Selfishly

2012/01/03(火)02:01

これで終わりは酷すぎる・・・(>_<)

ヒィ~~~ イベント準備だけで、休みが終っちゃったよ!! 昨日、明け方まで1日かけて頑張ったのにぃぃぃ いや、別に良いんですよ? 休みはイベント準備用だと決めてたんで、 ・・・・・けど、1日くらいはサイト訪問とか、更新とか、お宝読んだりとか・・・、 そんな自分の時間が欲しかったのに・・・。 敗因は『拘りが過ぎた』ってことでしょう。 お年玉用の袋とか、福袋用の袋とか、「う~~~ん・・・、何か正月らしくない・・・」 って、印刷出来ないかとか、何かプリントシールとか? あ~だこ~だやってて、結局、お年玉袋シールを作ったり、福袋は印字しちゃうと 持つのに恥かしいかな~ってことで、キャラのタグ付けたり。 漸く出来上がったら、ポスカを入れたりとかとか。(^^ゞ で、「さぁ、ペーパーのSSを!」と作成したら、今度は表紙が気になって。 このペーパーSS・・・、ポスカを入れてる間に、影響受けたらしく 「正月らしい話かぁ・・・、着物・・・、着物を着る職業?」 ってことで、仁義の世界の、私にしては珍しい半・現パラレルに。笑 ロイは経済マフィアのボスで、エドは由緒あるTEKIYAの元締め。 それがアメストリス国現代版で展開されております。 結構、書いてて面白くて、はまってしまった。(^^ゞ これもご協力頂いた絵師さまの絵が素晴らしすぎるからだ!! こちらは無料配布のお年玉袋のどれかに入ってます♪ ご興味が湧いた方は、ぜひお手にしてみてくださいね。 (って、ランダムじゃ・・・(;^_^A) で、表紙を漸く決めて製本して、次はコミカライズに付けるコピー製本して、 さ~後は、コピー1冊とポスター&値札関係だけだ! って処で、もう2日目の早朝でした・・・。 で、一休みして午前中はスーパー銭湯行ってまったり 12月の間中、ずっと決めてたんだよぉ~、休みに入ったら、 ちょっと位は自分の為に時間を使おう!って。 で、満喫した帰りに、足りなさそうなグッズ備品を購入して湯冷めし、 帰って残りの1冊の製本して・・・、ポスターとか値札に凝りに凝って、 しかも製本した本お1冊を1度袋に詰めたものの、それより良いサイズが家から発見!? で、全部出して入れ直して・・・。 気づけば、「やばい! 荷造りしなきゃ!!」な深夜に。 気づけば、更新さえも全く・・・。 X'masもな~んも無しだったから、正月くらいは!!と、企画をする予定が これでは余りに酷すぎる! 申し訳なさ過ぎる!! ってことで、アップ予定だった2つの内1つを・・・。 ・・・≪ いつかの約束 ≫・・・  無人の駅には、当然誰も居なかった。  それどころか、多少なりと鄙びた駅とはいえ、人影が見えても良さそうなものなのに、 人っ子一人、ただの空き地に近い駅前広場には見えない。 「―――――― んだよ…? どぉしたんだ?」 周囲の様子のおかしさに、この土地の者でないエドワードさえ気づく不審さだ。 「兄さん!! これ見てよっ」 先に荷物を運び込んでいたアルフォンスが、辛うじて待合所の屋根だけある駅から エドワードを大きな声で呼んでいる。 何事かと近づいて、弟が鎧の指で指した方角にあるチラシめいた紙を見つける。 「……… 『休日ダイヤルのお知らせ』ぇ~?」 今日は歴とした平日だ。休日ダイヤルには何も関係ない。 「そうか! 兄さん、今日はNew Yearだよ!!」  そのアルフォンスの叫びが、正に今の現状を説明する一言だ。 「――― はっ? New・・・、 Year…?」  茫然と呟き返すエドワードの様子で、兄もそのことに全く気づいていなかったことが判った。  New Yearは親しき人や家族と、内輪で祝う祝日。  こんな日に開いてる店もなければ、営業している宿屋もない。 「…新年だか、年末だか知んないけど、休日なら休日と決めとけ!」 クッシャン!!と盛大なくしゃみをしながら、エドワードは練成した寝袋に潜り込む。 正確に言えばNew Yearは休日だ。が、それも場所柄に寄って、運行もしてれば、 街も営業しているところも有る。 イーストやセントラルの大都市では、ここぞとばかりに露天が出たり、臨時便が増運行している。 が、田舎の方に行けば行くほど、New Year休みが長くなるのが普通だ。 取り合えず、日に1本は汽車が来てくれることが判ったので、 エドワードとアルフォンスは、この寒空に野宿を決行した。 ま、多少、練成で環境を整えさせてもらったが。 そうでなければ、この寒空。日の出が上がる頃には凍死するのがオチだ。 即席の暖炉と、2人のスペース程度の小さな部屋空間を練成し、 エドワードはその中で、これまた練成した寝袋に籠もっていた。 「ねぇねぇ、兄さん! 見てご覧よ、凄い星空だよ!」 薪を集めていたアルフォンスの声に、エドワードは寝袋から出るのが嫌で、 蓑虫よろしく這って入り口から顔を出す。 「・・・・・・・・」 言葉も出ないほどの、明るい星空。 空気が澄んでいるこの場所の、この時しか見られないような・・・。 「・・・凄いね」 「・・・ああ」 宇宙の空間がどんなものなのかは解らない。 けれど、地上に居る自分たちは、それに憧れを懐かずにはおれない。 無数に輝く星の1つを手に入れるような、途方も無いモノを追いかけている自分たち。 