い！金額なんてどうでもいい、とにかく私はほしいの！！！　一週間かけ、結局一番初めに見ていいと思ったランプを買うことにした。本当はもっと大きいのがほしかったけけど、家に置いたら結構でかいのかも。着いたら写真をアップします。　最終日、シャコ貝の刺身なるものを頼んでみた。みんなが取ってしまうというシャコ貝、どんな味か試してみたかったのだ。　確かにシャコ貝はおいしい。でも普通に貝だ。トリ貝とかでもいいんじゃないかと思う。シャコ貝だけひいきして悪いが、あの貝は人間に思えてしかたがない。　もしかしたら、他の貝も絶滅の危機かもしれないけれど、今後私はシャコ貝を食べないことに決めた。ささやかな抵抗だが、少しでもシャコ貝の乱獲にならないように、協力したい。　結論：行ってよかった石垣島！サングラスは２個持って行こう！海ではサングラスがなくなるか、壊れる。石垣島でイケてるサングラスを買うのは困難（何時代の？っていうのが売ってあった）。　そしてスーツケースかキャスター付きバッグで行こう！今回、帰りには荷物が倍になっており（なんでなの？？？）、私はボストンひとつで行ったので、大変なことになった。たとえ行きがけスカスカでも、やっぱりスーツケースが正解（特に女性の場合）！　あと、日焼け止めも虫除けも、自分の好みのメーカーのものは、おいそれとは買えないので、どうしても必要なものは、多めに持っていくこと！　　目標の「外国人並みにダラダラする」のは、やはり無理だった。　しかし海にプカプカ浮かんで思ったこと：「人に理解されない人生だけど、まあいいや！」「日本人に生まれてよかった（こんな贅沢な旅ができたし）！」「一年に一ヶ月くらい、海のそばに住もう。」「都会も田舎もどっちもいい（両方楽しめるスタンスに持っていけばいいだけ）！」「これから第３の人生。新しい旅に出るのだ！」　ピンチはチャンス。この最悪な時期を乗り切って、新しい船出をしましょう。　おわり

  2006年09月13日

• 白保の海で、シュノーケリング

  　エスティシャン２人から言われたこと、「肩、こってますよね・・。」やっと鍼でよくなってきたというのに、ひどい肩こりになってしまった！！・・というのには理由がある。エステの前の日、シュノーケリングに行ったからなのだ！　何日も考えたあげく、「なにごとも体験だ、ダ～ッ（猪木）！」とシュノーケルツアーに申し込んだのだった。それも何を血迷ったのか、３時間もあるやつ（大丈夫か？）！　私は海で足のつかないところには、絶対行かないし、死ぬと思う。今まで船から離れられたためしがない。でも５６歳でダイビングできて、私にシュノーケルができないわけないでしょう・・。　当日、すごくいい天気だったのに、突然激しい雨と稲光。近くに雷が落ちた。「今日、少し出発遅らすからねえ～。雷鳴ってると、海の中じゃ、逃げ場がないからねえ～。」と民宿のおじさんが言う。まだ死にたくないんです。ただでさえ、海に入るのに超ナーバスなの、脅かさないでえ～～～！！！「雨が降ると、一気に水温が下がるもんで～、ウエットスーツを着たほうがいいですよ。」とおじさんのすすめにより、ウエットを借りる。こんなに暖かいものだとは知らなんだ。　ようやく、雨がおさまったので、船で出発。お客さんはみなカップルか夫婦。一人でやるってのは私だけ。あまりの緊張感にお昼ごはんも食べてない（忘れてた）。あと３時間、体力は持つんだろうか？　１カ所目のポイント。美しいさんごがいっぱいのところに連れていってもらった。本当にきれい！少しだけ船から離れられた。私にしては快挙だ！！！だってウエットの上にライフジャケットも着てるし、おぼれたり沈んだりはしないもの。　でもさ、フィンで泳ぐのがどうしてもできなくて、すでに足が痛く、前に進まない。「みんなのいるほうに、一緒に泳いで行けさ～。あっちに船が行くからよ～。」とおじさんは言うのだが、みんなのいるほうにすら行けないし、泳いでも行けないの（涙）！！！　遠く離れた台風の影響で波が荒く、船もぐらんぐらんしている。少し船から離れて、戻ろうとしたところ、どうしても戻れなくて流されてしまった！ぜえぜえしながら、ようやく船の近くにたどり着く。もう嫌。足も痛い（まだ３０分たってないのに）。　必死こいて、手をバタバタさせてると、「足を動かして！」とおじさん。できないのよ・・本当に・・。それですごい肩こりになってしまったのだ（あまりに一生懸命手で水をかいたため）。　ようやくおじさんも私の状況を理解したみたいで、「ねえねえは船に乗って次のポイントに行くかねえ。」と言ってくれた。みんなは泳いで行った。ねえさんと言われるより、ねえねえと呼ばれるほうが、心地よく耳に響く。　私は船に乗せてもらい、次のポイントに行った。そこではシャコ貝がいて、みんなうわ～っと言っていたけど、私はシャコ貝より、もう船から離れたくない、ただそれだけ。船の足場をつかんで、ぷかぷか浮いて時々水中を見る。「シャコ貝見なかったんですか、もったいな～い！」と一人の女性が言ったが、私はそれどころじゃないんだよおお(怒）！シャコ貝よりも、ここまで来れたことがすでに快挙なの！　そのうち、一人の女性が「船酔いした」と言って帰ってきた。怖いよ～！と船にしがみつく私と船酔いの彼女。よかったよかった、仲間発見！　船酔いのことも心配していたが、船で５分くらいだったので、私は酔うことはなかった。それより、フィンが重くて疲れた・・・。「今日は台風の影響でみんな流されてるし、ねえねえだけが流されてるわけじゃないんだよ。」とおじさんは言うのだが、「帰っておいで～！」とおじさんに言われても、自力で帰ってこれません・・・。　結論：やってみてよかった！白保のさんごは本当に美しい！でもダイビングはやっぱりやめとこう。圧迫される感じと水中がダメ。根性ないけど、海はビーチで泳ぐだけで充分です。

  2006年09月12日

• 美は修行

  さて、タラソ石垣のスペシャルコース、５時間、２万６千円について書いてみたいと思う。これから行く人以外、まったく役に立たない情報でごめんなさいね。　　ジェットシャワー：ひたすら痛い。なんというか、暴風雨の中にいるようだ。　　ジェットバス：ジャグジーみたいなお風呂に１５分入る。海藻の粉末入りで臭い、と書いている人がいたが、思ったより臭くはない。私はもっとだし汁みたいなものを想像していた。磯の香りがする。　　フットバス：温水と冷水が交互に出てきてマッサージ。この３つは海水で行われているので、少しかゆくなってきた（ちなみに私は肌が丈夫なほう）。　　確かにリラックスとはほど遠い。途中で思った、「今、私は美しくなることをしている」という満足感だけでこれをやってるということを。「だんだんきれいにな～る」そんな感じかしら。　「エステは修行」そんな言葉が頭に浮かんだ。　「美は執念」と言ったヘアメイクさんがいたが、まさにその通り。　初期の設備投資が結構かかってるよねえ～、などと考えながら、前半が終了。スタッフの方たちは、とてもよく教育されているので、サービスには満足した。　後半のアルゴボディパックは、海藻のパックを塗ったあと、ビニールと重たいシートにくるまれる・・。私はこれが苦手なのを忘れていた！この圧迫感！・・もうダメ・・・。　　イタリアのモンテカティーニ・テルメでは一人で放置されたが、日本ではちゃんとつきっきりでスタッフがいてくれた。ツタンカーメンのように包まれて、ギブアップ寸前。　その後、アロママッサージ４０分。リラックスというよりも、本当にもまれた、という感じ。　さらにフェイシャルマッサージ６５分！フェイシャルと言いつつ、半分はデコルテに費やしてくれている。国仲涼子ちゃんみたいな女性がしてくれて、もう永遠にやってほしいってくらい、肩から首のマッサージ（トリートメント）してくれた。これは最高。　ミントのいい香りのするパックをしてもらう。　最後はアエロゾルという海水のミストのお部屋で３０分休んでおしまい。ヒーリングミュージックはやっぱりリラックスできなかった（私の場合）。　結論：「だんだんきれいになるのだ！」と思える人は、やってよし！途中、休憩時間もも多いので、せっかちな人は向かない。　それから、海藻のにおいがダメな人は、絶対にやってはいけません！タラソだから、海や海藻、昆布系のにおいはつきものです。　そして、傷のある人、海水がしみるかもなので、やめておいたほうが無難。お肌の弱い人もどうかな、という感じ。　コストパフォーマンス的には、こんなものかな、と思う。なんせ初期投資がかかってますし。終わったあと、確かにお肌はつるつるになりました。　佐伯チズさんが見たら、あきれるほど日焼けをしたので、エステもへったくれもないのだが・・。やっぱり日々のケアが肝心ね。「美は鍛錬」「美は修行」です。　

