テーマ:ニュージーランド産ワイン(9)
カテゴリ:カテゴリ未分類
Pinot Noir NZはこの気まぐれで、それでいて最高に貴族的な葡萄の品種に一つであるPinot Noir種を栽培に成功した世界でも数少ない国の一つです。 温暖な気候、長い日照時間が、それとワインメーカーの情熱と技術とが一緒になり最高級のPinot Noir を作り出しています。 Pinot Noir種が最初にNZで栽培されたのは1970年代のオークランドです。その後の10年間にMartinborough(Wellington地方)、 Hawkes Bay及び南島の殆どの地域で栽培されるようになりました。 Martinborough Hawkes Bay 当初Pinot Noir は、Martinboroughと Hawkes Bay地方の競い合うような栽培の成功により、ボトル発酵による高品質のスパークリングワインの原材料となりましたが、その後NZ中で広く栽培されるようになるに連れて、NZでもっとも評価の高い、そして絶賛されるワインのスタイルの主流となります。 Pinot Noir種は、涼しい気候と低雨量(乾燥)を好み、その特徴にあったWellingtonと南島の各地域で栽培されています。 Martinborough地方の葡萄は、NZのPinot Noir の中でも世界中からもっとも高く評価され、賞賛されているといっても過言ではないと思います。 ここNZの土地の小石交じりの表土と、地中深くまで続く沈泥ロームは、Pinot Noirにその特徴である熟したプラムのフレーバーを与えています。 南島の各地方とMarlborough及び Nelson地方のPinot Noirは、その土地からきらめく様なフルーツの香りと特徴ある強いチェリーとプラムのフレーバーを与えられています。 南島のカンタベリー地方のWaipara特有のチョークのような白亜質の石灰岩を含むローム地層は、寒冷で乾燥した気候と相まって、高品質できらめく様なPinot Noirを作り出します。 また、カンタベリーの中央部のオタゴ地方では、大陸的な気候と相まってエレガントで芳醇な、そして典型的な濃いブラックチェリーフレーバーのPinot Noirが生産されています。 葉や蔓の剪定、及び新しいデザインの格子垣など、ぶどう棚の管理は、美しい濃い色あいのそして芳醇な香りの葡萄を作り出すことに大きく貢献しています。 クローンAM10/5, 2/10の品種は、最初にNZに輸入され広くNZ中で栽培されている種類です。 Davis クローン5、6と13も同じく広く栽培されています。 1990年代から栽培されだしたDijonクローン113,114,115,667,777そして375は、もっとも新しい品種としてその収穫が期待されている品種です。 さて、お待ちかねのPinot Noirに合う食事。 リッチなフレーバーと美しい色あい、ソフトなタンニンのNZ産Pinot Noirは基本的にかなりの幅の料理をカバーします。 特に赤み肉または脂気が少ない肉、例えば鹿肉、七面鳥料理などによく合います。 煌く様なチェリーのフレーバーが特徴の南島のPinot Noir はクランベリーソースを添えた七面鳥料理などにも最高です。 過去20年間における卓越した栽培技術とその成果に今後ますます世界中でNZ Pinot Noirの評価は高まるでしょう。 NZのPinot Noirに乾杯!! WB 今日のお薦めの>> [2001] Ata Rangi Pinot Noir - Ata Rangiアタ・ランギ ピノ・ノアール - アタ・ランギ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|