テーマ:グランドカバー(1522)
カテゴリ:クラちゃんの庭
クラピアの説明書きには「クラピアに最低必要な日照時間は 3時間です、芝は 5時間程度必要ですので芝よりも耐陰性が高いといえます、クラピアは3時間未満の日照時間の場所では生育が遅くなり、終日日陰ではヒョロヒョロと立ち上がり匍匐性が発揮されません」と書かれている。 住宅の庭にクラピアを植栽しようとされている方で日照時間を気にされている方も多いはず、広い敷地で障害物が全くない方は問題ありませんが、区画販売された宅地だと隣家に囲まれているケースがほとんどだと思います。 実際にどのような状況になるのか我が家を例に説明してみます、まず最初に日照時間は「 3時時間必要です」と言うのはクラピアの生育期での話です、ご存知の通りクラピアは冬枯れしますので冬の間は太陽が無くてもさほど影響はありません。 大まかに言うと春分(3月 20日ころ)から秋分(9月22日ころ)の間に太陽光が十分に庭に入るのであればクラピアは問題なく生育します、下に我が家と隣家の位置関係を書いてみました。 隣家の軒と南中高度で日照範囲を見る 3月5日の雪どけで太陽の高度が分かる 実際に春分前の定点観測画像と比べてみても図面の位置関係のように雪がとけているのが分かります、このことから萌芽期の4月に入ると我が家では日陰が出来ない状況になります。 目の前に高い塀があるとか 2階建てのお家がすぐ隣に立っているので日照は大丈夫かと思っている方は、お住まいの地域の緯度と障害物の高さと距離からある程度の判断が出来ます。 春分・秋分の太陽南中高度 = 90度 − 計測点の緯度、東京でしたら90 − 35 = 55.0(度)になりますので、上の図のように紙に実際に定規を使って書いてみると良いでしょう。 ---------------------------------------------------------------------------- ---------------------------------------------------------------------------- 一日中お日様があたる庭が理想ですが、日本の住宅事情を考えると簡単にはいかないでしょう、販売店ではクラピアの必要日照を最低 3時間と書いていますが、実際に育ててみると 3時間という半日陰はかなりギリギリの線です。 冬枯れる期間は3か月程度です 雪がない時期は緑の絨毯を提供してくれるクラピアです 芝生と同様に 5時間程度ないと病気がちで上手く広がってくれません、被覆がスカスカの状態になることが多いので、半日陰だとクラピアには不向きだと思ってもらった方が賢明です。 メーカーのサイトにはクラピアは午前中しか光合成していないと言うことも書いていますので、もしご家庭の庭が半日陰であれば午前中の光の方が好ましいということも付け加えておきます。 当ブログの記載内容はあくまでも住宅の庭など狭い範囲に植栽されたクラピアの管理方法などについて紹介しています、畦畔、道路、河川、公園、太陽光発電施設などに使用しているクラピアは想定していません、またクラピアは植え付ける場所によって上手く育たないこともありますので注意して下さい、特に気候や日照、土壌環境は重要な要素ですメーカーや販売店のサイトに詳しく書かれていますからよく読んで下さい。 ※クラピア ® は、株式会社グリーンプロデュースの登録商標です。 ※ミドリス ® は、ミドリス株式会社の登録商標です。 ※アーシング ®(Earthing)は、株式会社アーシングジャパンの登録商標です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年02月28日 18時27分26秒
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