  2006年09月11日

• 全日空ホテル石垣島で思うこと

  　旅の後半は全日空ホテル石垣島に泊まった。ウワサの賛否両論のホテル！私は結構サービスには満足。日本人らしい細やかなサービスで、やっぱり日本って感じ。５つ星ホテルでもないし、これで充分です、私は。　今回、ＷＥＢで、「眺望を気にされないお客様」というカテゴリー（サンコースト館）を選んだが、ビーチから徒歩１分のお部屋にしてくれたので、とても便利だった。タワー館はいい建物かもしれないが、海まで遠い。　「眺望を気にされない」というのは、「眺望が悪い」という遠まわしな意味だが（笑）、これは海が見えないというだけなので、私の中ではガーデンビューというランクに落ち着いた。海外ではこれをそう呼ぶし・・。　部屋も予想以上にきれい。部屋に夜中、ゴキ君が出た時も、迅速に女性スタッフがやってきてくれたし（たぶん女性一人客なので、気を使ってくれた）、さすが日本。ゴキ君が出ること自体どうなの？って思う方もいるでしょうが、まあ南国だし、虫までどうにもコントロールできんでしょう（部屋を変えてくれると言ってくれたけど・・）。　ただ、私は今回はっきりわかった、「高級なホテルは、私には必要ない。」　もっとこじんまりしたホテルが好き。全１０室とか、そんなもんでよい。あまりに建物がでかすぎて、どこかへ行くのにもえらく遠いし、私の部屋のベッドも空いてるので、誰かに貸してあげたいくらいだった（もちろんやらないけれど）。　あと、レストランがありえないくらい高い。東京だったら払うけど、島でこんなにお金使いたくない。タクシーに乗って出かけても、そっちのほうが安くてうまいように思う。　一歩もホテルを出ない大作戦は夢と終わった。こんな貧乏性な私はホテルステイに向かない。石垣牛１万５千円とかも食べたくないし。自分の質を見極めないと、お金も無駄に使うことになることがよくわかった。　ほどよくほっといてくれて、アットホームな大きさの、こじんまりしたホテル。これくらいがちょうどよいです。　しかし、タクシーに乗り、「全日空ホテル」と言うだけで、金持ちに思えてくるから不思議・・・。ま、私の金持ちとはその程度のことだが、いいホテルに泊まるというのは、そのホテル泊まるだけのお金とステイタスがあるということと、イコールかと思ったのだった。ホテルはその人の価値観とお金の感覚を浮き彫りにする。　予想をはるかに超えて、ホテルには子供連れが多かった。９月に入ったこともあってか、２、３歳児が多い。世界中の家族に子供がいるかのような勢い。それがビーチでギャーと泣く。まったくリラックスできない・・。　みんなお金あるのね～。子供がいると、沖縄くらいが距離的に妥当なのかしら・・？託児所もあるが、一日１万円！なので、あまり預けて夫婦水入らずという人がいないのかな。　なぜか親子連れは、離れたところでもお構いなしに叫びあうので、叫ばれ慣れてない私は毎回びっくりしてしまう。反対側のチェアでは、カップルがずーっと休みなしにしゃべっている。頼むから仕事のグチはやめてくれ～！　このリラックスできない感はなんだろう？と考えてみた。　とにかく「大人の空気感がない。」という一言につきる。叫びまくる親に子供。セクシーさに欠けるカップルやファミリー。やたらと海でしゃべりまくる人たち。　これはアジアの特徴なんだろうか？考えてみると、欧米のビーチでこんなに叫んでいる人や、大声でしゃべっている人を見たことがない・・。　それにやっぱり欧米は大人が主体の国。夫婦がユニットになって、大人の空気感を演出している。そこにセクシーさというか、大人の文化があるように思う。あくまで中心は夫婦。子供に焦点を合わせてないので、男と女の関係が生まれるのだ。　そこへいくと、日本のカップルって、なんとなく男と女という感じがしないんだよね・・。ラブラブな人も少ないし、淡白な感じがする。もちろん、キスしてる人もいなかった。　そして、男性が優しくないのにも驚いた。言葉とか、態度が連れの女性に対して厳しい。バケーションなのに、なんでパートナーや彼女にそんなエラそうな言い方をするのだ！もっと優しい言い方はできないの？時には女性になんか買いにいかせたりしている。全体に語気が荒い。そしてマイペースを貫こうとしている・・。これが世の中の男性なのか？？？わかんないよな～。　「私なら、別れるわ。」な～んてことまで考えているので、全然リラックスにならなかった（笑）。　また、ホテルの中でいつでもどこでもＴシャツとショートパンツ。家族連れはもっとすごい。　欧米系もＴシャツ短パンの好きな人たちがいるが、もう少しポリシーがあって着てるような気がする。日本人は楽だし、ビーチだからということで、なんとなく着てるように見える。それに女性は、やっぱりきれいな服を着ていたほうがみんな楽しくなれると思う。どんな素敵なレストランがあっても、Ｔシャツ短パンでは興ざめだ。　ホテルのサービスに文句はない。　結論として、一番イケてないのはお客さんだと、私は思った。

  2006年09月10日

• 外国人のようなダラダラバカンスを目指す　ＩＮ　石垣島

  今回は欧米外国人並みになにもしない上、誰とも必要以上話さないというのがテーマ。すごいよ！　　しかし旅に出て、なんにも体験しないことはありえないし、なにかを感じ、新しいことを得るのだなあ、ということがわかった。こんなになにもしなくても・・。　人から話しかけられるので、その時は普通に楽しく話す。でも自分からは話しかけない、今、疲れてるから。　　晩ごはんはほとんど毎日町で食べた。ほとんどはずれなく、どこもおいしいものばかり♪海ぶどうに石垣牛のレバ刺し、タカセ貝・・（ヨダレ）。　たいてい私はカウンターに座らせられ、隣りに別の一人客が来る。　年配の人が多かったが、１日目はおもちゃ会社の社長さん、２日目は脱サラして飲み屋を始めたというママさんが隣りに座った。彼女、５６歳でダイビングに来たと言う。すごいわ・・・尊敬。　みんな声の感じがよいので、すぐにいい人だとわかる。私はいつも話しかけられた後の、声の音程で判別している。顔にも人間性が出るが、実は声の方がはっきりわかりやすい。声が気に入らないと、その後の話に集中できないのだ。変だけど、職業病みたいな感じかな。　でも私は確信した、「私って、もういい人にしか出会わないようになったんだ（喜）！」たまたま隣りに座って、一緒に話して相手も喜んで帰るといういい循環。これは絶対いい兆候よ！！！　ママさんは、さすがママらしく、トークがうまい。「あなた、独身？なんで一人なの？」と言うので、「私、高望みなんです。」と私が言ったら、爆笑していた。歳を重ねると、言い訳がいろいろうまくなる。これでみんなそれ以上聞くのをあきらめてくれる。「望みが高いから、うちの息子には無理なのよ（笑）。」と、途中電話がかかってきただんなさまにも言い、なぜか私もダーリンと電話で話すハメになった（完璧に酔っ払ってる）。　翌日、竹富島で一日自転車を乗り回した。結構いい運動です。なぜか、「集落は半裸、水着は禁止」と書いてある・・。島だからいいんじゃないか、と思うのだが、観光の町に住んでいると、勝手に人が写真撮ったり、いろいろ楽しいばかりじゃないんだろうなあ。ラテンなら、間違いなく水着か、ビーチファッションだけどね。　コンドイビーチに初めて行った。行く前に見たＷＥＢで、「モルジブと比べて美しくないので、そうそうに帰った」と書いていた人がいたが、それはモルジブと比べちゃダメです・・。コンドイビーチも充分美しいし、人が少ないし、他のお客さんも、「ハワイよりきれい。」「また絶対来たい。」と言っているのが聞こえた。なによりいいのは、ここ、タダなんです！更衣室もシャワーも無料！懐広い竹富島！　今回はお金を使うぞ～！と思ってるのに、自転車のレンタル３００円まけてもらって、喜ぶ私（！）。どうも変なところだけ外国人化している・・。　　ところで、外国の方、非常に少ない。やっぱり石垣エリアは高いし遠いからか、日本人が９９％を占めていた。竹富島こそ、外国人が行くべき場所だと思う。こんなにエキゾチックな島はない。大推薦！　

