「ラクロスの素→国際親善」2002/6/13
「ラクロスの素→国際親善」
先日、久々に東京の国際親善試合に行きました。厳密に言うと「出ちゃいました」。そういえば2年前には小山エリの代表選考とかなんとかでスタンドでエリの初得点を興奮して見てたりしたのに・・・。なんだかんだ言って、江戸陸にはよく行ってる気がします。大学3年の全日エキシビでは選手として、大学4年では中四国選抜チームのコーチで、そして去年のユース、今年の国際親善はコーチで。ま、長いことやっているといいことも悪いこともいっぱいあるから、その一つって感じです。
さて、改めて「江戸川区はラクロスの街」だなぁ、と感じました。開会式で中学生が演奏したり、相変わらず区長が挨拶したり、高円宮妃殿下様がお越しになって挨拶なされたり・・・(本当に流暢な英語でした!感激!)。そりゃ観客はスタンドいっぱいになってるわ、自販機は売り切れ続出になるわ。95年に入学してラクロスを始めて以来、毎年江戸陸に行っているけど、全日と国際親善試合は全く雰囲気が違うことを改めて実感しました。「国際親善試合」こそ「ラクロスの素」。その昔日本代表を目指した選手が「国際親善を見て日本代表に憧れた」というコメントを残していました。そのくらい、華やかに彩られた試合なんですよ。アナウンスもきっちりアナウンサーっぽいし、選手は単純な勝ち負けではなく「見せる試合」に徹底しているようだし。観客はそんな選手のプレーに歓喜し、バックスタンドさえも埋め尽くしている。マスメディアは限りなく自然に取材を行っているし、テレビカメラを抱えたカメラマンも駆け回っている。それらが全て一体となって国際親善試合なのだと。
さて、ここで現実に戻って考えてみる。中四国でこのような国際親善試合ができないものかと・・・。企業の協賛をとり、招待しVIP席を埋める。運営はあくまで運営に徹し、選手は見せる試合に徹する。自然にマスメディアがラクロスを取り上げ、観客が集まる。これを何年かかけて、固めていくことができるだろうか?例えば竹ヶ端競技場のある福山市をラクロスの街にすることは可能だろうか?それとも、その昔リーグ戦が持ち回りで運営していたように、国際親善試合を各県に持ち回らせることは可能だろうか?
関東のいい環境に触れるたび、私はいつも中四国に当てはめて考えてしまう。中四国ではどうやって実現できるかと・・・。満足する環境は未だ作れていない。だから私には「中四国の地」でやりたいことがまだまだたくさんある。最近、中四国を離れることが多く、最初の目的を忘れかけていたけど、ここでしかできないことにこだわっていきたいと思う。まぁ、この身一つでは限界があるんだけどねー・・・。もっと運営の仲間を増やし、もっといい環境を作りたい。最後は選手よりもそこに行き着いてしまうんですよね。ま、ゆっくりでも確実に成長できたらそれが一番です。