71年作品。ヒュー・ホッパー加入後のソフト・マシーンは益々ジャズ的色彩を強めていく。彼の作品はテーマの枠組みがシッカリと構成されており、シンフォニックな中で繰り広げるジャズ・フュージョン・スタイルを特徴にしていた。そんな彼が主導権を握った本作では、5曲の作品を提供しジャズ的アプローチがさらに色濃いプログレッシヴ・ジャズ・ロックと呼べるような独自のサウンドに仕上がっている。こうした方向性に納得出来ないロバート・ワイアットは、本作を最後にグループから脱退し、その後マッチング・モールを結成することになる。
ソフト・マシーン/4