  2006年09月09日

• キアラ的石垣島の旅

  　今日から石垣島の話です。興味のある方はお読みくださいませ。　　実は石垣島は、福岡から直行便が出ており、東京に行くのとほぼ同じくらいの時間で着いてしまうのです・・！行くしかないでしょう！　　しかし、石垣島からダイレクトに東京に戻らなくてよかった。あまりのギャップの激しさに「なんでこんなところに住んでるんだろうか・・？」と思ったかもしれないから。うちの田舎あたりで（石垣島のあとには大都会！）ワンクッション置いてから帰ったほうがよいみたい。　　博多駅でハイビスカスのバッグを持ち、貝のネックレスをまだしていた、トロピカルな私は、「沖縄帰りですか～？」と博多の人に言われるくらい浮いていた（笑）。　　秋風の吹きはじめた九州には、かなりミスマッチだった。　　さて今回の旅のテーマは、「とにかくなにもしない。」観光もしなきゃ、ダイビングもしない。買い物にも行かない。目指せ、欧米の外国人並みにビーチでダラダラ！　　しかし、やっぱり日本人なので、なぜか忙しいのであった・・。ダラダラ外国人への道は遠いなあ。　うわさのペットと泊まれるペンションは、確かに素敵なお庭があった。目の前は海だと行っていたが・・・それも間違いではない。しかしだ、「クラゲがいるので、泳ぐのはお勧めしません。」とはいったいなんなんだ！　とはいえ、海もきれいではなかったので、泳がず、たった一人で（ビーチには誰もいない）ビール飲みながら読書をした。石垣島の海が全部きれいだと思ってたのは間違いだったし、すべてのエリアで泳げると思ってたのは、これまた間違いだった。私はなにを勘違いしてたんだろう。　石垣島で安全に泳ぐには、ビーチのクラゲ防御ネットを張った中しかないのかもしれない。よくわかんないけど。　素敵なお庭でごはんを食べたいのだが、野良猫とハエとの闘いに疲れて、２日目からはあきらめて室内で食べることにした。８名定員のお部屋にたったひとり泊まってても、なにも文句はないわ。「こんなもん、こんなもんよ・・。」と唱える私。　しかし、もう泊まることはないな。　タクシーに乗ると、おじさんが「あそこのペンション、どうなの？」って聞く（みんな泊まったことがないので）。返事に困る・・・。「お客さん、よく見たら、南の顔だよね。」と言われる。九州はここでは仲間なのだ、たぶん。　タクシーの初乗りは３９０円だ。こんなに安くていいのかしら。　母と前に泊まったホテルにも行ってみた。最期までそこの海に行きたいと言っていたので、供養のつもり。さんごがいっぱい落ちてて、まるで骨のようだった。骨もさんごもカルシウムだから、同じようなものかな。　ひとりでぼんやりしていると、おじさんが、「ひとりじゃ寂しいだろうから。」と入れ物に入った、釣ったばかりの小さな魚をくれた。へえ、やっぱり私は寂しく見えるんだ、と思いながら魚を見る。　旅に出ると、よく「ひとりで寂しくないか？」と聞かれ、勝手に寂しいもんだと決められているが、私は全然寂しくないの！！この時は母のことを想っていたので、多少は寂しかったかもしれないが、どっちかというとそっとしておいてほしいのだ！　一人でいると人目を引くので、それが時々嫌なんだが、日本では声もかけられないし（ナンパもされず、金品も狙われず）、平和だなあ～と思っていたところ、こんな魚をくれるほど、私はひそかに注目されていたとは（笑）。　しょうがなく、魚と少し遊んで、海に返してあげた。　海で泳ぎ、雲をながめ、貝やさんごを拾い（どうしてもやめられない）、自転車を乗り回す・・・すべてがメディテーションだと思う。なにかに夢中になっている時間は、全部瞑想なのだ。　貝拾いは私の人生のホビーだが、これをやってると、１時間や２時間、あっという間にたつ。嫌なことはすべて忘れる。貝拾いは宝探しに似ているのだ。発見が楽しいの。つづく

  2006年09月08日

• 石垣島から戻った♪

  　ひとまず、帰ってきましたので、お知らせまで。　食べ過ぎて、苦しい・・　明日から石垣話です。ではでは～！

  2006年09月07日

• 最高の暇つぶし♪

  　・・・というところで終わろうとしたところ、昨日ソウルメイトの２と３が送られて来た！１０月になると言ってたのに、なんでこんなに早いの？！もしかして、私が感想を送り、「とても楽しみにしている」と書いたのがよかったのかしら？？　　それともサイキックだから、私が今、大変な時期だとわかったとか・・・？謎だわ。　　とにかく、これは最高の暇つぶしというか、忙しくなれる道具なのだ！よかった！タイミングばっちり！　　このリーディングと電子辞書を持って行き、夜はホテルで学生みたいにせっせと和訳に励みますわ（原文は英語）。あ～楽しみだ！！！

  2006年09月01日

• ラテンなバースデイパーティ

  　昨日はＲ氏の誕生日パーティだった。自分の誕生会を自分でブッキングしてきた（笑）。　　集まったのは、ヨーロッパから一人、南米から一人、アジアから一人、そして私（日本人）。う～ん、首脳会議のようだ（！）。ヨーロッパと南米、Ｒ氏はスペイン語、全体の会話は英語、そしてたま～に日本語。結構おもしろかったわ～。　　南米人は、久々に「本物のラティーノを見た！」という感じの人で、私に「サブロッサ（直訳できないが、素敵とか、ナイスみたいなこと）！」と言っていた。「ホットパンツの女の子はサブロッサよ（注：私ではない！）！」と言って、道を歩く女性をチェックしていた。さすがラティーノ！でも彼は既婚よ。「人生は一度きり。楽しまなくちゃ！」と、何回も言っていたっけ（しらふでね）。　最近、Ｑ君やＲ氏のような真面目なラテン人に会うことが多かったので、衝撃的だったなあ。「ＮＯ、ＮＯ、Ｒ氏もラテン人の血があるよ！」と南米氏は言うのだが・・。しかし、Ｒ氏は女性とおつきあいする場合、最低３ｹ月は話をしてお互いを知る、という非常にラテン的ではない人なので、私は彼のことを「お坊さん」と呼んでいる（笑）。・・でもＲ氏のスタンスは正しい。間違った恋愛を勢いで始めたらあとが大変だもんね。私のほうがよっぽどラテン的。　あと、彼はベジタリアンなので、食事に少し悩むかも。肉が好き、っていうのも困るが、肉を食べない、っていうのも意外と困るかな・・。食べられるけど、時々食べればいい、くらいだったらいちょうどいい。レストランに入ってからオーダーするまで、結構時間がかかる（肉が入ってるかの確認＆肉を入れずに調理できるか？＆日本語だけの場合、料理の説明なども入るので）。　昨日はきっと、毎日一人でごはんを食べてる私を気の毒に思って、誘ってくれたんだろう。ありがたいわ。　彼のアドバイスどおり、毎日忙しくしている。　明日から石垣島。４９日より前に旅行に行くのはなんだなあ、と昨日になって思うけれど（遅いって）、お母さんわかってね。これは癒しの旅だから。　というわけで、こちらも一週間お休みします。また来週！　　

