開運千社札

2016/06/05(日)05:30

きのうで地震保険が失効 さてどうする?

雑学(779)

きのうで地震保険が失効しました。その保険は大学時代の友人が保険代理店をしていたので5年前に入った保険です。 保険金額は5年間で33万円ちょっと。 この5年間、家に被害が出るほどの大災害はありませんでした。屋根瓦ひとつ飛ばず、結局、保険金は丸損です。一銭も戻ってこない掛け捨ての保険でした。 更新するか、他の保険に切り替えるかで相当迷いました。すでに大学時代の友人は保険代理店を廃業しているのです。(ネット保険の安さに対抗しきれなくなって) アタシの家は高台の一軒家ですから、水害の危険性はほぼゼロ。怖いのは地震と火災だけです。そこに友人から契約を引き継いだ「顔の見えない相手」から書類が送られてきて・・・契約更新をする気を完全になくしました。 すでに友人と契約していた自動車保険もネット専業の三井ダイレクトにチェンジ済みです。(保険金額は半分以下。ネット専業は人件費が少ないので断然安い!) もちろん、5年間の保障で33万円は払えない金額じゃありません。大地震で家が潰れたら困ります。万が一の火事にも備えなければいけないし、何かしら保険は必要でしょう。 地震保険は火災保険とセットになっているので、丸腰じゃ不安すぎますよね。隣の家が火薬工場なんてこともあるし・・・ そこで、地震保険、全国共済、JA共済などをネットで比較したんです。 調べて驚いたんですが、意外に地震保険の加入者って少ないんです。東京・神奈川でも未だに20%台。その他の共済を含めても50%足らずでした。 いったい巨大地震が首都圏を襲ったらどうなるのか? 兵庫県の知事は「チャンス」なんて言ってましたねー。(あいつバカですな) 冗談じゃありません。それはもう国家存亡の危機ですから、関東大震災で関西だけが浮かび上がるなんてことはありません。 そんな危険性があるのに、永田町の埋蔵金を定額給付金としてバラまいていいのか? たとえ埋蔵金があったとしても、万が一のために取っておくべきでしょう。 もし首都圏を巨大地震が襲ったら、復興に何十兆円もかかると思います。(ケタが違ってたらごめんなさいよ。地震の規模によりますから) わが国における地震保険制度の位置付けと課題 (PDF) だいたいねー、地震保険には注意書きがあって、支払い限度額が予め決まっているんです。もし、何十万戸も家が潰れたら1000万おりるはずの保険金が100万とか200万に減額される危険性が高いんですよ。 しかも、「半壊」以上の被害でないと見舞金ぐらいしか出ないのです。先日、岩手県で起きた地震で半壊以上の被害が何戸あったと思います? ※震度と被害に大きなズレ 「6強」なのに全半壊ゼロ : 岩手北部地震(Yomiuri Online から見出しのみ引用) 日本の木造家屋って意外に強いんです。中途半端な地震じゃ潰れません。震度7以上の巨大地震でなければ保険金は下りないと思った方がいいでしょう。 しかも、関東大震災並みだったら、保険金を大きく減額されてしまうのです。家を新築できる額なんて絶対出ません。 だから、とりあえず全国共済に入って様子をみることにしました。地震保険の出費を抑えて、来たるべき投資の大チャンスに備えようという考えです。 全国共済の場合・・・ 地震等による半焼・半壊以上の被害にご加入額の5% 最高 300万円まで。加入住宅の被災によりご加入者やご家族が死亡された場合 、死亡には1人100万円(5人分まで) うちの場合、掛け金は年3万円ほどになりましたが、共済は掛け捨ての保険とまるで違います。営利目的ではないので、大災害が起こらなかった場合は割戻金があるんですよ。 全国共済の場合、2007年の実績で40%ほど割戻金がありました。つまり、3万円掛けて1万2千円ほど銀行口座に戻ったのです。(実際に払った金額は年1万8千円ほど) 地震保険は考えれば考えるほどバカバカしい保険です。もし、ジョセリーノみたいな人がいて、「1ヶ月以内に必ずマグニチュード9クラスの地震が来る」と予言したら、その時初めて『入ろうかな?』と悩めばいいんです。 ジュセリーノ予言集2 だから、手持ちの資金を投資で増やせる見込みがあるなら、投資金額を少しでも増やせるように「共済」でいいんじゃないかと・・・ もちろん、アタシの考え方を押しつける気はありません。要は、何があっても困らないだけの貯蓄をするべきだってことです。首都圏を巨大地震が襲ったら、地震保険なんて気休めにしかなりません。新築し直せる金額なんて絶対出ないんですから。

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