緑の温もりを感じる庭づくり〜クラピアちゃんねる〜

積雪期間が長く寒い地方でクラピアを育てている方は、この時期、特に雪解けから 5月下旬までの間は、クラピアの見た目の悪さが気になると思います、冬枯れのランナーが這いずり回り、その姿は異様でグロテスクに感じることもあるでしょう


何を隠そう、昨年は家のクラピアも、そういった感じでした、これは何とかしなければと思い、色々と思案ましたが決定打が見つからないまま、見苦しい期間を過ごしてしまった記憶があります。

春先に何とかしようとランナーを刈り込んでみても、手作業では量の多さに断念してしまい、刈払機でいっきに刈ろうとも考えましたが、ランナーの下の新芽が気になって、なかなか実行には移せませんでした


さて、そこで考えたのが、冬枯れが始まる前に、出来るだけ低く刈り込むことです、1年がかりの挑戦になってしまいましたが、その結果がやっと出たので報告します。

昨年、最後の刈り込みをしたのは 9月の初旬でした、もう、この頃になると、クラピアの成長も鈍くなってき、花数も少なくなります、咲き終わって茶色になっている花茎と共に、刈り込んでみました。


1.5cmの高さにカットします これ以上低く刈ると、一番下にあるランナーまで傷つけそうなので、その辺は気を付けて慎重に高さを調整しました。

これで、準備完了、後は、ほっといても雪の下になるので、翌年の 3月初旬までは、しばしクラピアとお別れ、何もかも白一色の世界に突入です


いよいよ、春になりました、昨年同様に、雪解けが始まると、冬枯れのクラピアが顔を出してきました、すると、どうでしょう、かなり低さが保たれたままの冬枯れ状態です


クラピアの冬枯れは、全体に灰色に枯れた後、まず、葉っぱが朽ち果ててなくなります、するとランナー（匍匐茎）だけが残るので、余計に見苦しくなります。

しかし、刈り込みをすると、ぜんぜん見れる感じになりました、ランナーのグロテスクさも、だいぶ感じられなくなったので、刈り込みの効果は大きいですね。

さらに、今年はサラッと砂を敷きました、葉っぱが朽ち果てた時の、ランナー隠しのために入れるので、厚みは数ミリ程度で充分です、レーキを使って平らにしましょう


この目砂入れは、不陸の調整、萌芽の手助けも兼ねますが、一つ欠点があって、回を重ねると地面が高くなってきますので、毎年行うには注意が必要です（目砂入れの様子）


目砂を入れると、真っ平らのグランド状態になります、これなら何とか見た目も我慢できる範囲内かな、これが約 1ヵ月ほど続きます、この間は何とも寂しいですが、雑草取りでもしながら辛抱強く待ちます。

そして 4月初旬、待ちに待った、クラピアの芽吹きです、ハッキリ言って今回は感動しました、秋からの苦労が、いっきに結果に結びついた感じです、この萌芽のスタイルこそ、思い描いたクラピアの芽吹きでした


何もない所から、ピョコピョコと芽が出る感じは、とても躍動感を感じます、日に日に緑の範囲が広がっていく様は、毎日見てても飽くことがないでしょう




昨年は、萌芽が完了する 5月下旬まで、只々、早く緑にならないかなーと、時が経つのを待っていましたが、今年は芽生えの姿を楽しめる期間に変わりました


積雪期間が長く寒い地方でクラピアを育てている方は、一度、秋に刈り込んでみてください、今までとは違った春の萌芽を体験できると思います

当ブログの記載内容はあくまでも住宅の庭など狭い範囲に植栽されたクラピアの管理方法などについて紹介しています、畦畔、道路、河川、公園、太陽光発電施設などに使用しているクラピアは想定していません、また生育状況は植え付けた地域の気候及び土壌環境や植栽方法によって左右されます、全てのクラピアが記事の内容と同じになるとは限りませんのでご了承ください。

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