  2006年08月31日

• ただ、話すことが癒し

  この週末、本当に落ちこんだ。母の納骨をし、親戚からお金などの話を３時間もされた。くわしくは書かないが、もううんざりだ。もう二度とセレモニーはやりたくない。　　どうして、日本はモノやお金をやったりとったり忙しい？それに、なんで人はお金のことばかり言うの？？？　　親戚づきあいも、もういいわ。もしかしたら、私はこのしがらみから自由になりたくて、海外に行こうとしてるのかもしれない・・。　　また、それに追い討ちをかけるように、Ｑ君から「緊急に」呼び出された。「このリレーションシップについて、もう少し考えたい・・」って、これはフレンドシップでいいじゃん？！ダメ？？なにも始まってないし、そんなシリアスに考えることないよ。　ここまで真面目な人とは思わなかったので、正直驚いた。でも私に今、必要なのは、「助け」ヘルプなんだよ！関係がどうとかこうとか、どうでもいいの！話を聞いてくれ～！　という希望もむなしく、彼は帰っていった。しかたない、次だ。　３分後、私はＲ氏に会っていた。たまたま食事の約束があったからだが、それにしても、綱渡り的アポイントメントかな。　ラテン人Ｒ氏は、若い頃に両親を亡くしているので、私の気持ちがよくわかる。「思い出の多い家にいるとつらいでしょう。早く貸したほうがいいですね。」　他の人はみな、経済的なことや、家が傷むから、という理由で、家について心配してくれていた。つらいから、と言ったのはＲ氏だけで、さすが親を早くに亡くした人はよくわかってるな、と思う。　　結局８時間も話を聞いてくれた。いい人だ！「お母さんを亡くして、かわいそうと思いました。同じ気持ちわかりました。」「あなたのようにおもしろい日本人と、会話したのは初めてですね。」と言われる。なんで彼が私の話を聞こうと思ったのか？わからなかったが、なにか助けてあげようという気になったらしい。　またまた文化の話、家族、恋愛の価値観について話す。そのうちにわかった。彼もまたＭＩＳＳしていたのだ。両親を亡くし、最近好きな人が国に帰ってしまって、とっても孤独を感じていた。同じような境遇。「２ロンリーピープルですね。」とＲ氏は笑う。　２ロンリーピープルは、ただただ癒しのため、なにも考えず、気を使うこともなく、思ったままを話す。子供のように、よしよしされる。まだ３回か４回しか会ってないのに、この距離感は我ながら不思議だな～。　次の日もまた４時間話を聞いてくれた。誓って言うが、これはラブではない。シンパシーだ。そしてお互いの恋の話をする。たぶんお互いの瞳の中には、別の人が映っている。はた目にはデートに見えたとしても・・・。「とにかく忙しくしてください。」疲れるまで働いて、運動して、倒れるように眠る。そうアドバイスをくれた。彼はお母さんが亡くなったあと、悲しさを紛らわせるために、とにかく忙しくスケジュールを入れたそうだ。それでも３年泣いて暮らした、と言っていたから、さすがはマンモーネ（ママっ子）の国だな、と思う。　うまくできるかわからないけど、トライしてみよう。　Ｒ氏は今は誰かに話すことが癒しになるとわかっていた。おかげで、少しだけ立ち直った。　今はなにも気力がない。でも１人（２人？）のラテン人に助けられたことに感謝します。神様、ありがとう。

  2006年08月30日

• いいホテル？悪いホテル？

  　石垣島に行く、と決めてから数日。毎日ＷＥＢで情報を見ている。現地に行った人がいろんなことを書いているので、参考になる反面、オーナーとしては恐ろしいと思う・・。　だが、いろんな人があまりにもいろいろ書きすぎているので、よくわからん。そして、読んでためになりそうなものは、そのうちの１割もない。　私の行くエステのことも、参考になりそうなのは、たったひとつしか見つからなかった。これではいいんだか、悪いんだかわからない。しょうがないから、帰ったら私が書こう。　そして、多くの人があらゆるホテルについて「二度と行かない」とか、「サービスが悪い」と文句を書いているのに驚いた。結局こういう人は、なにをしても満足いかないのではないかと思う。嫌な思いとか、ダメなサービスを受けるというのは、波長の法則からすると、自分の出してる波長がダメってことよ。だから、文句を書いてる人は、ダメなところに目が行く習性なのか、自分の波長が悪いのか、どちらかを疑ったほうがいい。それに目の前には海があるし、イライラするより、海でも眺めていたほうがいいよ。　しょせんは田舎は田舎なのである。５つ星ホテルならまだしも、そんなにサービスを求めるって無理でしょうよ。世界にはもっとしょうもないサービスの国はいっぱいある。もうたいがいのことには怒んないよ（たぶんね）。　うちの田舎も、サービスや味は、東京に比べると格段に落ちる。どうしてもいいサービスを受けたければ、東京にいたほうが無難。　私の気に入っているホテルにも、クレームと「よかった！」というふたつの意見が載っており、よくわかんない。私はいいホテルだと思ったけど。　今回は経費削減のため、前半はペンション、後半は大型リゾートホテルに泊まる予定。前半のペンションはえらく人気があると思ったら、犬と泊まれるというのがウリだった・・・私、犬がダメなのに！　川島なおみ嬢が推薦してるらしいと昨日ＷＥＢで見て、ビビった。もっと前もって調べとけよ！と自分につっこみを入れる・・。　それより心配なのが、後半のリゾートホテルである。私はいつも出歩いてばかりいるので、リゾートタイプのホテルには泊まらない。ここもＷＥＢ上、みんなの意見（また泊まりたいＯＲ二度と行かない）が分かれている。でかいリゾートホテル・・・ちゃんとローテーションは回っているのか、ホテルとして機能しているのか（まるでオードリーのようになってきた！）？　寝るだけならなんとも思わないが、ステイ型だと、中で楽しめないと意味がない。今回は観光をしないで、ひたすらダラダラするつもり。かといって、あまりにもやることがないと、悲しくなりそうなのでここにしたのだが・・余計な心配が頭に浮かぶ。　あ～ん、どっちなのよ・・・。石垣島に行く前にテンション下がってきた！　私は決めた。自分の目で確かめる。いいサービスも悪いサービスも自分で体験して決めることにしよう。今ひとつなサービスだと思うのは、そこに期待をしてるから。最初から期待してなければ、怒ることもなかろう。　エステも東京のほうがレベルが高いかもしれない。しかしだよ、島で、海に入ったあと受けることに意味がある。それに外国と比べちゃダメよ。　タラソテラピーは、イタリアのモンテカティーニテルメ以来だ。どうなることやら。　私が体験することは、すべて私のレベルの問題。私にはいいことしか起こらない、台風も来ない、天気もよいと強く信じて、前進だ！！！　それでも怒ったら・・・ごめんね。だってラテン系だから（言い訳かよ！）。

  2006年08月28日

• 金満な日本人と、謎

  　ラテン人Ｑ君はお金を節約している。なんでそんなことまで知っているかというと、いつも自分からなんでも話してくるから。「なんですぐそんなプライベートのことばかり聞く？！」と怒る。でも自滅してるのは自分だ。私は聞いてないんだよ。「自分のことは秘密にして、なにも教えないくせに！」と不評を買っているが、それが男と女の違いなの（笑）。　彼はあまり裏表がなく、天然に見える。もしあれが演技や計算なら、そうとうすごいよ。　あまり先のことが考えられないし、自分がリードしようという気もさほどなさそうなので、「あ～、あなたラティーノだから、先のこと考えられなかったよね、ごめんね～（笑）」と私は言う。　でも時々男性優位主義的なことを言う時は、「う～ん、マッチョ～！」と私は叫ぶ。　しかし、常に女性を優先することは教育に入っているので、そういう意味では快適だ（欧米の男性はみなそうだが）。道も先、ドアも先。「日本の男は自分が先に入っちゃうんだよ。」と言ったら、えらく驚いていた。「朝なんか、みんな急いでいるから、私はよくおじさんに激突するよ。」「男性は待たないの？」「うん。」「うっそー！！！」　海外から帰ってくると、相手が道を譲るもんだと思い込んでいるので、おじさんにしょっちゅう激突する（爆）！謝りもせず、時にはチッと舌打ちされるよ、と私が言うと、心底驚いていたようだった。　男性が譲るのが当然だとは言わないが、男性が譲っていけないということもない。人間性の問題だ。通常、前方から女性が歩いてきた場合や、なにかに乗り込もうとしてる時などは、必ず譲る。それはマナーというよりも、思いやりや優しさなのではないか、と思う。私が男性ならぜひそうしてあげたい。日本の男は、なんでも自分自分と言いすぎなのだ。　またＱ君は、「なんで日本人はハワイや海外に高いお金を払って行くの？」これまた難しい質問をしてくる。どうして自分の国で楽しまないのか？ということだ。なんでブランドを買うのか？みな幸せではないのか？「日本人はお金持ち。でもその分物価も高いから、別に生活が楽なわけではないんだよ。だから、日本以外の国に行かないと、お金の価値が出てこないの。」それにカリブのような海もないんだし、と私は答えた。しかしながら、彼が苦労して節約してる話のあとに、まさか私が沖縄の１週間で、彼の生活費２ｹ月以上分と使うとは、とても言えない・・・。　私は自分が金満な日本人に思えてならなかった。

