テーマ:グランドカバー(1519)
カテゴリ:クラピアの育て方
庭のグランドカバーとしてbクラピアを植えています、今年も試行錯誤を重ねながら育ててみたいと思います、生育結果の備忘録としてまとめてみました。 2014年8月15日のクラピア(クラピアの刈り込み作業) 1年目の育て方は、こちらからどうぞ クラピアの育て方(盛岡) ※ 以下の内容は、植栽する地域によって土壌や気温等の生育環境が異なります、全てが当てはまる訳ではないので、参考程度に見てください。(記事の植栽地域は岩手県盛岡市近郊) 1. はみ出たランナーは新芽が出るまでにカットしておくと エッジ部分がスッキリする。 (枯れたランナーは剪定しやすいので春先に思い切ってカットし、不要な所は成長しないうちに根こそぎ取ってしまった方が後が楽)クラピアの剪定 2. クラピアの庭で使用する雑草取りの道具はシンプルな物の方が使いやすい。 (刃の数が多いとクラピアのランナーに絡まって使い難いです、他に良い方法がないか色々と試しています)クラピアの雑草取り改良 3. 盛岡地方ではソメイヨシノの 開花時期になるとクラピアの萌芽が始まるようです、一日の平均気温が10℃以上になる頃です。 (褐変が始まる場所とは反対に、日当たりの 良い場所から芽吹き始める 萌芽時期は場所によって約3週間ほどズレが発生)クラピアの芽吹き (ちなみに、越冬時期の気象データは、最低気温2月6日 -11.5℃ 氷点下日数 122日 最深積雪3月16日 26cm 積雪日数 98日でした) 4. 庭の不陸(凸凹)が気になる時は目土を入れる。 (苗の部分が穴になりました、必要以上に深植えしない方が良いと思います)クラピアの目土入れ (ランナーのみ部分に比べて、目土を施した場所は萌芽が早いようです)クラピアの新芽と目土 5. 新芽が出てから再被服まで1ヶ月半ほどかかります、平均気温が15℃以上になると緑色の絨毯が復活する、盛岡では5月下旬頃です。 (枯れたランナーが持ち上がるので、再被服が完了し草丈がでるまでは、見栄えが 悪い状態が続きます)クラピア再被服の過程 6. 平均気温15℃以上(盛岡で5月下旬)になっても新芽が 出ない部分がある。 (病気で枯れた部分と冬期に風が吹き抜けた範囲は根までダメージを受けるようで、暖かくなっても萌芽が確認できない)クラピアの新芽が出ない 7. 山砂の用土では水持ちが悪く、20mm程度の降雨だと、3日で地表部から5~10cm程度まで乾く。 (この件は庭の水やりについての記事を参照、クラピアはタイム類より乾燥に強いです ) 8. 一旦ランナーが伸びると用土の (土壌環境の改善目的に、芝生と同じようにエアレーションを行ってみる、効果はすぐに期待できないが、やらないよりはマシかも)クラピアのエアレーション (エアレーションの時期は5月~7月頃に行うと良さそう、8月以降のスパイキングでは、再被服しない所が出ました)クラピアに穴が空く 9. 山砂で肥料持ちも悪いせいか、液体肥料は効果が現れないのでやめた。 (根茎または新芽の動く春に追肥として芝生の肥料を使用している) (茎葉伸長の促進を目的に追肥としてマグァンプK小粒を使用している) (土壌に悪影響を与えないように100%有機 芝生の肥料を使用している) (施肥の量とタイミングは色々と試しています)施肥や病害虫防除時期のまとめ 10. 土壌細菌による病気発生を予防するために、殺菌剤を散布してみる。 (高温多湿が続きそうな時や、刈り込みを行った際の切り口消毒として、bモンカット水和剤bを使用しています)クラピアの病気予防 (耐性菌対策の為、殺菌剤のローテーションが必要と思い時々薬剤を変えて、グラステン水和剤を使用しています)クラピアを薬漬けにする 11. 芝生のような景観を望むなら、思い切って花を刈り込んでみましょう。 (あっと言う間にキレイなグリーンターフに早変わり、リール刃の芝刈り機を使用すると刈りカスの処理にも困りません)クラピア花の刈り込み 12. 刈り込みを続けると被服が緻密になるため、風通しが悪くなり病気予防には逆効果。 (蒸れ防止の刈り込みは、効果を確認できなかったので、ミツバチ対策と景観性向上と割り切る)クラピア花の刈り込みと病気 13. 晩秋(10月初旬~11月初旬)になり、Nの施用を少なくし、Kを多く与えた。 (夏バテの回復や、岩手の厳しい寒さに耐えれる抵抗力をつける目的で、微粉ハイポネックスを使用している) 14. 以降の育て方については「クラピアの育て方(3年目)」へ 拙い文章を最後まで読んで頂きありがとうございました、1年目の育て方と記事が重複している部分がありますが、生育結果から加筆修正を加えていきますので、あらかじめご了承ください。 クラピアの記事抜粋 クラピアの病気・クラピアの土壌流出防止・クラピアの備忘録 ---------------------------------------------------------------------------- ---------------------------------------------------------------------------- 当ブログの記載内容はあくまでも住宅の庭など狭い範囲に植栽されたクラピアの管理方法などについて紹介しています、畦畔、道路、河川、公園、太陽光発電施設などに使用しているクラピアは想定していません、またクラピアは植え付ける場所によって上手く育たないこともありますので注意して下さい、特に気候や日照、土壌環境は重要な要素ですメーカーや販売店のサイトに詳しく書かれていますからよく読んで下さい。 ※クラピア ® は、株式会社グリーンプロデュースの登録商標です。 ※ミドリス ® は、ミドリス株式会社の登録商標です。 ※アーシング ®(Earthing)は、株式会社アーシングジャパンの登録商標です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年04月25日 04時59分01秒
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