完熟トマトの介護&リハビリ生活

2007/08/20(月)00:43

リハビリ見学と医師面談

水頭症(シャント再手術)(50)

医師面談が来週になりそうだったので、しびれを切らしてリハビリだけ見学させてもらおうと、午前中から勇んで病院に(トマ女さんのリハビリは毎日10時からなので)。ところが、主治医さまは気をきかせてくださったのか、面談も今日の5時からということに。朝から手術だったはずの主治医さま、ありがとうございますと思いつつも、まるで出勤したかのように朝9時半から6時まで病院で母と過ごした今日の私でした まずはリハビリ。ちゃんと歩行練習が始まっていて、平行棒を使っての歩行練習の後、PT士の手引きでマットレスの周囲を一周。摺り足・前傾を確認するほどの歩行にもなっていなかったけれど、かかとがしっかり上がっていた でもPT士に聞くと、家族介助で歩行練習するのはまだ危ないとのこと。うーん… OTは輪投げを使って、左右に輪を移動させる練習。これで少しずつ左空間無視が改善されそうな感じ。そういえば、昨年はさんざんお手玉を使ってOT、PTともにバランス感覚の練習も兼ねてやっていた。立ち上がって、手の届くできるだけ高いところへ輪をかける練習も、以外と頑張って腕を上げていた。トマ女さんに必要なのはリハビリだとここで確信。 その後、トイレ昼食シャワーと盛り沢山で、さすがに疲れたトマ女さんは、Dr.面談までベッドで一休みすることに。トマ吉さんも早めに到着。 主治医による所見は以下の通り。予想はしていたけれど、やはり物理的にあまり回復していないのだ -手術後の脳室縮小がなかなか見られない -シャント圧を最低の3mgにして、少し改善してきたかなというのが今の現状 -くも膜下出血などを経験したり年齢によって脳の弾力がなくなり、元に戻りにくくなる場合があり、そういうケースのようである -急性期としてできることは終わっており、改善してきつつあるようなので、回復を待つということしかできない。 -筋力等も落ちてきているので、いまは廃用症候群をどうするかの問題もある。圧迫骨折での安静もあったので、こちらの低下も意外なほど進んでいると見られる -手術後、直接自宅に帰れると思っていたので、MSW(ソーシャルワーカー)の案内もしていなかったが、今後ご家族はどう考えるか? これに対し、私は朝のリハビリの事実と、過去のトマ女さんの回復過程を説明して、主治医の意見を更に伺うつもりだったのが、結論を急いで「リハビリが必要と思える」とまで言ってしまった(失敗!)そうなると、話はリハビリ病院の方向になってしまった。本当は主治医から言ってもらうようにした方が、トマ吉さんも納得するはずなのだけれど…。 その後は転院先とタイミングの話になり、あまりの話の速さにトマ吉さんは転院先について話を蒸し返してみたりする それでも「不可逆性のダメージが今回あったわけではないので、一番良かった頃のレベルまでは戻ることは可能ではないか」というのが、今の主治医の意見であることも分かった。 あまり過剰な期待はできないけれど、「不可逆なダメージはなかった」というのは、事実として確認できたことはよかったと思う。それでは、そのわりに回復しないのはなぜなのか?主治医も「これ以上の処置はない」という言い方をしていたが、もう少しそこを突っ込んで聞いておけばよかったと反省。次回に質問しよう。 トマ吉さんはこの展開の覚悟ができていなかったらしく、「もう全部駄目だ」「もう面倒見られない」とやけっぱちの八つ当たり状態 でも、今の状態のトマ女さんを家に連れて帰って介護することなんて、私には自信ないし、それ以上にリハビリによる回復の可能性があるのだから、まずは集中的にリハビリすることに賭けてみよう、というのが私の意見なのだけれどなぁ…。

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