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2015年12月13日
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カテゴリ:歴史の旅

前回に引き続き欧州のポストのお話です。
前回は欧州のポストがなぜ黄色いのか?
欧州のあらゆる郵便関連が黄色に統一されてるのはなぜなのか?
郵便事業のルーツをひもとくと見えてくる納得の理由を紹介しました。
赤色編のルーツを知る為にもを先に見ていただいた方が良いかもです。リンク先は下に表示。

​2015年12月「欧州のポスト 1 郵便事業のルーツと黄色いポストの由来」​
リンク ​欧州のポスト 1 郵便事業のルーツと黄色いポストの由来​​

今回はイングランドの赤色のポストのお話ですが、実は、ある意味イレギュラーなのが赤いポストの存在なのです


欧州のポスト2 赤色-ポストの誕生と緑のポスト

イングランドのポスト
時代が解るイングランドのポストの印
アイルランドのポスト

イングランドのポスト
イギリスが発祥のように思われている郵便事業ですが、実はそうではなかった事は前回の「欧州のポスト 1 郵便事業のルーツと黄色いポストの由来」で了解してもらえたと思います。

イギリスでの郵便の発祥は前回紹介したフランチェスコ・デ・タシスがマクシミリアン皇帝の許可の元、独占権を獲得。商業ベースでの駅馬車郵便事業を立ち上げた1516年と同じ年になっていますが、あくまでそれはロイヤルメールだけで一般に郵便事業が認められるのは欧州本土より遅れて1654年の事。また郵便馬車が走るのは1784年なので一般人が郵便を利用できるようになるのはかなり近代に近づいてからの事です。


ではなぜイギリスが発祥のように思われたのか?  それは世界初の切手の発行がイギリスだからだったからではないでしょうか?
産業革命をいち早く成したイギリスは遅れていた郵便事業も一気に産業革命し、使いやすさの面で一気に欧州本土を抜いたようです。

従来の郵便制度では、料金の支払い方法が不便であった事。また距離毎に値段も異なるし、値段自体が高かった事が1840年の切手の発明、発行に繋がったようです。

残念ながら写真がありませんが、ビクトリア女王の肖像が描かれた1ペンスの切手、通称「ペニー・ブラック」が世界初の切手だそうです。

時代が解るイングランドのポストの印
イギリスで郵便事業を営む会社ロイヤルメール(Royal Mail)。もとは王室縁で、イギリス国内と植民地間の配達業務から発祥。(郵便事業は現在日本と同じく国営から民営化されている。)
イギリスでポストが初めて建つのは1852年。柱の形をした箱だったので、ピラー・ボックス(Pillar box)と呼ばれたようだ。最初の1号はジャージー島に設置。

各年代の
ピラー・ボックスにはその治世の王のイニシャルが記されている。

ウィキペディアよりパブリックドメインになっていたので借りてきました。
1856年型ピラー・ボックス(Pillar box)。
pict-ピラー・ボツクス.jpg
これに刻印は見あたりませんが、当時の国王はヴィクトリア女王の治世。
ヴィクトリア(Victoria)(Alexandrina Victoria)(1819年~1901年)(在位:1837年~1901年)
よくよく見ると投函口がタテになっています。

エドワード7世(Edward VII)時代のイングランドの
ポスト
pict-イギリス ポスト 1.jpg
エドワード7世(Edward VII)、 Albert Edward(1841年~1910年)
(在位:1901年1~1910年)

※ このタイプはエリザベス2世(Elizabeth II)印も存在している。

ジョージ6世(George VI)時代のイングランドのポスト
pict-イギリス ポスト 3.jpg
ジョージ6世(George VI)(Albert Frederick Arthur George)(1895年~1952年)
(在位:1936年~1952年
)

エリザベス2世(Elizabeth II)型の種類は多い。
pict-イギリス ポスト 2.jpgpict-イギリス ポスト 4.jpg
エリザベス2世(Elizabeth II)(Elizabeth Alexandra Mary)(1926年~ ) (在位:1952年~ )

イングランド湖水地方のポスト
pict-イギリス 湖水地方 1.jpg
湖水地帯のものは環境の為か? 埋め込み型ですが、刻印はエリザベス2世のものです。
基本イングランドのポストは初期の1号の形が踏襲されているようですね スマイル
ポストの誕生は料金制度が確立されたから・・と言えるでしょう

欧州本土の郵便ポスト設置時期はわかりませんが、本土の方はポスト・ホテルが郵便局を兼ねて居たので、ポストの設置はもしかしたらイギリスより後になるのかもしれません。

ところでイングランドのピラー・ボックス(Pillar box)は英国の植民地にも当然設置されていました
オーストラリア、キプロスインド、スリランカ、ジブラルタル香港アイルランド共和国マルタニュージーランドなど英連邦メンバーと英国の海外領土。
バーレーンドバイクウェート、モロッコのようにイギリスの郵便局が提供する機関郵便サービスが行われている地域などに残っているらしい。

アイルランドのポスト
下はエドワード7世(Edward VII)時代のイングランドのポストをグリーンにしたものらしい
pict-アイルランド ポスト 2.jpg

現在はアイルランドでは「An POST」と呼ばれる国営会社が運営している。
pict-アイルランド ポスト 1.jpg
近年のポストに王冠は無い。
イングランドの隣にあるアイルランドは最初のイギリスの植民地だったそうだ。

1169年。ノルマン人侵攻によりアイルランドはイングランドにより植民地化される。
ちょうどポストが誕生する頃、アイルランドは連合法のもとグレートブリテンおよびアイルランド連合王国の構成国となり、完全に英国に併合された。
1922年アイルランド独立戦争が発生。北アイルランド6州は1922年の独立以後もイギリス統治下にとどまったそうだが、カトリックvsプロテスタントの民族宗教紛争が長らく続いていた。
現在は平和的解決へ向かっていると言う。

何でもするアイルランドの郵便局のマシンは進化?
pict-アイルランド ポスト 3.jpg
郵便配達事業の枠を超え、各種支払いやパスポート発行など、公共機関としての役割を兼ねた アイルランドの郵便局では運転免許の更新手続きもできるらしい びっくり

ところでなぜイングランドは赤でアイルランドは緑なのか?
イングランドは神聖ローマ帝国圏でポピュラーな黄色に対抗して独自色として赤にしたのではないか? 
アイルランドはイギリスに対抗して赤から緑に塗り替えたのではないか?

ベルギーのポスト
pict-ベルギー ポスト 1.jpg
一番古そうな感じ ぽっポストと言うより消火栓に見えるけど・・。

イタリアのポスト
pict-イタリア ポスト 2.jpg

pict-イタリア ポスト 1.jpg
イタリアのポストは壁掛け型が多いらしい。
pict-イタリア ポスト 3.jpg
なんか小汚いですね。マナーが悪いのかな?

デンマークのポストは2色ある。
pict-デンマーク ポスト 2.jpgpict-デンマーク ポスト 1.jpg

ノルウェーのポストはオレンジ
pict-ノルウエー  ポスト 1.jpg
黄色と赤の中間色なのですかね 大笑い

また新しい国のが貯まったら紹介します スマイル






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Last updated  2020年02月03日 04時39分29秒
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