  2006年08月27日

• バルで語りたいこと

  先日、久々にフロマージュリー（チーズ屋）のお兄さんのところに行った。ようやく顔を覚えてくれたようなので、ついに私は話しかけた。「あなたがオーナー？」彼はとっても若く見えるのだが、やっぱりオーナーだった。見た感じは黒田アーサーをうんと若くして、きれいにした感じ♪「もう一軒ワインバーも経営しています。」と名刺をくれた。ならばつぶれる心配はなさそうだ。よかったよかった。　残念ながら、私はお酒が恐ろしく弱いため、彼のお店でワインを飲めない。正体が怪しくなる（笑）。でもそのうち、機会があれば訪ねてみたい。　いつも行くお店で、テキーラの音楽が鳴ると、お店からのプレゼントで、テキーラショットが飲めることを、通い始めて５ｶ月もたってから、初めて知った（！）。だからテキーラの音楽がかかると、みんなカウンターに集まるので、「水族館の魚みたいだなあ」と思う。そう思いつつ、自分も集まる（笑）　飲めないけど、テキーラ飲んでテンション上げる！そして、車で来たので、お酒を飲んでないしらふの知人の肩に、「酔っ払っちゃった～！」とあごを乗せ、「もう酔ったとですか！」と言われるのが、私の毎週末のお決まりの過ごし方である。　田舎では夜、女性が一人で飲んだり食べたりできるようなところが少ない。先日イタリア人Ｒ氏に偶然出会ったのも、イタリアンレストランだった。私はその時、「あ～、イタリアのバールかスペインのバルみたいなところに行きたいなあ～。なんかないかな～。」と徘徊して探していた。が、なかったので、あきらめてそのレストランに入った。そして彼にばったり会ったというわけ。「日本は文化的に少しレベルが低いですね。建物も美しくない。」とＲ氏。日本に素晴らしい面もあるが、日常的に楽しむ大人の社交場とか、一般レベルでの美というものは失われていると思う。美しくないネオンに安っぽいカラオケ、１００円ショップ、どこも変わりばえしない飲み屋。毎日行けて、お金をかけずに楽しめる文化的な場所が少ないのだ。「イタリアも日本も戦争に負けた。なのにイタリアは文化を失ってはいない。その違いはなにか？たぶん石の文化と木の文化に違いだと思う。」とＲ氏。なるほどね。木は戦火で燃えた、というわけ。前にイタ彼に「なんで日本は戦後こんなに文化を失くしたんだ？」と言われ、いい回答が見つからなかったが、Ｒ氏の意見なら少し納得できる（さすがは大人だ）。　彼はベジタリアンだそうで、私はイタリアのプロシュート（生ハム）をすすめたが、絶対に食べなかった（ストイックだね）。世の中にこんなにおいしいものはないのに！　なので、一人でパクパク食べ、スプマンテ（スパークリングワイン）を飲み、文化の話を続けた。　お酒を飲む雰囲気も好きだし、知らない人と話すのも好き。でも特に私が好きなのは、「文化論や文化比較」なのだ、と今頃気がついた（遅いって）！！！　だから私は外国人と話すのが好きなのね。

  2006年08月26日

• 罪悪感とお金についての答え

  罪悪感とお金についての解答は、ものすごい勢いでやってきた。　　これを書いた次の日は、鍼の先生のところに行く日だった。どういうわけか、先生はその日、「生まれ変わりについて」話しだした。たぶん母が亡くなったことと、仕事について話していたので、その話題になったんだと思う。「お金は遊ぶために作って、たまったらすぐ使いましょう！なくなったら、また働けばいいんです。楽しいことや生きがいについて考えましょう。ただ食べてるだけじゃ、ネコと同じ。早く人間になりましょう！」と明るく言う。「また生まれ変わったら、そん時働いたらいいけんね～。」と先生。「私はお金はあったらあるだけ使います。今５０万円あるかないかかな？この前も寄付をするのに、借金をしました。子供も大きくなって、自分のごはん代しかいらんし、また働けばいいけんね。」　・・・すごいわ・・・先生のほうがラテンだ（爆笑）！先生よりお金があるのに、将来を心配してる自分が、そうとうアホくさくなった。　「仕事はなにをしててもいいんです。ようは楽しみが他に見つかればいいとです。道路工事でもなんでも・・・あ～私は道路工事はできんけど（目が見えないので）。泥棒もされません（笑）。つきそいを頼むわけにもいかんですけんね～　ワハハハ！」「私、車を運転できないんです。人をひきそうで怖いんです。」と先生に言うと、「おたくは、明るくて前向きのようだけど、どこか不安があるとですなあ～。車は運転できんでもいいとです。タクシーに乗ればいいとだけん！第一そのほうが安上がりですよ。私は馬に乗りますが、１時間８千円かかります。高いて言う人もおるばってん、馬を買うことを思えば、安かでしょうが(笑）。だけん、車を維持せんでタクシーの乗っとってよかとです。もっと自分を肯定していきましょう！」　・・・むむむ、なるほど。「もっと自分をさらけだせるようになったら、楽になります。おたくはずーっと得体のしれん人だったけど、最近ようやく得体が知れてきたけん、やっと心が通いあうようになりました。」　そう、私は心を開けばあとは早いのだが、それまでがやや怪しい人で、情報開示をしないタイプなのだ！そのことを先生は言っていた。よく言えばミステリアス、悪く言えば、閉ざしてる（笑）。先生には私の顔も姿も見えない。だから、私の声やトーン、肌質などですべてを判断する。美しいか美しくないかなんて関係ない、ただ心の動きだけを感じている。　どこか怪しく得体の知れない感じが心地よいのは、母の影響。この数ヶ月、母と暮らしてみて、いかに自分が母と性格がかぶっているかを思い知った。ＤＮＡなのか、育ちのせいなのか？本当に怖い。それも変なところばかりが似ているのだ、親子っていうものは・・・。「私はねえ、いつもキアラさんがどうしたら幸せになるかな～って考えてますよ。あなたのことだけでなくて、みんなのことをです。誰かが幸せになったら、自分も幸せだけんね。きっとあなたのお母さんもあなたの幸せだけを願ってますよ。おたくは子供はおらんと？一人？あ～そらよか！なんの制約もなかね！好きなことを楽しんでやらないかん！今やらんといかんね！」　誰でもいい、誰かに幸せを願ってもらえるというのは、とてもうれしいことだと思った。きっと他の人も願ってくれてるだろうけど。私もみんなの幸せを願いましょう。　「これあげますね。」とくれたのは、飯田史彦の「生きがいについて」の本。月曜に博多の本屋で買おうかどうしようかと思った本が手元にやってきた。これはおもしろいシンクロだと思う。　すべてはうまくいくようになっているのかもしれないな～。その日の夕方、雨が降ったら、そこに知り合いが通りかかり、傘を貸してくれた。　だから罪悪感もネガティブな思いや言葉が出そうになったら、別の言葉に言い換えればいいだけ。　そしてお金はなくなったら働く。たまったら使う。人生はそんなシンプルなことでいいんだわ。　

