JUNK ISLAND

・・・


・・・


そう、か・・・


ごめんね・・・御岳くん・・・


爆造だろ


え・・！？


チェ・・・
千穂がアイツのこと少なからず意識してたのは気付いてたさ
だから俺もちょっと躍起になって爆造のやつに了承まで取り付けちまったのにな・・・
駄目だった、か・・・


え？え？じゃあ爆造私が告白されたって言った時
そのこと知ってて・・・！？


ぷ・・・なんだよ
お前もアイツに話してたのかよ・・・（苦笑）
・・・ぶっきらぼうで粗野だけど、何故か不思議とアイツには色々話ちまうんだよなぁ・・・


・・・爆造・・・なんだかんだ言って話聞いてくれるから・・・
自分が忙しいときでも・・・


逆に聞きたいんだけど・・・アイツのどこにそんなに惹かれたんだ？


・・・昔、ね
戦争で親を亡くした私たちが身を寄せ合って生活してたとき
木に登れなかった私をさ、爆造が冷やかしてあなたが私をかばってくれた時・・・


・・・あったなそんなことが・・・


渡し悔しくて一人で木登りの練習しててさ、もう少しで枝に手が届きそうだった時
うっかり足を踏み外しちゃってさ・・・
あ・・・って思った次の瞬間爆造が私を受け止めてくれたの・・・


そういえばお前が泣きながら爆造と一緒に帰ってきたことがあったが・・・
アイツに聞いたら「俺が泣かせた」とか言ってたが・・・


私、頭が真っ白になっちゃって・・・泣きじゃくっての・・・
そしたら爆造が「俺が悪かった、だから泣くなよ・・・もう大丈夫だって
お前のことは俺が何度でも守ってやるから・・・」って言ってくれてさ・・・
アイツもなんか混乱してたみたいでさｗなんか支離滅裂なこと言ってたけど・・・
たぶんそれが私があいつのこと意識し始めた最初の一言だったのかなぁ・・・って


そっか・・・もうそんな前からアイツのこと想ってたんだな・・・


ごめんね・・御岳くん・・・


いや、いいんだ・・・
それに、アイツもまんざらじゃなかったようだしな・・・（ﾁﾗｯ）

（壁の裏）
<ギクｯ・・・>


？


体が冷えてきたな・・・部屋に戻るとするよ


御岳くん・・・


おやすみ・・・今日のことは忘れてくれ・・・



（壁の裏）

・・・気付いてたのかよ、オレが聞いてたの・・・


さて、な・・・
千穂のこと、お前にまかせるよ・・・じゃあな


お、オレァ別に・・・


おせっかい焼きは自分のほうだと想ってたが・・・
お前のほうがよっぽどおせっかい焼きだったんだな・・・


あ・・・？


なんでもない、じゃあな



・・・・・・
・・・・・
・・・・





～現代～


え～今回の巨大兵器による騒動を起こしたという被疑者を逮捕しましたｙｐ


・・・爆造


なんじゃい？


私の・・・「娘達」を頼む・・・


・・・ああ、まかせておけ


さあ、行こうかｙｐ

警察：
お前もついでにカツ丼食ってけ


ｙｐ！？


・・・


御岳！
いつか・・・千穂の墓参りに一緒にいかないか？


・・・あぁ、その時は私の秘蔵のワインを持参していくとしよう・・・









・・・

<トップシークレット>
第4回国内技術発表会著書


父上・・・あなたは良くも悪くも経営者ですよ・・・だけど・・・
やれやれ、近いうちに彼の元に謝罪に行くとしようか・・・



ーそして、いつもの学園生活がまた始まるー

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｵﾜﾀ