2008/12/06(土)22:20
見所はウラにある!? サン・サティロ教会
昨日から、ミラノの大動脈、トリノ通り沿いの古い教会をご紹介しておりますが、サン・ジョルジョとサン・セバスティアーノ教会から、もう少し、大聖堂の方へ行きますと、以前にも紹介しましたが、ブラマンテの騙し絵で有名なサン・サティロ教会があります。
トリノ通りから、ちょっと奥に入ったトコロにある教会。こちらはトリノ通りの裏手にある通り側から見たところ。近代的な建物にはさまれるようにして建っている教会は印象的。
ちなみにこの鐘楼は11世紀の建築で、ミラノにある鐘楼としては最古のものなんだそうです
そして、肝心の教会のほうはというと、15世紀にブラマンテによって再建されたもの。ルネッサンスの宝石とも呼ばれる建物ですが、なんとなく、「お菓子の家」を思わせるかわいらしい雰囲気ですよね
印象的な建物としては、やはりこちら側からの方が記憶に残ると思います。
騙し絵が有名なだけに、教会そのものも、表と裏で表情が違うのもなんだか納得しちゃいますネ
ちなみに、こちらがそのブラマンテの騙し絵。
遠近法を駆使して描かれたこの祭壇画、上のアーチ部分の奥行きはわずか80センチほど。
正面からでは、かなり近くに寄ってもまだわからないほどのリアルな奥行き感ですが。。。
・・・数メートル、横に動いてみると、ホラ、こんな感じなの
すごいですよね~。ここまでくると、絵画ももう、数学の世界よね。。
と、いうわけで、サン・サティロは是非、絵画も建物も、前後左右から、じっくりと鑑賞してみてクダサイ☆
☆☆サン・サティロのちょっぴり地味目な(笑)入り口ファザードと、例の騙し絵をもうちょっと詳しく見たい方は、こちらも見てくださいネ~♪☆☆