  2006年08月25日

• 石垣島へ癒しの旅

  今の希望は海の近くでのんびりすること。沖縄に行きたいのだが、高いなあ・・。グアムやサイパン、ハワイなどは近いけれど、今はアメリカに行きたくない。　だったらミクロネシアはどうかな？と最近思っている。タヒチやフィジーは少し高いかな・・。どうせならハネムーンよね。　では、アジアのビーチはどうなんだろう？アジア好きの方も多いかと思うが、私はラテン系のため、アジアが全然ダメ。なんの気持ちも盛り上がってこない。でもアジアの魅力は「安さ」と「近さ」。毎回ヨーロッパのビーチまで行くっていうのも遠いし・・。アジアを発掘してみようかな、という気になった。　アジアンビーチは、バリとランカウイしか行ってないから、試してみる価値はあるかも。サムイとかクラビはどうなのかしら？ベトナムは？誰か行ったことあります？　でも言葉が通じないとへこたれる。バンコクでそうだった。タイ語のできる友達なしではなにもできなかった。あれは避けたいな。　適当な大きさの町があって、英語が多少は通じて、食べ物がおいしくて、踊れるところ（笑）。あと、マッサージあるところ（！！）。あとはきれいな海で申し分なしだなあ。　そんなところがあったら、ぜひ教えてください！　・・・などと書いていたところ、怒涛のごとく石垣島に行くことに決まった。夜ＷＥＢで調べて、寝ている間に考え（たぶん）、朝起きてからインターネットと格闘すること２時間。すべての手配を誰とも話さずに終えた（笑）。まったくすごい時代よね～！　普通なら外国に行くほうがワクワクするが、心底疲れている時は、日本に限る。そう思ったのは今回が初めてだ。　入国審査もいらないし、旅行保険もいらない。日本語でいいし、人は親切。ぼったくりもないし、荷物もなくならないし、盗難もまずない。　海外の変な緊張感は楽しくもあり、時に疲れる。今回はひたすら「弛緩する」旅なのだ。　最後に母がとても行きたがっていた石垣島。以前二人で行った時、本当に海がきれいで楽しかった。父が亡くなった後の最初のお正月も沖縄で過ごした。これからは、母が行きたがっていた場所、マチュピチュやイースター島、タヒチなどに出かけて行くことにしよう。へんてこだけど、私の家族は、亡くなった後、その人が行きたくても行けなかった場所を訪ねることになっている（暗黙の了解）。　人間はどんなにお金があっても、健康を損なったらそこへは行けない。母も最後の数ヶ月はドクターストップがかかって、飛行機には乗せてもらえなかった。　２３億円払っても、宇宙に行けない人は行けないのだ。　　はっきり言って、ハワイに行くくらいのお金がかかってしまった。「あ～、こんなにお金使っていいのかしら・・・・。」と思う。しかし、最後に母が言った言葉、「今こそお金を使う時よ。」今がそうかもしれない（もしかしたら、もうその時期は終わったかもしれないが）。　思い出したら５秒で泣ける。この精神状態が尋常なのかどうか、判断もつかない。でも人は本当に悲しいと、泣けないものなのだ。この冷静さが自分でも怖い。どこかで激しく壊れるんじゃなかろうか。　だから今は沖縄で癒されたい。　というわけで、９月１日から一週間石垣島♪　だら～んとしてきます！　

  2006年08月24日

• 自分の性格を楽しむ訓練

  楽しく生きることにどこかで罪悪感を感じる。ラテンの生き方を提唱してるのに、それはないだろう！と思うのだが、この罪な気持ちはどこから来るんだろう。　　例えば、仕事。仕事しないで楽しく生きられれば、それはそれで悪くはない。でもそこに後ろめたさを感じるのはなんでなの？週にパートで３日働いて、あとは好きなように時間を使うとか、半分日本で働いて、後は海外で過ごそうか、と思う時に、どこかで罪悪感を感じる。そこに「人間は毎日働かないといけない」というすりこみがある。人の人生は人のもの。他人がどう思ったって関係ないのに、気にしてるのは自分だ。　　　また、お金を使う時にも罪悪感を感じる。こんなに使っていいのかな、と思ったり、将来お金は足りるのか？と思う。結局、いくらあっても、お金があってもなくても、人間は心配する生き物なのだ。　　　罪悪感を手放す。私だけ生き残って楽しむのは申し訳ないな、とどこかで思っている。楽しみと人生のバランスをどのくらいとっていいのか迷う。　　元々、趣味に生きるタイプの人間なので、もしなんの制約もないのなら、毎日習い事したり、勉強したりしていたい。もしかしたら、結婚して主婦のかたわらだったら、変には見えないかもしれないが、独身でそれをやるのは変な人かな。　　いや、それも自分で作った思いこみなんだろうな。たとえ変でも、自分がいいと思う道を進めばいいのにね。　　そうそう、最終的に「モノにならない恐怖」というのも、いつもある。これは母の影響だと思う。人生終わってみて、「結局なにも極められなかった。」というのが自分は一番怖い。「なにかを極めなくてはならない」という法律も決まりもないのに。　　私は音楽の道を投げ捨てた。同僚は仕事を続けて、それなりに活躍している。そんなところからも、自分を否定する気持ちが生まれているのかもしれない。　　音楽学校時代、作曲の小さなコンテストで１位になった時、先生が私にぼそっとこう言った、「器用貧乏になるなよ。」これもひとつの呪縛。なんか自分はひとつもモノにならない、多趣味なだけの人間になるかも、という恐怖。　今行っている鍼の先生は、いつも明るくウキウキしている。「今日はどんな楽しいことをしようかな～。」と考えている。目が見えないので、外を散歩することが難しいため、家の中をぐるぐる歩く。それだけでも楽しいと言う。本の朗読テープを聴くのも楽しいし、時々馬に乗ったり、スカイプで知らない人と話すのが楽しいと言う。「散歩して、お花がきれいだな～とか、思いながら歩いてくださいね。」と目の見えない人に諭され、自分の贅沢さを思い知る。「元々の性格は変えられません。自分は昔から明るい性格なのです。でも短所は長所です。あなたのように、思い悩むタイプの人は、美しいものを見て感じたり、感情が豊かなんですから、それを楽しんでください。」と鍼をされつつ、先生に励まされる。　自分の人生の限界、罪悪感と恐怖。時々襲ってくるこの感情。「もっと歳をとってくれば、もっとどうでもよくなって、楽になりますよ。」と先生。「楽しむ」にも訓練が必要なのだ。

  2006年08月23日

• 人生の喜び

  　博多に行ってきた。というのも、年に一度のラテンのフィエスタがあるからなのね～。島であるんだけど、ここは日本？って感じ（すみませんが、時間がなくて、写真はアップできないかも）、超ラテン。いや～楽しかった！！！東京チームもやってきて、久々に会ってテンション上がったわ♪　　最近、東京に帰る意味あるのかな？と思い始めていたところだったので、みんなに会って、やっぱり私の場所は日本の中では東京だな、と思った。東京には私のすべてがある。ネジが１０本くらいはずれた感じが自分には心地よい。　　しかし、最近Ｑ君と遊んでばかりいるので、なんだかいろいろ情が移る。私はラテン人情系なのだ。　　夜、元気に博多の街へと遊びに出かけた。カリブのバンドのいるお店に出かけ、そのうちのパーカッションの人（もちろんカリブ）としばらく話をした。私のスペイン語は超プアだったが、彼はスペイン語を話す人が店にいてうれしかったらしい。博多でほとんどスペイン語を話す人に会っていないと言っていた。　　おかげで朝３時まで遊ぶことになり（テンションＭＡＸ）、一緒に行ってくれたお友達を放ったらかしで彼としゃべっていた。ごめんね、Ｙ君。Ｙ君はは早く帰りたそうだったが、私につきあってくれた。　　パーカッション氏（以下Ｐ氏）が私となんで話したかったかは、なんとなくわかる。ボキャブラリーが貧しくてもスペイン語を話すこと（彼はあまり英語がわからない）と、踊りが彼の国のスタイルだったからだ。「日本人がこんなに踊れるとは期待してなかったよ。」とＰ氏。でしょうな～。「君はお父さんかお母さんがラテン系なの？」と言われる。「顔は日本人だけど、目元がラティーナに見える。」やっぱりだ・・。時々そう言われるのだが、私の親族は、南方のお目目ぱっちりキラキラ系なので、確かに少しなにかが混じったように見える。沖縄ほどではないが、あきらかに南の顔だ。　ここでふと思いあたる。Ｑ君も私のことを「姿といい、歩き方といい、ラティーナのようだ。」と言うのだ。もしかしたら、彼らにとってみれば、比較的違和感がないのかもしれない・・。だから話がはずむのかな？　しばらく世間話をしたところで、Ｐ氏は言った、「君は何歳？２５歳に見えるけど。」むむむ・・・（倒）　先日、年齢は聞かれないという話を書いたが、外国人でもたまにこうやって聞く人がいる。年齢が彼らのプライオリティなんだろう、と理解している。「私は女性だから、秘密なのよ。」といつも私は答えることに決めているが、外国人の思う私の年齢の平均値は２５歳前後。日本人はみな若く見えるから無理もないが・・・あまりそれ以上つっこまないでくれえ～～！「もしかして、若づくりしすぎ？」と不安になってくる。だからみんな親切なのか？なんかやだよな・・。恐ろしくてこの話題はＱ君には言えんな。でもＱ君が私をかなり若く思っていることは・・・ありえる。イタ彼とフランス人はちゃんとおよその年齢をわかっていた。　私が気にしすぎなんだろうけど、やっぱり気になるこの話題。　先日、「この瞬間は、私の人生の喜びです。」とＱ君に言ったら、とても喜んでいた。なかなかできない体験をしたり、人と過ごすひととき。どんな瞬間も私の人生を飾る大切なもの。短くても、どんな形でも、遠い国の人たちと時間を過ごし、話しあう。これも人生のプレジャー。　いつかこのひとときも過ぎて終わっていき、私はまた新しいなにかに出会うだろう。そして私はそれを止めることはできない。もしかしたら忘れてしまうかもしれないが、使った時間や思い出は心のどこかにとどまると思う。　死ぬ時にモノを持っていけないとしみじみ思う今、持っていけるのは、思い出と経験だけだと感じる。だから、Ｑ君と過ごす時間や、Ｐ氏との短い出会いや会話、またこれから出会うたくさんの人たち、そのすべての瞬間が私の宝物なのだ。　

