完熟トマトの介護&リハビリ生活

2007/10/21(日)02:02

旅行1日目

旅行(4)

昨日の日記で書き忘れていたこと。それは、私の追加参加が可能という知らせが一昨日あり、昨日は旅行代金を支払いにJ○の旅行窓口に行ったということ。 私としては支払いは勿論だけれど、バリアフリー度の事前チェックをここで完成するという大事なポイントでもあった。以前にお座敷列車のバリアフリー状況を調べに来たことがあって、本当は車内見取り図でももらえないかと意気込んでいたのだけれど、結局、丁寧な応対だったものの、口頭での段差説明とトイレ状況などに終始したのだった。最近はここでも女性社員も結構いるらしく、若い女性スタッフがとても感じよく対応してくれ、旅館と連絡を取ってくれ、館内の車椅子使用が確認できた。 そしていよいよ、旅行当日に突入です 私は4時半に起床で、6時に病院到着。朝の病院はテレビで見た老人介護施設などと同じように、夜、目の離せない患者さんがナースステーションの近くに、ベッドやマットレスごと連れて来られていて、当直担当者の大変さが想像される状態。それでも、時間と共に元気な患者さんから起床してくる様子は、ちゃんと人間としての営みの場となっていることも感じられた。 トマ女さんのスケジュール: 起床(6:00)→トイレ→着替え→朝食(パンを持参)→歯磨き→化粧→出発(7:50) 食事終了まで順調だったのが、歯磨きで手間取ってしまい、予定より少し遅れた8時にタクシーをよんで出発。 実際に旅程に突入して一番感じたのは、恐らく他の方には、「どうして身体の不自由な人が、わざわざ大変なのに(無理して)今、ここに、来る必要があるのだろう」と思われるだろうということ。以前の私なら、そう思っただろうから。でも、障害者とその家族にもそれぞれの事情があって、「生涯最後かもしれない」という覚悟で、多少無理してでも出かけることもあるのだということ。 ここで私が行った事前チェックと実際のまとめておきます。 都下のとあるJ○駅:朝の通勤時間で、ビラ配りをしていた大学生風の男の子がエスカレーターの呼び出しボタンを押してくれ、駅員さんすぐに到着。あまり慣れてないようで、やや手間取ったが、無事コンコース上に。そのままホームまで案内をしてくれた。 お座敷列車乗車時には、添乗員、駅員さんのサポートもあり、車椅子ごと座敷上まで運んでもらってしまう。 良い誤算は、車両のトイレのない側には長椅子状の「休憩スペース」というのがあり、ここで横になれるし、こちらの側の方が段差が緩やかで、乗り降りしやすい。口頭説明では状況把握は難しく、やはり車内見取り図をもらえた方がきちんと確認できたと実感。 トマ女さんは、座敷スペースの窓の下にある「荷物入れ」の上に一度座ってから、座椅子を引き寄せて、上半身と下半身担当の2人で座椅子に滑り込ませる感じにした。 ちょっとした移動は、座椅子ごと座敷を滑らせて移動。 トイレは、本当は行かずに済ませたかったが、時間が長いためそうもいかず、停車しているときに往復各1回ずつ利用。2人がかりの手引き歩行で何とか移動し、トイレ内は狭いので、細身の女性でないと介助はきついかも。便座クリーナーとかもちゃんと付いていたが、手すりがないのがマイナス。お座敷列車は全体的に、小柄な老人が使える手すりは殆どついていないことがマイナス点。 浦佐駅 http://www.jreast.co.jp/estation/station/info.aspx?StationCd=257 上越新幹線駅でもあり、上記URLでも「エスカレータ、車椅子対応トイレあり」となっていたので、安心していたが、新幹線ではなかったこともあるかもしれないが、私たちが使用する階段にはエスカレータはなし。車椅子用トイレも、駅の中を5分以上歩いて行かなければいけない「なぜ?」という場所にある代物。しかもバスガイドさんはその存在を知らず、「ありません」と言ってた。駅員さん4人に車椅子ごと担がれて、上ったり下りたり… バス 一番前の席を使わせてもらった。手すりは一応付いているけれど、観光バス仕様であちこち細切れな手すり。仕方ないのかなぁ…。2日目には踏み台も用意してくれたり、車椅子もすぐに出してくれた。トマ女さんは乗り降りの回を重ねるごとに、慣れるというよりは、疲れがたまっていった感じ。しまいには「この上り下りで頭が痛くなる」と言い出すほどだったが、2人がかり介助で乗り切った。 弥彦神社 http://www.e-yahiko.com/map/jinjamap.pdfトイレは駐車場と社務所の二箇所。予想では社務所の方がよさそうに思えたが、駐車場のトイレに車椅子用があった(利用はせず)。お参りは「近道」といわれた「車のお祓い所」経由で回廊の脇から入るルートで。途中砂利で車輪を取られるところも少しあったが、後ろ向きで進んで乗り切る。拝殿のお賽銭箱前まで行っておまいりができました ほてる大橋館の湯 http://www.oohashiya.co.jp/ 昨日の連絡も行き届いており、到着時から部屋まで、そして夕食の宴会場での椅子席用意まで、とても親切かつスムースに対応して頂けた。残念なのは、部屋が和室ばかりらしく、私たちはトマ吉さんのアイデアで、長椅子とテーブルをまとめて、その上に布団を敷き、ベッドのようにしてトマ女さんに寝てもらった。もう一つは、車椅子用のトイレがどうやらなさそうだったこと。宴会場近くのトイレが広かったので、そこに車椅子ごと入り、個室を利用した。 トマ女さんは夕食後、家族と一番年の近いお姉さんの声を聞きながら、ぐっすり安心して眠ってしまいました 今日はここまで。温泉だけど、それは諦めるしかない。 続く

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