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2017.06.01
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カテゴリ:雑学
母が亡くなったあと、母方の伯父さん家族と6人で家族葬を済ませた。そのあと、父方の叔父達に電話。

「お墓について話し合いたいので、小平霊園に集まりましょう」

ちょうど5月26日が祖父の命日だったので5月26日を選んだ。

*伯父とは、父母の年上の兄弟。叔父とは、父母の年下の兄弟のことである。

5月26日(雨のち曇り)

父の葬儀以来、約8年ぶりの再会だった。父が長男で1926年生まれ。三男の叔父が1933年生まれで現在83歳、四男の叔父が終戦間際の1945年生まれで現在71歳だ。(次男は去年亡くなっている)

*四男の叔父は、父と19才も歳が離れていて、私にとっては兄のような存在。三男の叔父は子供の頃、近所に住んでいた。(新宿区霞岳町:現在建て替えている国立競技場のそば)

「父の戸籍を見たら、出生地が東京府東京市神田区になっているんですが、今のどの辺ですか?」

三男「神田駅から徒歩2分ぐらいかな。今川橋のそばで、山梨中央銀行(東京支店)の真ん前だった。空襲の時は山梨中央銀行の地下に避難したのを覚えているね」

*現在の千代田区鍛治町一丁目である。

「父は家からタコ揚げをしたら、東京駅の上まで飛んだと言ってました」

「そう言えば、二階の物干し竿に太いタコ糸が巻いてあったな」

Mapion キョリ測で調べてみると、東京駅まで約1.2kmも離れている。少なく見積もっても約1kmは飛んだのだろう。三男の叔父は、当時まだ幼かったようで、この話は初耳だったらしい。

「叔父さんは今、何をしてるんですか?」

四男「いろいろやってるよ。今年はスキーを20日間やった。八方尾根、菅平、八幡平・・・」

「スゴイですねー。お金かかるでしょ」

「うん、だから今もタクシーの仕事を週3日やってる。年金だけじゃ足りないからね」

「その他には何を?」

「弓道をやってる。最近六段を取ったんだ」

「えっ、なぜまた弓道を?」

「うちの家紋は丸に矢違いだろ。先祖が弓の名手だったんじゃないかと思ってね」


「なるほど、そう言えばそうですね。墓石の家紋が丸に矢違いだ」

三男「先祖の戸籍を見たことがあるんだけど、明治時代は士族だったらしいよ。大昔は名古屋の北の春日井あたりの豪族だったんだと」

「へぇー、知らなかった。先祖が名古屋に住んでいたことは知ってたけど」

四男「他にも奇術とか、日本語教師のボランティアとか、スケジュール帳がびっしりだよ」

「うわーっ、目茶苦茶アクティブですね。奇術なんてやってましたっけ?」

「20年ぐらい前にはじめたんだけど、今は200ぐらいネタ持ってるよ。やる前に練習しないと『あれっ、どうやるんだっけ?』なんてことになっちゃうけど」

「手を縛って袋に入れた女性が幕をかぶせた途端に脱出して、代わりにアシスタントの女性が袋から出てくるイリュージョンを見たことあるかな? あれもできるよ」

「えー、本格的じゃないですか」

「キッカケはデパートのマジック用品売り場なんだけどね。通ってるうちにハマっちゃってさ」

「うちのオヤジは競馬しか趣味がなかったから老後はダラダラしっぱなしでしたよ。オレも見習わないとなー」

*三男の叔父は趣味でパソコン教室のボランティアをしていた。

というわけで、「趣味は老後の健康に欠かせない」ということを実感したね。やりはじめるのが遅い早いは関係ないので、何かひとつぐらい一生続けられる趣味を持ちましょう。

当日はオヤジが撮った昔の写真を何枚か持参したのだが、それに叔母さん達も写っていた。(四男二女の六人兄弟)

長女は明治神宮外苑にあった東京ボウリングセンターの事務をやっていて、東京ボウリングセンターの技師と結婚したんだよね。

三男「東京ボウリングセンターができたばかりの頃、あそこでバイトしたことがある」

「どんなバイトですか?」

「まだその当時は自動ピンセッターがなくてさ、ピンボーイが裏でピンを並べてたんだよ」

「マジで?!」

「それが目茶苦茶大変だったんだよ。手動のピンセッターにピンを素早く入れるだろ。それをレバーを押し下げてガチャンとセットするわけだ。すると、すぐにボールが来てピンが倒れる。また素早くセットする。またすぐにボールが来る。モタモタしてると客が文句を言う」

「プレッシャーきつそうですね」

「重労働だし、プレッシャーもきつかったね。でも、楽しみもあったんだよ。最後のゲームは必ずガターなんだ」

「なんで?」

「ごくろうさん・・・てことさ。ボールの指穴に百円札がねじ込まれてた」

「百円札・・・」

「その頃の初任給って1万3千円ほどだったんだよ。だから目茶苦茶うれしかったね」

「やっていたのは、相当な金持ちだったんでしょうね」

「うん、当時は金持ちの遊びだった。ブームになったのは1970年頃かな。中山律子がテレビに出てきた頃だ」

とまあ、こんな話で盛り上がった一日でした。当時の百円札は今だったら二千円札ぐらいの価値があるかもしれないね。





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Last updated  2017.06.01 04:29:26
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