  2006年08月22日

• 二人の関係と年齢

  　田舎で外国人と歩いているととても目立つ。とは言っても、私が田舎を出る前よりはるかに外国人が多く住むようになり、みんながじろじろ見る、とかそういうことはなくなった。ただ目につくだけ。　 先日Ｑ君と花火に行ったが、街中いたるところで、Ｑ君の知り合いに会う。なんなんだよ、いったい！ちなみに私の知り合いは皆無（笑）。「私はこの町の出身なのに、なんであなたの知り合いがこんなに街中にいるわけよ？」と私。マジで悪いことできません（！）　 メガネ屋さんに行った時も、同じ店に知り合いのイタリア人Ｒ氏がやって来るし、道を歩けば他のラティーノにも会うし、街が狭すぎる！この街で不倫をされてる方は大変だろうなあ。　 歩いていると、度々Ｑ君の友人につかまる。まず、存在が目立つ上、数少ない外国人なので、お友達になりたいと思う人や興味を持つ人も多い。きっと外国に行った時も自分もこんな感じなのかも。みんなが親切だし、関心を向けられる。　しかし、それもよしあしで、次にみんなが知りたいと思うのは、「二人の関係はなんなの？」ということ。そんなのどうだっていいじゃん！！！あなたに関係ないでしょ！「日本人はどうして、一緒に出かけてると、すぐに｛ガールフレンド？｝と聞くの？」・・・知らんがな。私もよく聞かれるので気持ちはわかる。でもガールフレンド（ボーイフレンド）としか出かけてはいけないの？第一そんなプライベートなことをなんで人に説明しなきゃならんのだ（憤慨）！「それからなんで、年齢を聞く？」そうです、最近東京ではあまり年齢を聞かれることはないのだが、こちらでは時々聞かれる。・・何歳でもいいじゃん。ダメ？「日本人、変な質問するよ・・。」とＱ君。私も少しへきえきしている。ラテン系は愛のかたまりなので、そんなこといちいち気にしてたら、やってられないのだろう。ちょっと一緒に歩いてただけでガールフレンドだなんてさ！！！　昨日、母の葬儀社の担当の人がうちに来た。「先日、お嬢さま（私）を街でお見かけしました・・（もごもごもご）。」「はあ、それは外国人と一緒のところですね？」「・・はい・・・。」　母が死んで間もないのに、なにをやっておるんだ？と思ったのか？？でもさ、母が亡くなったからこそ、出かけたいのよ。な～んて言ってもわからないかな・・。　私は見た感じ派手だし、まったく喪に服していない服装（よく考えたら、その時、赤白の服を着ていた！）。でも、あれが本当の私だし、なにより暗い色の服を着ると気分が沈むの！ま、母はわかってくれるだろう。　次の晩、ごはんを食べようと一人でレストランに入ったら、今度は偶然イタリア人Ｒ氏に会ったので、一緒に食事をした。これも見ようによっちゃ、待ち合わせたみたいよね（笑）。昨日はＱ君、今日はＲ氏って、まるでプレイガール？？？　帰り、一緒に道を歩いてたら、今度はＲ氏の知人にどんどこ会うので、また誤解されなきゃいいなあ、と思いながら歩いていた。はたから見ると、デートに見えるもんね。　人生は、「ガールフレンドなのか、友達なのか？」そのあいまいさが楽しかったりする。そして、少し危うい関係ややりとりがまたいいのだ。そんなになんでもはっきりくっきりしてなくてもいいの。これからどうなるのかわからないという未来への期待感。それを排除して、いきなり現実に引き戻す質問が、二人の関係と年齢をたずねる質問なのだ。 ま、そんなことを聞かれるうちが花かしらね♪P.S. 明日から博多行ってきます！

  2006年08月19日

• 私は飲み屋の姉ちゃんなのか？

  　ここまで書いてきてたぶんまた謎なのは、「なんでどうしてそんなに知りあって間もない人と出かけられるの？」ということ。私にもわからない（笑）。　 今後の参考にしたいと思い、Ｑ君にも確認してみた、「なんで私と出かける気になったの？」「わからない・・。話がおもしろいし、魅力的だから。それに今まで他の女の子の中に、興味の持てる人はいなかったから、出かけなかった。」と言う。 そりゃ年季が入っているから、若い子よりは魅力的だよ、たぶん（爆笑）！　　女の子からの誘いを断っているのを何回か見た男友達に、「おまえは頭が変なのか？ゲイなのか？？」と言われたらしいが、それでも一緒には出かけなかったようだ（本人談）。「でも私と会った時、すぐにまた会いたいと言ったよね？あれはなんで？」「ワカラナイ・・・フィーリング・・」　　当初、私はまたいつものラティーノの手口か！と思っていたので、彼をあまり信用していなかった（すみません）。　ひとつ結論として言えることは、「男は、自分が誘われるより、誘う方が好きな生き物である。」ということ。これはトルコ人も言ってたし、いろんな人が言ってたよなあ。自分の趣味に合わない人よりも、自分が気に入った人と出かけたりしたいということなんだろうか。まったく男ってやつは・・・。　結局、私がなんでいろんな人と知り合いになり、出かけられるのか、やっぱりわからなかった。これはまた追跡調査しよう（自分でも意味わからん）。　先日、日本人の知り合いに会った時、彼が私に、「あのルックスだし、俺がもし女なら、今夜俺はＱ君に抱かれるね。うん、抱かれる！」　と言ったので、大爆笑した！！！　あとでこれをＱ君に伝えたら、「絶対に彼とは嫌だ！」と言っていた。だから「もし女だったら」なんだってば。それでもそんな想像することすら、ラティーノにはありえないらしい。あとで「おもしろいね」と言っていたけれど。　お互い酔っ払っていたとはいえ、案外こういう話はバカバカしくて楽しい。「だって嫌いじゃないでしょ。」と見抜かれていた！私は昔からどちらかというと、男どうしのひそひそ話に混じり、「彼女をどうモノにするか？」などという、メンズトークに参加するタイプなので、結構男目線。アホな会話が大好き。　何回も言うが、お互いに酔っ払って、そうとうテンションが上がっていた。日本人の彼はその夜私にこう言った、「だってさ～、キアラってなに言っても怒らないじゃない。なんか飲み屋の姉ちゃんと話してるみたいだよね。」　なんか失礼だけどさ～！そうなのか！！！　ひとつだけわかった。私は飲み屋の姉ちゃんのように話しやすいということだ。なるほどね。　

