2007/09/28(金)23:44
今年の司法書士試験総括
今年の司法書士試験の結果が届きました。
結果は既にわかっていたので、それほど落胆はありません。
個人的な感想として、今年の司法書士試験の結果から見えたことを
書き留めておきます。(あくまで個人的な感想・予想です)
・今年の試験の合格ラインは、これまでと比較にならないくらい
上昇している。今年の問題は、難しかったとは言えないが、
かと言ってとても簡単だったとは考えられず、
基本的な知識を十分持っている合格ライン上の受験者が
年々増加しているように思う。
この傾向から来年を推測すると、合格ライン上の受験者の
点数をバラつかせるような問題が出るのではと感じる。
重箱の角をつつくような問題が出るのか、あるいは現場思考型の
推論問題が出るのか。。。(今年は前者が出たから、来年は後者か?)
・今年の記述式試験の点数配分は、多くの人ができている内容を
ミスすると大幅減点となり、多くの人ができていない内容は、
小幅な減点になっている様子。
近年の商業登記法記述式は、記載事項としては典型的な内容であるため、
そのあたりをミスすると、一発で不合格になる可能性が高いようだ。
記述式は、誰でも間違いなく書けるところを、確実に書くというところが
ポイントなのかもしれない。
また、記述式において検討時間が少なくなった場合、細かな添付書類よりも、
登記の目的、原因、をしっかりと確実に書くだけでも良いのではないか。
(上記は、あくまで個人的な感想・予想です。)