□ 台湾人が中国大陸で誘拐される! □
おいおい、「同胞」と呼ばれるのも楽じゃないね。(笑)台湾商人が、大陸で誘拐された。身代金は260万元。この誘拐事件を解決したのはチャイニーズマフィア。政府や警察を通してでなく、マフィアだ。マフィア同士で話をつけたらしい。。。蛇の道は蛇ってね!そのマフィア、台湾では国会議員になっている。台湾には、そういうバックグラウンドだと明確に分かる人でも、数人は立法院の国民代表に選ばれている。すごい社会とも言えるし、分かりやすい正直な社会だとも言えるかな。(笑)-----陳水扁さんが台北市長をやった時代に、台北クリーンアップ大作戦、みたいなのをやって、昔からあった売春宿やカジノなどのマフィアの資金源を一掃しようとした。生真面目で正義感溢れた彼らしいのだが、ある意味、社会的な必要悪だった存在がなくなり、一部では大変なことに。違法なもっと危険な売春は増えるわ、市議会議員は殺されるは、、、しまいには、次回の台北市市長選で陳水扁さんは落選。それぞれに事情があったため、サジ加減をうまくやって落ち着いていたモノを、筋も通さず、正論で最後まで追い詰めてしまっては、やられてしまうわな。政権与党に立ったことのない民進党は、昔、そういうところが弱かった。だから、官僚にも上手くあしらわれている感じがした。いまは徐々に、そういうところのノウハウも溜まってきてるようだ。それでも、まだ国民党・親民党の方が巧妙なんだよなぁ。マスコミの使い方にしても、交渉時のパフォーマンスにしても。-----しかし、台湾のテレビのニュースにも呆れる。そもそも昔から、芸能ニュースと普通のニュースがごちゃ混ぜだ。皮紋での性格判断に信憑性があるかどうかとか、墓に供える祭品(食料品が主)をリサイクルして商売している屋台が実在するかどうかとか、陳水扁総統の息子の結婚式でお祝いにいくら包むかとか(結局3,600元になった)、整形手術やダイエット食品の被害続出しているとか、端午の節句に合わせて、品質の悪い粽や豚肉が市場に出回っているとか、、、そんな中、一つの報道に注目。国会議員(国大代表)への手当てが削減されるに一環として、昼食に出る弁当が一食当たり300元までコスト削減されたことになった、というもの。300元は日本円では1,000円以上だ。台湾の食生活を考えれば、実質2,000円の価値はあるかも知れない。しかし、そんな決定に、「30年も議員をやってきているのに、こんな扱いを受けるなんてヒドイ!」「もっと良いものを食べさせてくれよ~。やってられんぜ~」と抗議するのは国民党議員。そして、その映像を放映したのは、対立関係にある親民党系のテレビ局。かつて総統選で手を組んだ国民党と親民党も、いまは仲たがいしているみたい。今度の台湾県知事選挙は、ど~なるんだろうねぇ。ちなみに、ボクが昨日の昼に食べた麺は60元なんですけど…、なにか?