  2006年08月18日

• そして私は男性化したのか？

  　最近はラテン人Ｑ君と出かけている。先日も花火を観に行った。そしてなぜかまた所持金が足りない。また郵便局を探すハメになる。彼はかなりの確率で「エクスペンシブ（高い）！」と叫んでいるので、ちょっと困ることがある。日本に来た外国人には高いだろうが、いい加減日本にも慣れてもらわないと・・・。　　しかし無理もない、貨幣価値が１００倍は違うのだ。月収２０ドルだったところに、一回ごはん食べて、２０ドルは高いだろうな。それに、デフレ以降、少しモノは安くなったが、やっぱり日本の物価は高いよ。　　　今回、勉強用のメガネを買うというので、通訳がてらついていった。私がスペインに行ったら、たぶんスペイン人についてきてもらわないと買えないと思う。それと同じ感じ。そして悲しいかな、私のスペイン語能力が恐ろしく低いため、我々の会話は９０％が英語で、あとはお互いしゃべりたいスペイン語（私）と日本語（Ｑ君）のちゃんぽん会話である。一応言葉を上達したいと思っているので、時には同じ内容の文章を３タイプ（英、日、西）で話す。そして正しい言い方に直してもらう。この人、東京にいたら、同じ目的があって便利なのに、残念だわ・・。　　さて、メガネを買うのに、かなりの商品を見て、試した。ラティーノなので、オシャレには気を使うし、こだわりもある。私は１時間半でバテた（というか、おなかすいた）。「女の買い物について行きたくない、男の気持ちがわかったよ。」と私。私の買い物はもっと長いもん。　数時間後（！）ついにひとつのメガネに決まった。私の意見も聞くので、結論にたどりつくまで大変だった。　たかだかメガネ選びと思っていたのだが、一番のネックは、日本のメガネは平坦な顔の日本人向けに作ってあるので、小顔のＱ君には幅が余ってしまうことだった。なので、顔の幅がなるべく余らないもので、デザインが気に入り、なおかつ予算内におさまるものを探していった（も～大変よ）。インポートものも、日本人用に合わせて作ってあるので、少し幅がでかいのだ。なるほどね～。　メガネ屋さんが保証書をくれたので、「これは預かっておくね。」と私が言うと、「うちのお母さんみたいだね！」とＱ君。そうだ、お母さんなのだよ・・。だって、その紙に書いてあること、これから説明しなくちゃいけないんだしさ。　買い物に勢いづいたので、ついでにショッピングに出かけた。Ｑ君は、「キアラがどんなところに行くのか、日常が見たい。」と言ったのだが、結局彼の服を見に行くことにした。というか、私に連れて行かれた。というのも、彼はありえないくらい、なにもモノを持ってない人なのだ。Ｔシャツ３枚に古いジーンズ２本にプラスアルファ程度で、シンプルライフを軽く通り越している。逆に言うと、これだけのもので人間生きていかれるのね、という感じ（スーツケース１個分くらいかな？）。しかも、その数少ないジーンズは破れており、私はそれがなんだか気にいらない（彼のお母さんも同じ意見）。　元々顔やスタイルがきれいなほうなので、安い服でもそれなりに着映えがするし、それがファッションに見える。「やっぱり服はボディで着こなすものなのね。」と変なところに感心する。でも最近会う人たちは、みな体の線や筋肉がきれいだなあ（ほとんどおやじ目線）。　考えてみると、彼の国にはモノがないので、これが普通なのかもしれない。麻の服がオシャレだと言われている彼の国で、麻の服は４０ドル以上すると聞いて、ぶっ飛んだ！つまり、麻の服を着てる人は「お金を持ってるぜ」という意志表示。安くはない服なので、全身麻のスーツでキメたおじさんの写真を撮った時、私はお金を要求されたのか・・・（ちなみにＱ君は、ユニクロで麻の服を買って喜んでいた）。　そんなわけで、彼がモノを持ってないとしてもたいして驚きはしない。　　以前、彼の国を訪れた時、歯ブラシを失くしたことがあった。「歯ブラシ失くしたら、買うの大変だったよ、、、どこも売り切れで。あれ普通なの？」「そう、大変（うっそ～？！）。だからもし見つけたら２、３本まとめ買いするんだ。」とＱ君。やっぱり・・・気のせいじゃなかったよね。　また彼は大学で働いていたが、学校までよくヒッチハイクで仕事に行っていたと言う！！！！なにそれ？？？？　ヒッチハイクで一発で目的地に行けることはないので、一日に２，３回ヒッチハイクしなおしていたらしい。「バスのに乗るより早い」ってどういうことなんだ？　彼はなかなかいい男なので、かなりの確率で乗せてもらえていたようだが（特に女性ドライバーに！）、乗せてもらうには、感じのよいアイコンタクトと笑顔がポイントなんだそうだ（ちなみに女性の方が乗せてもらいやすい＆このヒッチハイクは彼の国では割と普通のこと）。だから外見が大事というのもうなずける。「毎日、新しい経験と新しい人と出会えて、楽しいんだ。」そんな風に考えられるラティーノは、やっぱりすごい。　こんなアンビリーバブルな話が展開される中、ショッピングも続く。「とにかく着てみないとわからない。」と、ジーンズの試着をさせる。何着も着させて、「これは似合う」とか、「これは似合わない。」とか、私は言う。　ついに予算内で気に入ったものが見つかり、これにしようか、ということになった時、私はついにたまりかねて言った、「これはプレゼントするから、あなたは自分でＴシャツとサンダルを買いなさい。」う～んこれって・・・まるで男ではないか。今までの人生で、私は男性にこんなことを言ったことはない。しかもつきあってもいないのに！　Ｑ君と一緒にいると、自分の男性性がどんどん強化されていくようだ。これって、おやじが若い女の子にプレゼントするのに似てないだろうか。　私は彼の国が大好きで、彼の国がどんなものか多少は理解している。私の人助けは助けになっているんだろうか？　困っている人を助けたい、と少し前に書いたが、もしかして、若いお金のない男につぎこむようなことになるのでは？と自分をちょっと心配している（爆）。　私は歳をとったのか？それとも男になったのか？？？元々男性気質が多かったが、言動や行動がどんどん男性化してるような・・・。　初めて会った時、私がタバコが嫌いだと言ったので、Ｑ君はタバコをすっぱりやめたようだ。　それを聞いて、「かわいいやつよのお♪」と思ってしまう私は、やっぱり男だよ～～～！

  2006年08月17日

• 自分の質を知ることが一番大事

  　昔つきあっていた人から電話があった。お悔やみだ。「なんと言っていいか・・。」と言うが、こんな時は、なんとも言わなくてよいと思う。ただ、気にかけているとだけ言ってもらえたら、それでうれしい。「この後、どうするの？」という質問に、　「もしかしたら、しばらく海外に行くかも。」と軽くジャブをふっておく。なぜなら、彼と一緒にいた頃から、私は一人で世界を飛び回っており、それが不評だったからなのだ（もう今となっては関係ないけどね！）。　 すると、彼は一言、「いいんじゃない？行ってくれば。日本の枠にとらわれないで生きた方がいいよ。」？？？！！！　それを聞いて私は思わず言った、「そのセリフを５年前に聞きたかったわ！あなたはわかってたんでしょう？」　私は数年前まで、自分は日本の枠におさまりきれないという事実に、あんまり気がついていなかった（爆）。自分の器を間違うと、人生はとんでもないことになる。自分というものを理解していないまま、世の中がこうだからと、世間に自分を合わせると、どんどん大変になっていく。だから、深いリレーションシップを持つのは、自分を知ってからでも遅くはない。　結局、彼は私から去っていった。その張本人が今、「枠にとらわれるな」と言うのだ、傑作だよ！！でもきっと彼は私の素質をわかっていたのだ、昔から。まあ、この経験もシナリオどおりよね。「今はそんな人も増えてきたみたいだしさあ、海外で暮らすっていうのもいいよね。」と言うのだが、ちなみに彼は飛行機がダメ（笑）。旅行好きと飛行機嫌い・・・これは合わないでしょう。「スペイン人かイタリア人の相手を連れてきても、別に驚かないよ。そういうのもありじゃないの？」と言うので、本当に笑ってしまった。私はつきあった日本人男性たち全員に、毎回このセリフを言われている。もう外国人にしなよ、という最後通達なのだ！　一番好きだった彼にもそう言われ、私はただただ爆笑するしかなかった。　ここまでみんなに背中を押されて太鼓判を押されたら、チャレンジするほかはないだろう。みんな、見てろよおおお～～～！！！

  2006年08月16日

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