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テーマ:グランドカバー(1593)
カテゴリ:クラピア(2025年)
今年の夏は尋常じゃない暑さでしたね。そのせいか、秋になって急に庭の"住民"たちが騒がしくなった気がします。特にクラピアの絨毯を眺めていると、なんだかいつもと違う…そんな違和感を覚えることが増えたんです。 クラピアの美しい緑に突然現れる小さな土の山、そう、ミミズの糞塚です。今年は本当に多い!例年の倍どころではないかもしれません。まるで小さなモグラが何匹も住み着いたかのように、庭のあちこちが盛り上がってしまって…。 以前の私は、この見た目の悪さに耐えられず、すぐに殺虫剤や忌避剤を多用していました。なんとかして根絶したい、という気持ちでいっぱいだったんです。でも、その努力は一時的なものにしかならず、薬を使うことへの罪悪感も大きくなっていきました。 ![]() ![]() ![]() でもある日、ふと思ったんです。『この糞塚、本当に悪者なんだろうか?』と。 実は、ミミズが土を食べた結果できるこの糞塚は、言わば天然の肥料であり、彼らが地中を這い回ることで、土を耕し、水はけを良くしてくれるという、ありがたい役割を果たしているんですよね。 『殺虫するのではなく、むしろ感謝しなければならない』。この考えに至ってから、私のガーデニングのスタイルは大きく変わりました。彼らはクラピアの元気の源になってくれていたんです。 とはいえ、見た目が気になるのも事実。そこで私が編み出したのが、『乾燥を待って一掃する』方法です。 湿った状態で触るとドロドロして大変ですが、糞塚が乾いたらチャンス! 固めのナイロン製ホウキでサッと掃くだけで、粉々に崩れて土に馴染んでくれます。この『仕上げ磨き』のようなひと手間だけで、庭の景観は一気に回復しますよ。 ---------------------------------------------------------------------------- YouTubeにクラピアの話題をアップ クラピアの糞塚対策にはミミズに優しいコレ! クラピアは本当に「植えてはいけない」植物? 庭の雑草対策にクラピアを植えたけど結果は? また、厄介者といえばコガネムシの幼虫。クラピアの根っこを食べてしまうので、しだいに茎葉が赤茶けて変色し、幼虫がいる場所は丸わかりです。 以前ならオルトランなどを撒いて必死に駆除していましたが、最近は『全てが枯れるわけではない』と、ある程度の被害は許容するようにしました。少々赤茶けても、クラピアは生命力が強いので、時期が来れば再び力強く緑を広げてくれることを知ったからです。 完璧な緑を目指すことよりも、自然のサイクルを尊重することが大切だと気づいたのです。 ![]() ![]() ![]() このように、私はようやく『虫たちと共存するガーデニング』の楽しさにたどり着きました。彼らを根絶しようとするのではなく、庭の生態系の一部として受け入れること。 完璧を目指さない『引き算のガーデニング』を始めてから、クラピアは以前よりも生き生きと、そして私自身も気持ち良く庭と向き合えるようになった気がします。 大切なのは、人間と虫との『バランス』。今後も、この小さな庭の生態系を見守りながら、クラピアとの暮らしを楽しんでいきたいと思います。 ---------------------------------------------------------------------------- YouTubeにクラピアの話題をアップ 納豆菌 vs 炎天下!クラピア移植、衝撃の結末 刈り込んだクラピアの上をまっしぐらに歩く猫 クラピアを植えるよ!こんだけ大きくなるよっ ※クラピア ® は、株式会社グリーンプロデュースの登録商標です。 ※ミドリス ® は、ミドリス株式会社の登録商標です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025年10月06日 05時00分03秒
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