それはこうして見上げるしか、今は出来ないでいる。 「―――――― 掴んでみせる」 低い唸り声のような呟きに、同様に感じていたのか、アルフォンスも 無言で頷いて返す。 ――― どんなに果てに有ろうとも、必ずこの手に握り締めて見せる―――  悔しさを噛み締めながら、エドワードは心の中で、新たに誓うのだった。 「で、結局はそこで夜明かしをしたと?」 翌日、無事に汽車に乗れた2人は、運行している路線の関係で、 イーストにやって来ていた。 「そ、お蔭で肩は凝るわ、節々は軋むは」 寒さで体が強張ったまま眠っていたので、野宿に慣れた体にも辛かったのだ。 「大佐は休みじゃないんだ?」 ここも休みだったらどうしようかと思って来て見れば、逆に平素より慌ただしい空気に、 妙なものだがホッとしたのだ。 「年始年末は、特別警戒態勢の時期でね。  私が軍に入ってから、New Yearを家で祝えた事はないな」 「ふ~ん・・・、軍も大変だな」 この上司が結構、上手くサボっているのを目撃したりしてるから、 何となく意外な気がする。 「まあね。…ここぞという時は、上がきちんと示しておかないとな」 エドワードの内心の考えを見抜いたわけではないだろうが、 まるで答えのように返された言葉に、エドワードは思わず黙り込んでしまう。 「どうした?」 そんなエドワードの変化に、ロイが怪訝そうに窺ってくる。 「え? あ、いや…別に。  でも、じゃああんたは一生、New Yearは祝えないんだなぁ~・・・と」 その苦笑交じりのエドワードの言葉に、ロイが暫し考え込む様子を見せる。 何か拙いことでも言ってしまっただろうか、と気に掛かり始めた頃。 「――― こうしないか?」 「・・・へ?」 「いつか・・・、そうだな、君が悲願を叶えた後でいい。  この時期、お互いが同じ場所で居ることが有ったら、…2人で新年を祝ってみないか?」 その提案に、エドワードはどっぷり数十秒は考え込んだ。 「―――――― は? …それに何の意味があんの?」 悲願を叶えた自分が、ここに居るわけが無い。 そして、大佐はさっき自分で言ったではないか。『年始年末は休めない』と。 「意味か? ――― 別に意味は無いさ。  そんな未来が来たなら、そういうことをやってみるのも一興かと思ってね」 大人の趣向とでも云うのだろうか。エドワードには、余り興味が惹かれない内容だが。 「どうだい? 乗らないか?」 にやりと男臭い笑みを浮かべながら、大佐は再度、誘いを掛けてくる。 「あ、まぁ…、別に良いけど…」 同時期に同じ場所でなんて、未来には起こりそうも無い。 今の環境からの逃避の夢想だと思えば、それに合わせて首肯するくらいはいいだろう。 「そうか。・・・なら、約束だ。  この時期に、同じ場所で互いが居たなら、…その時は、2人で新年を祝う」 「………いいぜ」 それほど念を押すほどの約束ではないと思うが、夢物語にちょっとだけ付き合うくらいは ―――――― まぁ、良いだろう。 「約束だよ」 「お、おぉ…」 繰り返し念を押す大佐に、思わず腰が引けたが、ささやかな恩返しだと思いながら ロイと約束をしたのだった。 「……… まさか、それが本当になるとはねぇ」 暖かい家の中で、良い匂いを立ち込めさせながら、エドワードは思わず振り返っていた過去の 感想を呟いた。 「――― 何か言ったか?」 背後から近づいてきた相手が、言葉を聞き漏らしたのかと尋ねてくる。 「―――――― 何も。独り言だ」 「そうか? …いい匂いだな」 背後から近づいては、そのままエドワードの腰に腕を回してくっついてくる。 「ん、今晩はポトフにするからハーブ入れてるから」 「・・・そうじゃない。君の良い匂いがすると言ってるんだ」 犬宜しくエドワードの項に鼻を寄せて、その香を嗅ぐ真似をする。 瞬間、使っているコンロより顔が熱くなるが、この男と付き合っていると こんな事は日常茶飯事なのだ。いい加減慣れなくては。 一頻り首筋に鼻を押し付け終わると、エドワードの頬に口付けをしながら ロイが小さな声で囁いてくる。 「漸く、約束が叶えられるな」 それだけの言葉で、エドワードには理解できた。 「――――― 覚えてたんだ?」 「どうして? 当然だろ。 片時も忘れた事はなかったさ」 同じ時期に、同じ場所で互いが居たなら・・・――――――。   ごく普通の約束だ。誰でも叶えれそうな。 が、あの時には、叶える日が来るとは思っていなかった。 それも、まさかこんな関係で、その日を祝う日が来るとは。 エドワードにとっては、ただの相槌にも似た約束。 が、ロイはそれを叶えるべく努力した結果なのだろう。 ちょっと意外な約束の果し方になってしまったが、 何年もこの為に頑張ったロイの努力の勝利だろう。 ―――――― エドワードも、この状態に別に異存はない・・・。 New Yearを祝うのは、家族か親しい他人と。 そのどちらも満たしそうな相手と祝う新年は、人生で初の喜びに満ちたものだった。 皆が自分たちのように、幸せで有らんことを、心から願いつつ…。 end ふぃ~、こんなとこで申し訳ありませんが、 新年企画の1つをアップさせて頂きますね。m(__)m マジ、こんな程度でスミマセン!!

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