開運千社札

海老名に行くと、しょっちゅう献血バスに出くわす。

「現在、A型とO型の血液が不足しています。是非、献血にご協力をお願いします」

どういうわけかA型がいつも不足している。いつでもどこでも「A型、A型」。まるで「他の血液型の方は素通りしていただいて結構です」というぐらい「A型、A型」と言われる。

『A型ってケチなの？』

血液型占いなんて絶対信用しないつもりだが、こうもA型ばかり不足すると、『やっぱA型って・・・』と思ってしまう。

どの血液型の人も同じような確率で輸血を必要とするだろう。だとすれば、A型がいつも足らなくて、AB型は滅多に不足しない理由の説明が付かない。

不思議だーーー！

『A型はいっぱいいるから、私は勘弁して。今いそがしいんだから』

こういう人が多いのかもしれない。別にケチじゃないが、「私がやらずに誰がやる！」とは考えないのだ。

そう考えるとAB型が滅多に不足しない理由の説明は付く。日本人でAB型の人は約10%しかいない。だから、家族以外でAB型同士が出逢う確率も低かろう。感覚的に「AB型は少ない」ということがわかっているから、協力する気になるのだと思う。


アタシの献血状況だが・・・医薬品メーカーに勤めていた頃は年に2，3度していた。

病院に行くと、外から見えないところに献血バスがいるのだ。

そして、病院に入って薬局長や事務長に会うと、すかさず言われるのだ。

「やぁ、○○くん。ちょうどいい、きょうは献血していきなさい！」（ほとんど命令口調）

なにが「ちょうどいい」のかというと、どうせ病院の中でやることと言えば、その辺をうろついて医者のゴキゲンを取るだけだからだ。これほど「ちょうどいいカモ」は他にいない。

だから、大病院に来る献血バスはショッピングモールに来る献血バスと違って大盛況。事務長や薬局長が見張っていれば、メーカーの人間がゾロゾロと献血バスに吸い込まれていく。

まるでゴキブリゾロゾロのように。

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でも、医薬品メーカーを辞めてからは一度も献血していない。別にケチじゃないが、海老名に行くときは映画がはじまる時間を見て行くから、30分以上時間が空くことがないのだ。

さーて、みなさん、献血してますか？ 今度、献血したらケータイのカメラでリポートしまーす。